株侍Proが相場と世の中を斬る!

現役プロ証券侍が行う世直し! 戦国の世を生き抜く!

20年前のIT相場との類似性(3)

👽あ~旨かった♪

 

 

😀お帰り。遅かったねえ、

 

 

👽さすがに帰れま全(部)!やるとなかなか帰れないねえ~

 

 

🥶ガスト全メニュー制覇したのかよ!

 

 

👽地球に来るの「たまに」だからねえ。

     せっかくだし。

 

 

👽さて、前回は「初代IT相場」で、いくつかの伏線が絡み合って、1つの方向に行き着き

 

「米国」による「米国」のための「IT相場」

 

となった流れと、簡単な仕組みを説明したが

 

👽今回はどうかな?

 

 

👽今回の発端はリーマンショックにまで遡るんだけど。

 

 

👽リーマンショックに対する米国の反応はとても早かったわけ。

 

👽日本が1990年代に不良債権を放置し続ける事、ほぼ10年だったのに対し、米国は株価下落が始まってから、わずか1ヶ月。

 

👽もちろん予兆はあったわけで

 

👽2007年7月に、公には初めて「サブプライムローン」の危険性が囁かれ始めたわけ。

翌月から日本株は下落。しかし米国株は大きな調整に入る事なく、翌年10月に株価がようやく下げ始めたわけ。

 

👽そこで、すかさず翌11月に最初の資金供給「QE1」が行われたの。行動が恐ろしく早い。これが米国の凄い所だね。

 

👽残念な話だけど、日本人は決断と行動が遅すぎるのよ。そもそも客観的な分析もないしね。主観的過ぎるのよねえ~。

短い期間、狭い範囲。つまり、「自分の足元しか見てない」って事なんどけど。

 

👽だから事と被害を大きくしてしまい、チャンスを逃し、危険な状態をチャンスと履き違えて、また被害を被り、思考停止して、また被害を大きくして、チャンスを逃す。

この繰り返しだね。

 

👽でもね。悪いことばかりではないんだよ。

市場、そして資本主義の本質は「富の奪い合い」なので、「確率高く判断を誤って、自らの判断で負け組になる」人が多ければ、勝つのはそんなに難しくないわけ。

 

👽そのためには、客観的かつ俯瞰的に、そして、それぞれのプレイヤーの立場から物事を見て。「勝ち組」の考え方を理解する必要があるんだよね。あとは「流れと今の位置を理解する」ことかな?

 

👽麻雀に例えると、「負ける人」は下を向いて自分の手牌しか見てない。のに対し、「勝つ人」は場に出ている牌から、必要な牌が来る確率を推し測るだけでなく、他の三人のプレイヤーの様子や顔色を観察して、その人それぞれの性格を加味しながら、「どこで勝負して」「どこで降りる」かも残り牌の数も含めて考えながら、臨機応変に修正を加えながら回を重ねていく。

 

👽ポーカーとかもそうだけど、一見単なるゲームに見えるものでも、プロが圧倒的な強さを誇るのは、「小さな確率を引き上げる作業」を、たくさん、継続的に行うからなのさ。

 

👽あとは「自分の思い込み」に縛られる事なく、むしろ「常に自分の仮説を疑いながら」頭の中で検証を繰り返すことかな?

 

👽まあ、勝ち残る事を目的にするならば、そこまでいかなくても、それを目指す事で、徐々に勝率は上げられるはずだよ。

 

👽どうしたの?顔色悪いけど

 

🥶いいから、続けて下さい

 

👽了解。「QE1」の話までだったね。

 

👽その後、「リーマンブラザーズ」の破綻をキッカケとして、潰す金融機関と残す金融機関を線引きして、公的資金の注入を行ったんだけど、これも早かったね。

 

👽金融機関というのは、人間の身体に例えると血液(金)を身体(経済)に送り出すための心臓(金融機関)にあたるわけさ。

 

👽ちなみに、あなたが急に心筋梗塞になったらどうする?

 

🥶やな話ですね

 

🤔え~と

 

🤔まず「AED」を持ってきてもらって応急処置してもらって

 

🤔一刻も早く、救急車で病院に連れていってもらって、手術かなあ?確か、薬で血栓を溶かしたり、カテーテルで取り除いたり、最悪外科手術でバイパス手術というのも聞いた事があるぞ

 

👽そうだね。「一刻も早い応急処置」「病院での専門性の高い先生による治療」さらに「複数の治療の選択、もしくは同時処置」が必要だし、その後の、経過観察と体力を回復するための栄養補給、専門医の指導によるリハビリも必要だよね。

 

🤔ですねえ~

 

👽じゃあ、なんで日本人は30年前のバブル崩壊の時に9年も放置したの?

 

👽本人(銀行)が大丈夫!と言うのを盲信したようだし、国も「国民の血税を使う」のに躊躇したのが理由らしいけど。国民も当時反対してたよね。

 

👽一家の大黒柱のお父ちゃんが心筋梗塞で倒れた時に、「本人も大丈夫と言っているようだし、治療費がもったいないから、このまま様子を見よう」と判断するのと同じだよね。

死にそうになって、てか、一部が壊死(倒産)して初めて慌てて救急車呼んだんじゃなかったっけ?ほんと危なかったね。

 

🥶今さらそんな話をされても

 

👽今さらじゃないよ。また、違う形で起きようとしているから、言ってるんだよ。

 

👽心筋梗塞って、発作はある日突然起きるけど、原因はそうじゃないよね。

 

👽少しずつ、少しずつ、本人が気づかないうちに、血管が詰まっていくわけでしょ。

 

👽それと同じ事が今起き始めている事に気づいてないのかい?

 

🥶よくわかりません

 

👽いずれわかるよ。いやでも。

      5~10年ほど先かもしれないけど。

 

👽さて、話を戻そう。

 

🥶えっ?何が起きてるのか、教えてくれないの?

 

👽それは自分で考えなよ。

     自分で調べて考える事が何より大事。

 

👽また地球来た時に、気が向けば話すからさ。

 

👽長くなったのて、一旦小休止ね。

 

 

 

 

 

株式相場雑感!株侍Pro再登場!

こんばんは、株侍Proでごさいます🙇

 

 

忘れてませんか?

 

 

主役は👺👽ではなく

 

 

😀拙者ですぞ!

 

 

今日はゴールドマン・サックス(GS)による、半導体関連への投資評価引き上げや、ファーウェイへの制裁解除観測、日銀黒田総裁の緩和継続発言もあり、ハイテク中心に上げたのですが、なんとなく違和感を感じる1日でした。🤒

 

確かにいいんですよ。解釈として大枠は間違ってはいないのですが、半導体需要が底打ちした事が確認されるには、まだ3~4ヶ月程度は必要なんじゃないかなあ?

果たして、そこまでこの期待感は持つのだろうか?🤔

 

という疑問と

 

そもそも、半導体と一口に言っても、

その用途を考えると

①2020年問題を控えてのPC、サーバー需要

②2020年から本格化する5G端末需要

③大手クラウド会社のデータセンター向け需要

④車載向け需要

⑤家電向け需要(情報家電含む)

が主たる用途ですが

 

今回はあくまで①の話

つまり、システム更新需要で、マイクロソフトの思惑通り、PCが売れてるという訳で

インテルが増産に手をこまねいている間に高性能CPU(新商品)で刺したAMDと、メモリー御三家は(韓国サムスン、SK、米国micron)なのですが、韓国が日本とやりあって腰がひけてる間に、そのシェアを奪おうとしているmicron。ここが、メインであり、半導体全体が盛り上がる話ではないかと思うんですが。🤔

 

そして

②~⑤は来年の話かと思うんで、まだ早い気が😅

 

あと、もう1つ

 

今朝「モーニングサテライト」を見た方なら覚えているかもですが、

「過去5年間において、今のような閑散相場は2回(前回の消費税引上げ時と米国大統領選時)あり、どちらもその後1年間は株価が上昇している」

「ならば、と思いがちだが」

「今回は下げのリスクに警戒すべき」

「その根拠として、非鉄金属指数や企業の経常利益率」が上昇していない。

「よって、買いの好機はまだ先ではないか?」

 

というものでした。

 

この時私が思った事を述べておくと

①チャートをよく見ると、2回とも上昇前に短い調整(下振れレベル)を行い、その直後から上昇に転じている。

②同様の事は今回も起こりうる

③その調整が起こるのであれば、FRBの理事会(FOMC)の空白期間が生じる、8月~9月中旬の可能性が高い

④そこが買い場ではあるが、ターゲットを絞るべき。

⑤上記はあくまで日本株の場合である。

⑥米国株については、ターゲットでかつ、短期的に買われ過ぎてなければ、既に打診買いは始めておいた方がいいかも。

⑦ちなみに、指標や統計等で完全に底打ちを確認してからでは遅く、相場の動きはそれより早いと思われる。

 

全ては来週のFOMCが終わってから🤗

 

 

20年前のIT相場との類似性(2)

👽戻ったよ

 

🙃今回は早かったねえ

 

👽今回?

 

😯いや、なんでもないよ

 

👽日本で金融危機が起こったもう1つの理由はね

 

👽1980年代のバブル期の処理を先送りして、隠していたからなんだよ

 

👽いわゆる「不良債権問題」だね

  

👽貸し出し先は借金を絶対に返せない状況なのに、それを銀行は損失処理しないで先送りにして、さらに、その企業を潰さないために、さらにお金を貸してたわけよ

 

🥶天下の銀行がそんな事してたの?

 

👽うむ、そこをつかれた訳だね

 

🤔誰に?

 

👽いわゆる「何でもアリ系ヘッジファンド」になるのかな?

当時はジョージソロス率いる「クォンタムファンド」がまだ全盛を誇っていたからねえ

 

👽まあ、確たる証拠はないが、「アジア通貨危機」で、ジョージソロスはマハティール率いるマレーシア政府と戦ったのは有名な話だね。同じように、日本も仕掛けられたのだと私は見ているよ

 

🤔ふ~む、見えない所でいろんな動きがあったんだねえ

 

👽そう、その「目に見えない仕組み」「目に見えない動き」をどれだけ確率高く推し量れるかが、相場にとって最も大事な事であり、それができのが、本当の「証券のプロ」ってやつなんだろうね

 

😀ここの「株侍Pro」さんてどうなんだろうね?

 

👽こらこら、ヘタな事を言うもんじゃない!

 

😀なんで?

 

👽ここでヘタな事言って、この先出番がなくなったらどうするのだ?

 

👽まあ、そういうことで、1990年代後半には3つの「危機」が訪れたわけだよ

 

😯「危機」が来るのと、経済と相場が活況→バブル化するのに、何の関係があるの?

 

👽いい質問ですね~

 

👽・・・・・・

 

👽何か突っ込めよ

 

😐️池上彰も好きなんだ

 

👽そこに金融政策と財政政策が絡んでくるのだよ

 

👽3つの通貨危機が断続的に起きることで、世界の中央銀行は「資金供給」を行う必要が出てくるの。

 

🤔なぜ?

 

👽資金供給には、大きく4つの役割があって、

①世の中に資金を行き渡らせる事によって、(いわゆる金余り)経済を活性化させる

 

②それによって、金利に低下圧力もかかるので、より経済が活性化しやすくなる

 

③同じく「金余り」によって、人々の心理的ショックを和らげる効果がある

 

④一部の金は株式市場に流れ込む。これが更なる経済の好転に心理的に影響する

 

👽そして、この頃欧州通貨「ユーロ」が登場!資金供給に拍車をかける

 

👽時を同じくして「見るインターネット」から「使うインターネット」へと、ネットサービスが飛躍的に延び始める、

 

👽こうして、およそ10年がかりで、経済と株式市場は、調整を繰り返しながら、ロシアショックのあった98年を境に、三段目の上昇、いわゆる最終局面へと向かったのじゃ

 

👽そして、相場は急騰!

 

👽ただし、それまで、総花的に上昇してきた相場は一変、三段目で急騰したのは、ほぼIT関連の企業のみ。他は動かないか売られる

 

👽アメリカは上昇過程だったFFレート(短期金利)を一度三回に渡って下げるも、再び利上げに入る。しかし勢いづいた経済と相場はもう止まらない

 

👽そして、2000年問題(コンピューターチップが誤作動を起こすかもしれないという事態から、企業のシステム更新需要が爆発的に伸びた)の完了と共に、「資金吸収」が行われ、再び相場は一変。およそ3年に渡る下落相場に突入する。

 

👽ここで相場下落の要因を整理すると

 

①「2000年問題」により発生した大規模な「システム更新需要」が終わってしまった事による、「需要の大幅減」

 

②「インターネットブーム」による、パソコン、携帯電話を1999年の年末商戦までで、多くの人が買ってしまったので、「需要が頭打ち」になった

 

③株価が急上昇したことで、業績では説明がつかないほど割高になってしまい、「後に剥げ落ちる糊代」が大きくなってしまった。

つまり、「バブル」により「ドボン」の種が十分な形成されてしまった。

 

④相場の一番のエネルギー源である「お金(リスクマネー)」の市場への供給が限界に達した。そして、大元の「お金(資金供給量)」も減少した事による、いわゆる「ガス欠」

 

⑤この大規模な「資金吸収」が相場崩壊の引き金を引いた

 

ということなのさ

 

👽このIT相場の形成と崩壊の仕組みをよく覚えておいてね

 

👽じゃあ、ちょつと飯食いに行ってくるよ

 

 

🥶今度は火星あたりに?

 

 

👽いや、ガスト

 

 

👽期間限定「ガストバーガー」🍔食べてくる

 

 

👽「チーズインバーグ」入ってるんだぞ!

 

 

 

 

🥶通過ぎるやろ!

20年前のIT相場との類似性(1)

👽やあ

 

 

🥶あなたは誰ですか?

 

 

👽通りがかりの宇宙人だよ

 

 

😟今度は宇宙人かよ!

 

 

😟で、地球に何のようですか?

 

 

👽20年ぶりに寄ってみたんだけど、あれからいろいろあったようだね

 

👽たぶん地球人は20年前の事なんか忘れちゃってると思ってさ

 

👽我々文明人が教えてあげようも思って

 

 

😟我々も文明人なんてすが・・・・  

 

 

👽なら今と20年前の相場の類似性と相違点はわかってるんだね?

 

 

🥶そ、それは・・・・

 

 

👽ほら、君達地球人は意外と歴史に習わないからねえ

 

 

🥶なんか、言われたい放題だ

 

 

👽まあ、遠慮するなよ。乗り掛かった星だしさ、話を聞くだけでも役に立つかもよ

 

 

🤔う~ん。じゃあお願いしようかな?

 

 

👽そうこなくっちゃ

 

👽今から20年前に「IT相場」ってあってね。後に「ITバブル」って、君らは呼んだようだけど。

 

👽その過程をまず話すね

 

🤔ふむ

 

👽時は1980年代。日本はバブル期真っ盛り。米国経済を脅かすほどの規模になっていたわけ。対して米国は経済不調。

 

👽米国は日本が不公正貿易をしていると、言い始め、まずは自動車、次に半導体の取引条件(数値目標)を日本に要求。

 

👽特に半導体は電化製品だけでなく、軍事にも関わる事から、「国の安全保障上の問題」として、厳しく日本を追及したの。

 

🤔へえ~、なんか今の米国と中国の関係と似てるねえ

 

👽そうこうしているうちに、日本はバブルが崩壊。経済が落ち込んだ日本に対し、米国は容赦なく「半導体の取り決めを守っていない」とさらに厳しく追及。

 

👽同時に「情報スーパーハイウェイ構想」をぶちあげたわけ

 

😟それって?

 

👽米国は昔、全米に高速道路網を作って経済を活性化させた経験から、元は軍事技術として開発されたんだけど、全米に高速通信網を整備して、各拠点にあるサーバー、あるいはパソコンをつないで、データ通信を行うことで経済を活性化させようとしたわけさ。

 

😀それって、今で言う「インターネット」の事だね

 

👽その通り、ただし、政府主導では予算が足りない事がわかり、結局民間主導で行われる事になったの。

 

😀その民間って?企業かなあ?

 

👽その通り、その代表は半導体の「インテル」とソフトウェアの「マイクロソフト」、そして、通信会社の「AT&T」これらが中心となっり、マルチタスク機能を搭載した「ウインドウズ95」の発売と共に、インターネット環境が爆発的に普及していくわけ。

 

👽ここで何か気づかないかい?

 

🤔なんだろう?何かと似ているような。

 

🙂あっ

 

🥶だから日本の半導体企業を叩いたのか

 

🥶日本を弱らせて、中核になる所を自国企業に抑えさせる・・・

 

🥶それって、今回のファーウェイ事件と同じじゃん

 

👽そうだね。それがアメリカという国の凄さでもあり、怖さでもあるんだよ

 

👽幸い日本の場合は、政府が米国に従順なので、企業やオーナーが直接攻撃されずに済んだ所に違いはあるけどね

 

👽自分が抑えたい所に人がいたら、無理やりどかしてでも、そこを取る

 

👽まるで、ジャイアンだね

 

😟ドラえもんかよ

 

😟じゃあ、日本は?

 

👽スネ夫かなあ?

 

🥶聞くんじゃなかった

 

👽金持ってる、ジャイアンにすり寄る、あと・・・

 

🥶もう、いいから続けて

 

👽当時マイクロソフト(ウインドウズ)とインテルを合わせて「ウインテル連合」と呼んだんだけどね。

 

👽この「ウインテル連合」がウインドウズ95

で、ほぼ、その座を手にしたあと、1つの動きが起きるの

 

🤔動きって?

 

👽アジアがバブル化するのさ

 

👽ネタは97年7月の「香港の中国への返還」

 

👽香港は中国という後ろ楯を得る、中国は香港という先進国への玄関口を得る。そして、「WIN-WIN」の関係で益々発展する。

という触れ込みね。

 

👽これに向かって、香港はもちろんのこと、東南アジア諸国の株式市場が、急成長、バブル化したの

 

👽当然「バブル」と「ドボン」はセットなので、香港返還を境に相場は急落

 

👽そして、アジア経済は落ち込み「アジア通貨危機」が発生したのだよ。

 

🤔なんか年単位のダイナミックな動きだったんだねえ

 

👽そうだね。経済はいつもダイナミックさ

 

👽君達にはよく見えてないようだけどね

 

🥶なんか一言多いな、上から目線だし

 

👽だって宇宙人だもん、見るの上からじゃん

 

🥶・・・・・・

 

👽で、「アジア通貨危機」は、さらに「ロシアショック」を引き起こすの。ロシアが「借りた金返すの少し待って!😱」て、手を挙げちゃったわけね

 

🤔なんで?

 

👽ロシアという国の経済規模は、「エネルギー(石油、天然ガス)事業」が2/3を占めるのね

 

👽アジア経済が落ち込めば、石油の値段は当然下がる訳で、するとロシアは収入で国家運営を賄えなくなるわけさ

 

👽実際に、原油価格は半分以下にまで下落

これが世界経済のピンチだと大騒ぎになったわけ

 

🤔なるほど

 

👽さらに、時を同じくして、日本もアジア経済の低下の煽りを受けたわけ。

 

😟なんか金融機関や保険会社、建設会社とか潰れましたね

 

👽それそれ、でも実はそれだけではないんだよね

 

🤔というと?

 

👽ちょっとトイレ行ってきていい?

 

😟いいけど、トイレはそこね

 

👽いやちょっと月まで行ってくるよ

 

🥶なぜ?月?

 

👽だって重力地球の1/6だぜ

 

👽てことは、よく飛ぶよ、楽しいよ

 

 

😟意味がわかりません

 

 

👽まあ、それまで「いい子」にして待ってな、B.A.B.Y.!

 

😯は~い

 

正しい分配型投資信託(ファンド)の考え方(2)

👺戻って来たぞい



👺おお、まだおったのか?



🥶いや、あんたが戻ってくるって言うから

 

🥶しかし、長い厠だな

 


👺コンビニで立ち読みしてきたんじゃ

 


🤔どんな本を?

 

 

👺「投資信託の全て」

 

 

😟ネタの仕入れかい!

 

😟てか、そんな本コンビニに置いてないでしょ

 

😟でも、コンビニで立ち読みしている天狗👺

      っていうのもなかなかシュールだな

 

😟で、どうしたらいいんです?

 

👺分配型ファンドの話じゃったな

 

👺本来、分配型ファンドがどうあるべきか?

 

👺ここで仮に「実績分配」の原則をとるとどうなるか?

 

👺前回話したように、金利水準の変動、海外債券の場合は為替の変動によって、分配金が毎回変わってしまうし、出ない時も出てくる。

 

👺債券ファンドを選ぶ人は、「株式ファンドほどの変動はいらないから、できるだけ安定的に推移して欲しい」というのが一般的なので、使い方さえ誤らなければとても有効なツールなのに、これでは購入者は限られてしまう。しかも、毎月分配の意味がない。

 

👺そこでじゃが、現実的な道として「実績分配」の考え方からは外れてしまうかもしれんが、「インカムゲイン(金利、配当収入)」相当を計上するのが、最も妥当だと思われる。

 

🤔じゃあ、今のままでいいってこと?

 

👺いや、実はこれですらズレが生じているファンドが意外と多いのじゃ。

 

👺インカムゲインが生じるファンドには「平均最終利回り」もしくは「平均配当利回り」というのがあって、これは月次報告書に出ているのじゃ

 

👺本来はこれと分配型利回りがほぼ合致する事が望ましいし、設定当初はだいたい同じなんじゃが、これが様々な理由でずれてくるのじゃ

 

🤔様々な理由って?

 

👺例えば、為替や金利水準の関係でキャピタルゲインが上がってくると、ファンドマネージャーがそれを分配金にいれようとしたり、逆にキャピタルロスが出たり、ファンド内の利回りが低下しても、分配金利回りをそれに合わせて下げなかったり、という事が現実にあるのじゃ

 

🤔それはなんで?

 

👺それは投資家サイドの勘違いがそこにあるのじゃ、あるいは担当侍の説明不足かのう?

 

👺本来、売買は「投資対象そのものの価値が今後上がるか、下落するか」で判断するものじゃのう?

 

😟当たり前でしょ、そんなの

 

👺それは、インカムゲインキャピタルゲインの両方を合わせて判断するべきなんじゃが

 

👺多くの人が「分配金の多い、少ない」で売買を判断しているのを知っておるか?

 

😐️それはもらえるものが多い方がいいし、少なくなると不安になりますね

 

👺でも、それは間違いじゃ

 

🥶え~、なんで~?

 

👺例えば、格付けの高い、例えばアメリカの国債で運用するファンドがあったとしよう。

 

👺これを最も買うべき時は、景気がピークに達する時期じゃ

 

🥶景気がピークって、株の方がいいのでは?

 

👺馬鹿者!株を景気のピークで買ってどうする?株は不安があるうちに買って、不安が見当たらないほど、多くの人が強気になった時に高く売り渡すものじゃ!

 

👺そんな時とほぼ時期に、時に若干遅れて金利もピークをつけるのじゃ

 

🥶ピークだったら金利もダメじゃん

 

👺そうではない。金利がピークの時に債券や債券ファンド(ただし格付けの高いものに限る)を買う事で、当面の高い金利と景気悪化時の安全性と換金性が手に入るのじゃ

 

👺その後、景気が悪化したら金利は下がり、その前に買ってたものは、高いインカムゲインキャピタルゲインの両方が手に入るのじゃ。いわゆるダブルメリットじゃな。この前話したじゃろ。

 

🤔ほほう

 

👺さらに為替のタイミングと水準も合えば、為替のキャピタルゲインも入るので、いわゆるトリプルメリットなのじゃ

 

👺実際に20年前のIT相場のピークで日本株ファンドと米国債券ファンドを買った場合、2年後には、日本株ファンドは半分(-50%)。米国債券ファンドはトリプルメリットの効果が出てトータル+40%も出たのじゃ。

 

🥶え~、そんなに差がつくの?

 

👺もちろん、為替の状況にもよるので、この先で同じ事をしても、収益率は異なるし、為替が味方するかどうかは、その時がこないと何とも言えぬ。

 

👺だが、景気悪化時に買える投資対象はとても限定されるので、覚えておいて損はなかろう。

 

👺ただし、投資対象とそのタイミングも大事じやが、問題は使い方なのじゃ。

 

👺一般的な分配型ファンドに話を戻そう。

仮に投資対象も、水準もタイミングも間違ってないとしよう。

 

👺分配金には大きく2つの選択肢がある。

分配金を現金化するか、「再投資」といって

現金化せず、継続運用すらかじゃ。

 

👺ここは鉄則なんじゃが、当初は「再投資」にするべきだとワシは考えておる。

 

🥶え~なんて?現金でもらったほうがいいじゃん?

 

👺まだ儲かってないのに?

 

😐️どういうこと?

 

👺仮にまだファンドのトータルリターン(ファンドの評価額と分配金合計から投資額を引いたもの)がプラスになってない状況で分配金を現金化すると・・・・

 

😐️すると?

 

👺買い付け時の手数料を払って、かつ下がっていれば、その分もマイナスに加えて、分割で損失確定をしているのと同じじゃ。

 

👺これでは仮に買ってからしばらくマイナス状態が続いた場合、その間損失確定を膨らませて、しかも、その分ファンドの評価額も減ってしまうので、ヘタに分配金が多かったりすると、「最悪、物理的に挽回不可能」となってしまうのじゃ。

事実、ファンドの「分配金込みの基準価格」が元に戻ったのに、分配金を現金化したが故に大きくマイナスという事態もありうる。

 

🥶え~、じゃあどうすればいいの?

 

👺だからこそ、「評価益がある程度貯まるまでは再投資」なのじゃ。

 

👺そもそも、評価益も出てないのに分配金を現金化する行為自体が自殺行為じゃ。

 

👺(重要)ファンドの状況によっても異なるが、ファンドは評価額が変動する分、少なくとも分配金半年~1年分程度は賄える位の評価益が出てから「分配金を現金化する」に切り替えるようにしないといかん。

 

👺(重要)そうすれば「分割して利益確定の積み上げ」という事になり、ファンドが右肩上がりなら再投資の恩恵は受けないものの、途中でファンドの投資対象が下落に転じても、先の利益確定が評価損をある程度埋めてくれる効果をもつ。

 

👺(重要)そして、ファンドの買値相当額を割り込んだら、再び再投資にして、また評価額が上回れば、現金化に切り替えればよい。

 

👺(重要)こうすることで、例え最終的に「分配金込みの基準価格」が買値と同値であったとしても、「トータルリターン(実質収益)ではプラス」という事になるのじゃ。

 

 

👺ちなみに、分配金はもらっているけど、その分以上にファンドの評価額が減る、いわゆる「タコ足」を嘆く人がいるが

 

👺要は

①そもそも投資対象かその時期、水準を間違えてる

②「最初から、まだ儲かってもいないのに、分配金を現金化する」という、使い方を間違えてる

 

👺のどちらかか、どちらもじゃ!

 

🥶それって、どうやってわかるの?

 

👺だから、「相場(の流れ)を理解している証券侍」を見つけるか、育てる事が大事なのじゃ。あとは自分で勉強するかじゃな。

 

🤔なら、自分で勉強しながら、優秀な証券侍を探すのが一番ってこと?

 

👺そうじゃな。ただ、真に優秀な証券侍は決して多くはないぞ。

 

👺ちなみに、お主はどこにいるのじゃ?

 

😟どこって?天狗のおじさんの目の前にいるけど・・・・・天狗さんボケたの?

 

👺誰がボケじゃ!そうではない!

 

👺お主は「日本有数のプロ証券侍」の「武論具」に来ているのであろう?

 

😐️なんか、ここのブログの人そう言ってましたね。「日本有数」は今初めて聞きましたが・・・・・

 

👺なら、学ばないでどうする?

 

 

🥶そういうこと?

 

 

👺そういう事じゃ

 

 

🤔そうだな。賢くなるだけでも損はないか

 

 

😀わかりましたよ!天狗さん!さあ、次を!

 

 

🥶て、またどっか行っちゃったよ。

 

 

🙂まあ、またフラッと戻ってくるだろ。

それまで勉強。自分でも調べてみなくちゃね。見てろよ天狗!

 

(おちまい)

正しい分配型投資信託(ファンド)の考え方(1)

「分配型ファンド」

 

 

それはかつては魅惑の響き🤗

 

 

今や欠陥ファンドの代名詞🥶

 

 

ても、コアなファンも依然多い🥰

 

 

しかし、お上からは目の敵🤒

 

 

🤔う~む、いったいどういうことなんだ?

 

 

👺困っておるようじゃのう?

 

 

😀あ、あなたは?

 

 

🤔だれ???

 

 

👺株天狗じゃ!覚えておけ!

 

 

👺ワシが答えてやろう

 

 

😟呼んでないけど・・・・・👺ほっとけ

 

 

👺分配型ファンドを考えた奴は天才じゃな

     金融界に革命を起こしたと言ってもいい

     

👺ただ、残念なのは正しい使い方を伝えるなく、商品だけが独り歩きしてしまった点じゃ。

 

👺つまり、使い方が大事なのにほとんどの証券侍ですら、あまりよくわかっておらぬ。

 

👺ましてや、銀行侍や郵便局侍は全くわかってないじゃろう。扱っておるのにな。

 

👺嘘だと思うなら、今から話すから、それを元に侍に聞いてみるがよい。

 

👺では参るぞ

 

👺そこでそもそもの成り立ちから話してみると

 

👺ファンド(投資信託)には決算というものがあるのじゃ

 

👺企業の決算と同じようなものと思ってよい。「業績報告」「会計報告」みたいなものじゃ

 

👺本来決算は年に一回あって、決算時点でファンドの中に入っている金融商品や現金等を棚卸しして、何がどれ位あるかを記録するのじゃ。そして、前回の決算からどれだけ増加したかを弾き出し、ファンドが1年間でどれだけ稼いだか?を弾き出し、それを元に分配金(収益)を計算し記載する。

また、ファンドの基準価格の推移グラフ、当初の「ファンドの運用方針」に対してどのような運用結果になったのかを市場環境も踏まえて記載して報告書を作成。

決算時点で保有している投資家に交付するのじゃ。

 

👺これが株式ファンドだったりすると、保有全銘柄がわかったりするので、ちょっとした投資の参考になったりするぞい。

 

🤔それの何が問題なの?

 

👺いい質問じゃのう?

 

👺問題はこの「分配金」の部分じゃ。

本来はファンドが行う、単なる決算上の処理に過ぎなかったのじゃが、これに目をつけた人が証券会に現れた。

 

👺分配金の裏付けとして考えられるのは、

インカムゲイン→利金や配当金等比較的安定的に入る収益

キャピタルゲイン→値上がり益、当然、値下がり損もあり得る

 

👺昔はかなりアバウトな分配金の決め方を、していたのじゃ。あくまてファンドの決算であり、=お客様の利益ではないからのう。

 

👺例えば、

新しく設定された投信が、一年後の基準価格が12000円だったとしよう。

このうちほぼほぼキャピタルゲインが占めるわけじゃが、これは日々上下する訳で、1万円を割ると見映えが悪いので、分配金は1500円にしよう。

 

👺という感じじゃ。

 

👺しかし、実績分配(実際に出た利益をベースに分配金を決める)なので、実は問題ないのじゃ。

 

👺これは株式の配当金に近い考え方で、企業も上がった収益を全額配当金に回しては成長できないからのう。

 

🤔なるほど。

 

👺ところが、ある時・・・

 

👼(←天才)そうだ!債券ファンドなら、ポートフォリオを組んだ時点で利回りが弾けるから、それをもって、「予想分配金」というものを作って、決算を毎月にしてしまおう。

 

👼その「予想分配金」を実際の「分配金」として投資家に配分すれば、地味な債券ファンドでも人気が出るんじゃないだろうか?

 

👺誰かはわからぬが、この読みは大当たり!

「債券ファンド」や「リートファンド」を中心に、空前の大ヒット!となったのじゃ。

 

😀なるほど。でも、それ別に悪くないでしょ。

 

👺いやいや、この時点で既に「実績分配の原則」は崩れておるのじゃ。やはり原則は大事じゃ。

 

👺なぜなら、「上がるかどうかもわからない利益」を「分配金」として事前に確定しておるようなものじゃからのう。

 

🤔だって、債券て満期まで持ってたら発行企業さえ潰れなければ100%で帰ってくるものでしょう。

 

👺いや、ファンドは時価評価なので、そうはいかないのじゃ。例えば、残存期間5年の債券を持っていたとして、途中で金利水準1%上がれば、満期時は100%返しでも、評価上はその時点で-5%になってしまうのじゃ。

仮にファンドの平均利回りが3%あっても

 

インカムゲイン(金利収入)3%

キャピタルゲイン(値下がり)-5%

差し引き=約-2%(実際のファンド収支)

 

👺となるのじゃが

 

👺これで3%相当の分配金を出せば、これは本当に「実績分配」と呼べるかのう?

 

😟違いますね

 

👺そうじゃろう。既にこの時点で👼の思惑は狂っているのじゃよ。

 

👺なので、本来なら分配金を停止して調整を図るべきなんじゃろうが、それもできない

 

🤔なんで?

 

👺あまりにも人気化し過ぎたからじゃ

 

👺仮に「分配金」を取り止めたとしたら、どうなると思う?

 

🥶当てにしていたモノ(分配金)がはいらなくなったら解約しちゃうかも。

 

🥶他に分配金の出るいいのがあったら、それに換えちゃうかもしれない・・・・

 

👺そうじゃのう。そうなるとどうなるかな?

 

🥶わかりません

 

👺もしファンドに短期間で大量解約が出れば、あくまで評価上だった損失が確定してしまう。それに最悪の場合、ファンド自体が残高不足で運用が終了してしまうかもしれんのう。

 

🥶どうしよう?

 

👺まあ、慌てるでない。

 

👺だからこそ、正しい認識と使い方を学ぶ必要があるのじゃ

 

🥶教えて下さい、先生

 

👺先生ではない!天狗じゃ!

 

👺しかも知の天狗じゃぞ!

 

🥶ほんとに「天狗」になってるよ!この人!

 

 

👺その前に厠に行ってきてもいいかのう。

  

🥶人のは話聞いてないよ、この人!

 

🥶天狗さん、帰ってきて下さいよ

 

👺帰ってくるが、しばし待たれよ

     ついでにコンビニにでも寄ってくるでのう

 

🥶天狗、それまで私はどうすれば

 

👺考えるのじゃ、わからなければ調べよ

 

👺なんでも聞けばいいというものではないぞ

 

🥶本当に帰ってくるんでしょうね?

 

👺たぶんな

 

🥶あ~行っちゃったよ

 

 

(続く)

 

 

餅は餅屋 株は株屋?

「餅は餅屋」という言葉があります。

 

平たく言えば

(* ̄∇ ̄)ノ相談するならプロにしなさい

 

という事なのですが

 

(自称)プロなら誰でもよい

 

という訳ではありません。

 

一口にお金のプロと言っても、

我々「証券侍」の他「銀行侍」「保険侍」「専業FP」「税理士」等があります。

 

えっ?郵便局がないだろう?ですって?

 

郵便局がお金のプロじゃない事は、私が書かないまでも、今回の「簡保事件」で、バレちゃってますからねえ。😅これがプロに頼まなかった典型的な例ですね。

もちろん「郵便」のプロではあろうと思いますが。

 

一口にプロと言っても

どこに頼むか?

また、どこで使い分けるか?

このプロを選ぶ線引きが難しい。

 

例えば「保険商品」

一般的な保障等の掛け捨て保険なら、間違いなく保険会社かと思いますが、「運用」「外貨」の要素が入ってくると、保険会社はまるで素人。我々「証券侍」の出番になってきます。もちろん、勉強している「証券侍」ね。

 

同じように「外貨」

海外旅行や事業の支払いで使う外貨は銀行さんで調達するべきですが、「外貨の利回り商品」になってくると、我々「証券侍」の出番です。これも勉強している「証券侍」ね。

ただし、「FX」は多くの証券会社は扱ってません。これは「専門のFX業者」となってきます。

 

この辺りがわかってないとどうなるか?

 

先の外貨保険の例で行くと

たまたま円安で増えてくれればいいのですが、円高が進んだ場合、保険会社に相談した所で、相手は「素人に気がはえた程度」

「長い目で見ていきましょう」

と気休めを言われるか

せいぜい、新聞を読めば書いてある程度の事しか言えないかと。基本「現状維持」なんでしょうね。相場環境がどうであれ。

 

まあ、仕方ありません、日々金融情報端末でその動きを捉えながら、その要因を分析し、将来の動きを予測する事を繰り返す「証券侍」と、断片的な為替レートをニュースで見る程度の保険侍では、比べ物になりません。

 

市場では時に「起きるべくして起こる」出来事があります。優秀な証券侍はそれに早いうちから気づいていますが、保険侍が気づく事はおそらく不可能だと思います。

 

 

また、銀行侍については、「金融」として考えれば、証券侍より、よく勉強する優秀な種族と言えます。もちろん、融資、ミクロ的経営相談なら銀行侍にするべきです。

 

ただし、銀行侍の致命的弱点は「変化に弱い」ことと「現実より教科書的に考えること」だと思います。よって、運用については、保険侍よりは知識はあると思いますが、やはり不馴れで「変化」に対応するのは難しいと思います。

 

そして、商品的な差もあります。

「外貨運用」と言えば、「外貨預金」が代表的ですが、証券会社の「外貨建MMF」と比較すると

金利(利回り)が低い

②為替調達コスト高い

③税制が違う(為替差益が外貨預金の場合は、雑所得で総合課税、外貨建MMFは20%の分離課税)

外貨を実際に使う予定があるか、総合課税(雑所得)が有利に働く人であれば、この限りではありませんが、拙者からすれば、なぜ「外貨預金を選ぶのか」自体が謎です。

 

こういった事からも、本来であれば

①FP的な相談ができる方に相談

    あるいは、自分で調べて考える

②運用商品や運用部分は「証券侍」に

③保証的保険は「保険侍」に

④ローン等借り入れは「銀行侍に」

⑤不動産は「不動産侍」や「信託銀行侍」に

 

と「餅は餅屋戦略」が有効なのではないかと

 

問題は①

ここは本来「証券侍」か「独立系FP」の分野なんですが、かなりの知識量で、

かつ「変化の予測」も必要なのて、

業界というよりは担当者ベースて選ぶのがいいかもしれません。

 

また、それについては

担当者の「プロとしてのレベル」が何より大事なのですが、これがまた、レベルに「天と地ほどの差」がありますので、直接お話して、それを推し量るのがいいかと思われます。

 

以上、現場から「餅屋」がお送り致しました。🙇

株式と投資信託の使い方(2)

続きです。

 

前回は「投資家がやりがちな失敗例」をお話しましたが、ここでは「道具の考え方と使い方」をお話します。

 

金融商品」はあくまで「お金を増やすための道具」に過ぎません。

 

また、であるからこそ、その「特性」と「使い方」、「使い所」「使い分け」を知っておく必要性があります。

 

例えば

いくら名品の刺身包丁でも、木を切るのには適しません。

また、使い方を誤れば、「人を殺める道具」にもなり得ます。

 

逆に、木を簡単に斬り倒せる「チェーンソー」これで魚を捌くとどうなるのでしょうか?

 

なんか、壮絶なシーン😱が想像できます。

 

このように、適切な対象に、適切なタイミングで、適切な道具を選択し、適切な使い方をする事が大事です。

 

当たり前に聞こえるかもしれませんが、多くの方ができなてないのですから、やはり「わかってない」と判断せざるを得ません。

 

さて、本題です。

 

あなたは漁師です。

お魚をとって生計を立ててます。

どちらを選びますか?

 

①👲やっぱロマンのある「大間の黒マグロ漁師」

冬の津軽海峡はシケ(嵐)の危険も大きいし、漁に出るかどうかの判断も大事。

燃料代と時間をかけてもボウズ(何も釣れない事)かもしれない。

シーズンが終わって、水揚げがなければ

はハッキリ言って「大損」

それでも、「自分の腕と感覚」を磨き、一本釣り上げればウン百万!

「す○ざんまい」の社長が買ってくれたら、1億円も夢ではない!

 

②👨やっぱ、一家の大黒柱だし、危険はできるだけ避けたい。

「タダ働き」になるのも避けたいから、魚群探知機と網を使って確率高く魚を取りたい。

 

 

どちらか決まりましたか?

 

 

①が「個別株」を使う株式投資

 

②が「ファンド」を使った株式投資です。

 

つまり

①リスクは大きいし、経験を積む過程で失敗は避けられない。

    そして、何より「失敗」を「失敗」として認め、そこから学ぶ姿勢が大事。

     また、自分をコントロールする必要性もある。

      何より「独りよがりの思い込み投資」を避けるためには、「市場、経済研究」「銘柄研究」が大事、

     そうやっていく中で、時に大きな儲けもあり、株式投資のダイナミックさを実感できる。いずれは自分の趣味わ仕事を「投資家」と胸を張って言えるかもしれない。

 

②上記の要素が必要なのは同じだが、程度としては、そこまでやらなくてもよい。

 

「魚群探知機」として、ここから業績の上向く、あるいは注目度が上がるであろう「セクター(業種)」を探せばよく、「銘柄研究」までは必ずしも必要ない。

 

つまり、いくらファンドでも「魚のいない海域」「魚がいたけど今はいなくなりつつある海」に網を張っても仕方ないわけです。

 

そして、そこに適度に被せられる網を選ぶ必要があります。

 

例えば「株式ファンド」であれば何でもいい訳ではなく

 

イメージだけで決めず、投資対象の範囲は必ず確認しないといけません。

 

例えば「人工知能」に関わる企業がいいと思った場合、買ってみたら「日本の人工知能の会社」が運用範囲で、実は「人工知能」を利益に変えられる会社は「米国」に多く、結果として、

「ネタとして一時的に買われて上昇したが、業績がついてこず、その後下がってしまい、むしろ損失を抱えてしまった」

というような例です。

 

もちろん、これが個別株なら半値になってしまった所、分散効果が働いた結果、ダメージは1割程度のマイナスで済んだ。

 

という事もあります。

 

このように、「ファンド」の一番の特徴は「分散効果」です。

 

「ファンド」には通常50~200銘柄程度の銘柄が組み入れられており、流れさえ掴んでいれば、極端な話

そのうちの2~3銘柄が潰れても、他の銘柄が補ってくれたりします。

 

また、株式投資を行う上で、「見切り」はとても大事です。

 

期待して投資してみたが、

「会社が予定通りに収益化できなかった」

「まさかのアクシデントが起きてしまった」

そんな時に「見切り(損切りである事が多い)」で、損失を最小限に抑えなければいけません。

 

人間の心理として、「自分に都合よく考える」習性があります。

「待てば戻ってくるかも」

ついつい、考えがちです。

 

プロはその習性を利用して、早めの「見切り」をします。

つまり、「マズイと判断したら、多くの人が期待感をもっているうちに損切りしないと、余計にマズイ」と考える訳です。

 

しかし、多くの投資家はそれまで持っていた期待感への「アンカー効果」が働いて、その思いに呑まれて時期を逸してしまいます。

 

ファンドの場合は、その投資対象全体ではなく、一部の個別銘柄の場合には、運用担当者であるファンドマネージャーがその銘柄を売却、あるいは入れ換えてしまいます。

 

もちろん、投資対象全体の時には投資家自身、あるいは担当証券侍かその判断をしないのいけませんが、中身の個別銘柄までウォッチして精査する必要がないのは楽だと言えます。

 

個別株がいいからファンドがいいか?

このように、考えて選ぶべきなのです。

 

この他にも選択のポイントがありますが、またの機会にお話しようと思います、

 

もちろん、二つを組み合わせるという方法もあります。

 

そして、私の場合は

基本パターンはこの組み合わせを、お客様との相談により、その配分をカスタマイズする方法を取っています。

 

つまり、

ターゲット(投資セクター)を選定した上で

確率高く捉えるファンドをベースとして、

個別株を加える事でパフォーマンスアップを図る

という分散効果を生かしたやり方です。

 

最も大事な事は

 

「最大限に勝つこと」

 

ではなく

 

「トータルで負けない事」

 

と考えてますので。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。🙇

株式と投資信託の使い方(1)

「もやもや相場」が続いていますね。

 

「弱腰の買い」が恐る恐る買ってあがるような👽、と、思ったら引っ込んだよ|_-))))

でもまた、👽出てきた。

 

なんとも、煮えきらない相場ですな。

 

こんばんは、株侍です🙇

 

さて、客人方は、株式市場を使ってお金を増やそう。と思った時にどの手段を選びますか?

 

👲👨やっぱ株でしょ。

 

では、株のどんな売買をやるのですか?

 

👲ワシは先の事はようわからんから、短期で売買して値ざやをとっていくアル。

👲いくつかの知っている銘柄だけを売買していくアルよ。

 

👨僕はやっぱ安定的な優良株で、配当利回りがいい銘柄でも買って、長く持つことかなあ?

👨配当もらって気長に待ってれば、いつかあがるでしょ。優待ももらえるし。

 

なるほど、で、あなたは?

 

👩私は個別の株の売買は怖いから、投資信託(ファンド)かなあ?とりあえず、売れているランキング上位のファンドを買う事にしてるわ。

 

ここで問題です。

 

これらの回答にはそれぞれ問題点が散見されます。それはなんでしょう?

 

🤔

 

🤔・

 

🤔・・

 

🤔・・・

 

🤔・・・・・あれっ?

 

 

誰も答えてくれない・・・・

 

 

誰もいない・・・・・ ( ´△`)ショボーン

 

 

そらあ、ブログ開設したばっかりで、

まだろくに客人も来てなかったら、

答える人いないわな😅

 

きっと、半年後にはたくさんの客人方が来ているはずなので、そのためにも、とりあえず話をすすめてみよう!

 

待てば海路の日和あり!

 

👍レッツポジティブシンキング!

 

まず👲の方ですが、

 

①👲よくわからないから

→よくわからないからこそ、調べるんですよ。調べてみたら、事業、業績的になかなか将来性の高い会社。

   でも、多くの人はまだ気づいてない。

   しかも、この程度の評価で終わるはずがない。なので先回りで買い🙋

    実際、こんな感じです。

 

②👲いくつかの銘柄を

→少しずつでいいから、横に広げていきましょう。今は人気がある銘柄でもいずれ はその人気も廃れます。先回りならいいのですが、

    たまたま知ってる銘柄をなんの当てもなく持っていても時間の無駄です。

   相場には目に見えないだけで時間の限り(終わり)があります。

    「待つのも相場」ではありますが、当てのない「待つ」は時間の無駄使いです。

    ここをどう考えるかは、またどこかで詳しく書いてみたいと思います。

 

③あと、「よくわからないから短期」

    この考え方も危険です。

    もともと、株式投資は「変化」を取りにいくものです。

 「変化」とは?

 「業績の変化」

 「市場環境の変化」

  「経済状況の変化」

  「投資家の心理状況の変化」

  などを指します。

      そして、これらの変化には「時間」が必要です。

   「時間を味方につける」

これが投資では大事なポイントになります。

 

次に

①👨安定的な優良株

     これ自体は悪くありません。

      ただ、「今買っていいタイミングと水準なのか?」この「目利き」が大事です。

例え、「優良株代表」の「トヨタ」でさえ、下がる時は1/2から1/3になります。

下がるにつれ、最初は余裕を持っていた投資家の顔が引きつってくる姿が目に浮かびます。

    仮に高い所で買って、もし、途中で会社が大きくズッコケたら、どうするのでしょうか?

     株価が大きく転落した「シャープ」や「東芝」でも、昔は優良株と言われていたんですよね。「盲信」もまた、株式投資には大敵です。

    逆に「その会社に致命的な経営ミスが生じた場合」「そして、多くの人がタカをくくっている場合」→「空売り」という手段が登場してきます。いわゆる「下げで利益を得る取引」です。

 

②👨長く持つ

    これもまた「深みにハマる」パターンです。

 

    株式投資において、狙いに行くのは先ほど申し上げた「変化」なのですが、「待つ」時は「自分の取引にとって都合のいい変化」が見込める時です。「待てばいい」というものではありません。

 

    また、「長期投資」と考えるのであれば

「その会社の事業内容等から、今後業績を伸ばす可能性が高いと判断できる根拠がある」

かつ「今はまだそれを株価に織り込んでおらず割安である」と判断できる場合です。

 

     セブンイレブンは今から20年ほど前の段階で、「上場から20年で株価が実質100倍になった銘柄」として有名でした。

 

      それから20年、途中で「イトーヨーカ堂」と合体してしまいましたが、株価はさらに100倍になったでしょうか?

     合体してからの14年間のデータですが、合体上場直後の株価は3410円、その後ほどなく下落に転じ、株価が戻ってくるのに8年、さられから6年たった今3800円ほど、なんとか1割程度株価は上回っていますが、吹けば飛ぶような利益。14年間かけて、「株式投資のリスク」をとってこれでは全く割に合いません。やはり「思い込み」は大敵です。

 

③👨「配当」「優待」

確かに魅力的です。

拙者も昔、「牛丼屋さん」の株を買って、半年毎にくる「優待券」を握りしめて、牛丼屋に「タダ飯?」を食べに行った時期がありましてが、最後は「優待券」が「食べに行かなきゃいけないノルマ😱」のように思えてきて、売っ払った思い出があります😁

 

株式投資は、あくまで「キャピタルゲイン」が主です。「配当」「優待」はあくまで「オマケ」と考えた方がいいです。

 

たくさん「配当」「優待」をもらって、それ以上に損失を抱えては、何をやっているのかわかりません。

 

しかも、「配当」はあくまで「企業が上げた利益のおすそわけ」なので、絶対でもありません。業績が悪化すれば「無配」に転落することさえあります。

 

ここ20年間で典型的な例は「電力株」でしょう。例えばど真ん中「東京電力」を例にあげると。

 

かつて、「東京電力」は「安定的な株」としては「鉄板」と捉えられていました。

 

株価は概ね2000~3000円を水位。

配当利回りは2~2.5%

 

何が起きたかは書かずともわかると思いますが、今の株価は550円ほど。

かつての4~6/1。多少の上昇はあっても、戻る見込みはありません。

そして無配です。

 

今後も潰れる事はありませんが、株価が大きく戻すほど利益をあげてしまうと、方々から強烈な非難を浴びてしまう。

だから、それもできない。

 

「悲しい宿命」をこれから先も持ち続ける銘柄です。

 

 

さてと、お待たせしましたね👩

 

ん?

 

 

😪

 

 

😱ワー、ネナイデー

 

 

👩パチッ

 

 

😐️起きた

 

 

さあ、👩の番です。

 

投資がよくわかってないから、まずはファンド(投資信託)から。

 

これ自体は間違っていません。

 

ただ、👩「売れ筋ランキング上位」なら大丈夫なんしゃないかな?

 

これが、落とし穴になる事が多いです。

 

例え、ファンドであっても、株式投資の場合

と基本は同じです。

 

ターゲットが間違ってない事を前提として

そのセクターが多少上昇していても、

 

未だ「割安」であったり、人気的に未だ余地がある状態なら、例え不安視されていても、むしろ不安視されて株価が抑えられているからこそ買っていいのですが、

 

ランキング上位に常連の状態にある時には、既に「割安感」は薄れ、ヘタすると「割高」であり、「人気」もかなり過熱している事が多いです。

むしろ「売り」を考える局面だと言えます。

もちろん、これだけで判断する訳ではありませんが。

 

そして、買ったファンドが、その後下がって

 

👩やっぱりファンドは儲からないわ

 

と嘆く方も多いのですが、それはファンドが儲からないのてはなく、「道具の使い方」が間違っている。のです。

もちろん、間違っているのは👩ではなく、

担当証券侍がナマクラ刀を持つボンクラ侍どからかもしれませんが・・・・・

 

では、どうやって「道具を使いこなすか?」

次回はそこについてお話したいと思います。

 

 

分散投資ってなあに?(2)

話の続きです。

 

さて、前回は株式と債券まで来ました。

 

お次は?

 

不動産投資信託(リート)ですね。

 

人はどこかに住まなければいけません。

 

どうせなら自分の家がいいですね。

 

さらにお金があれば、アパート、マンション、商業ビル。

 

賃料収入が毎月入ってくれば、極端に言えば「遊んで暮らせる」かもしれません。

 

でも不動産は高い。

 

なら皆でお金を出しあって、不動産物件買って、皆で賃料を分け合えばいいんじゃないか?

 

つまり、「不動産の一口オーナー」

これが不動産投資信託(リート)です。

 

これは主に「金利」と「景気」の影響を受けます。

基本的には「利回り商品」なので、低金利下で効果を発揮します。

また、特に商業物件は好景気になるにつれ賃料が上昇する傾向があります。

しかし、株式同様「景気悪化時」と「金利が高水準の時」に弱く、それまての価格上昇が大きければ、時に株式以上の下落を引き起こす事もあります。

 

一般的に、株式市場よりも、早めのタイミングで動く印象です。

 

配当利回りも高めなので、これも加えるとよさそうですね。

 

さらに「商品」もあります。

いわゆる「商品市場」です。

「商品取引」と言うと、なんだか危険な香りがプンプンしてきますが、

それは「商品先物取引」を、

投資金額の何倍もの取引(これをレバレッジ取引と言います)で、非常に短い期間で頻繁な取引するからです。

 

今は投資信託ETF(上場型投資信託)があります。

 

これも加えてみましょう。

 

あとはなんだろう?

 

そうそう。

 

ヘッジファンド」がありました。

 

ヘッジファンド」については、日本では大きな誤解があります。

 

「なんかエゲつない取引をして、短期間で大儲けする人達😱」というイメージが多いのですが、

 

(* ̄∇ ̄)ノ実際には、むしろ真逆で、相場環境にかかわらず、小さな利益をコツコツ積み上げるような運用をします。

 

(* ̄∇ ̄)ノただし、全米で1万あると言われる「ヘッジファンド」のなんだろう?中には、「ハイリスクハイリターン」なイメージ通りの運用をする所が、僅か数%ですがいるのも事実です。

 

この人達の事を「ヘッジファンド(ハイリスクハイリターン型)」と今後分けて呼ぶ事にします。

 

ここでは、「ローリスクローリターン」あるいは「ミドルリスクミドルリターン」を目指す。本来の「ヘッジファンド」の事を指します。

 

これも加えてみましょう。

 

さらに、集めた各商品の配分を決めます。

 

実は、これがとても、とても、そして、

とても大事です。

 

この配分を一部のプロは「TAA(タクティカル アセット アロケーション)」

平たく言うと「戦略的資産配分」

と呼びます。

 

これを単純に考えれば

時価総額(市場規模)に応じて分ける

というやり方です。

 

つまり、「その投資対象の価値は、市場規模の大きさによって決まる」という考え方に由来しています。

 

これでも間違いとは言えないのですが、これだけでは不十分です。

 

前回、株式や債券の使い所のお話をしました。

 

つまり、その時の経済の状況によって、

有利な金融資産

不利な金融資産

 

また、それぞれ優先順位があります。

 

もちろん、「有利な金融資産」の「優先順位の高いもの」を狙い打ちするというのも王道なのですが、これを的確に判断できないのであれば、

 

①国際分散投資

②その時に有利な資産に傾斜をかけて

③時折、資産配分の見直しを行いながら

④その時の感情やマスコミ報道に惑わされず

⑤長期で継続的し続ける

 

というのが最も有効なのかもしれません。

 

ちなみに、

こういった運用をやっている最たる運用機関が、

 

アメリカのハーバード大学の運用基金です。

 

基金とはいえ、100人を越える運用スタッフを抱え、金融機関のプロがバックアップしており、運用総額は4兆円を越えます。

そして、

平均運用利回り13%近くを叩き出し、大学の運営費用の1/3を運用で叩き出します。

 

大まかなポートフォリオが公開されているので、一度見てみると面白いです。

 

また、運用のやり方は今から20年前レベルですが、日本の年金基金も、簡易版での国際分散投資をしています。

運用成績は、ここ7年ほどで+50%台といいのてすが、実は大きな問題があります。

 

これについては、改めてどこかでお話しようと思っています。

 

何はともあれ、

「国際分散投資」は運用の基本中の基本

なんですが

 

現在各金融機関が普及させようとしている、「国際分散投資」の商品は、

「ロボアドバイザー」も含め、

問題点があるので、自身でアレンジした方がいいです。

 

これは1から自分で組むのも、大変ですし、おそらく継続的に管理しきれないので、

改めて問題点と対策をお話するつもりなので、参考にして頂ければと思いますが。

 

じゃあ、何で今回話したの?

 

という事ですが

 

以前からお話している通り

 

「大きいものから小さく」

「長いものから短く」

 

見ていく事が、物事を正確に捉える上で大事です。

 

現在、世界で最も多くの額の資金は、

この「国際分散投資」で運用されています。

 

その考え方や実態を知らずして、先を読むことなど不可能だからてす。

 

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました🙇

分散投資ってなあに?(1)

そりゃあ、投資商品に何でも分散すりゃあ~

分散投資でねえの?

┐('~`;)┌

 

(* ̄∇ ̄)ノはい、残念!

それ本当の「分散投資」じゃないです。

 

 

こんばんは、株侍(プロ)です。🙇

 

なぜ「分散投資」が投資の王道と呼ばれるようになったのか、お話しますね。

結構知らない人も多いので。

 

そもそも、

株式の価値は

企業の現在価値+将来生み出すであろう価値

という事はわかりますね。

 

ならば、

国の経済価値も

国の現在の経済価値

+将来生み出すであろう経済価値

と言える事もわかるかと思います。

 

となると

 

最も確率高く利益を上げるのであれば

最も確率高く価値が増加する対象に

投資すればよい。

 

という事になります。

 

それはどこか?

 

(* ̄∇ ̄)ノ答えは世界経済そのものです。

 

なぜ?

 

(* ̄∇ ̄)ノだって、少なくとも2050年までは世界の人口が増えるから。

 

なんですよ。(⌒‐⌒)

 

以前、日本の例でお話しましたが、

人口動態を知る事は、極めて大事な事です。

 

日本の年金問題も然りですが

人口動態はあらゆる事に影響を及ぼします。

 

日本にとっては都合の悪い「人口動態」ですが、世界全体にとってはプラスに働きます。

 

現在の世界の人口は73億人程度と言われています。

 

これが2050年目指して90~100億人に向かって増加していきます。

 

実に増加率は+30~40%

 

まだまだかなり増えますね。

 

物事は「量」と「質」の掛け合わせで決まります。

 

ここで言う「質」とは何か?

 

それは「生活水準の向上」です。

 

(#`皿´)だったら、日本人の生活水準は世界でもトップレベルじゃねえか!

 

(* ̄∇ ̄)ノまあまあ、話は最後まで聞いて下され、客人!

 

(* ̄∇ ̄)ノ厳密には、

 

「今の生活水準」

 

ではなく

 

「生活水準の向上(変化率)」

 

なんですよ。

 

簡単に言うと

 

貧しい人が豊かになっていく過程が、

最も成長率が出るんですよ。

 

それに次ぐのが、

(* ̄∇ ̄)ノ「技術革新を起こす事」ですね

 

これは単に「技術が優れていればよい」

という話ではなく

 

(* ̄∇ ̄)ノ優れた技術革新によって生まれた、「製品」「サービス」「仕組み」によって、自国のみならず、他国からも「継続的に」お金を出してもらえる事です。

 

この二つが合わさった最も代表的な例が

「高度経済成長期のかつての日本」

だったりします。

 

第二次世界大戦により大きく人口が減少し、家や家財道具も焼かれ、多くを失ったからこそ、失ったものを取り戻したい気持ちはとても強く、家族を増やし、より豊かに、と求めた結果、「東洋の奇跡」とも言える経済成長を遂げられた訳です。

 

余談ですが、日本とは敵対国だったはずの

アメリカからのバックアップがあったのも大きいです。

 

もちろん、

「中国、ロシアに対抗するための軍事的な砦」「経済成長した暁にはアメリカ製品を買ってくれるお得意さんになるはず」

という思惑はかったにせよ。

 

1971年までの

固定為替レート(1ドル=360円)がなかったら、日本はここまで成長する事はできなかったと思います。仮にこれが「1ドル=180円だったら」あるいは「変動為替レートだったら」

日本企業の売上は半分、利益は半分以下だったと思います。

 

もちろん、アメリカは大変したたかな国なので「丸々と大きく太らせて食べちゃおう」

と考えていたわけですが、日本人が「まさか、こんなにも勤勉で自己愛いが強いとは」と思わなかったらしく、日本製品に逆上陸され、「飼い犬に手を噛まれた」経緯があります。

 

それでさすがのアメリカも切れちゃったのが1980年~1990年台の「日米貿易摩擦」だったりします。

「自分達以外が、世界一になるのは許さない!」それがアメリカです。

 

まあ、「日本の不動産価値で、アメリカが二個買える」とか、「アメリカの富の象徴のロックフェラーセンター三菱地所が買っちゃったり、コロンビアピクチャーをソニーが買っちゃったり」日本人が調子にのり過ぎたのもまずかったんですが。

 

同じような流れで、今中国がやられています。

 

そう歴史に沿って考えると、今がわかりやすいでしょ(⌒‐⌒)

 

話を元に戻しますと

 

「世界経済(全体)が人口(量)×技術革新(質)によって、少なくともあと30年は成長を遂げる。」この確率が極めて高い。

 

これはお分かり頂けたかと思いますが

 

じゃあ、これを投資商品で網をかけるようにうまく捉えて、成長に沿って資産を増やしていくには、何をどう組み合わせるのがいいか?

 

これが本当の「(国際)分散投資」の考え方の原点です。

 

まずは「成長」と言えば「株式」です。

しかし、株価は景気のサイクルによって、大きく波を打ちます。

これでは、一番資金が必要になる(安全性を確保する)時に資産が大幅に減少してよろしくない。

 

そこで、「債券」が登場します。

債券の機能は「定期的に金利を確保する」他に、「金利が高いときに、その金利を満期までロック🔐する」という機能があります。

 

例えば、

今から30年前の日本の国債金利は8%ありました。世の中はバブル真っ盛り。

みんなで株を買い漁っていた頃です。

その後の暴落で、多くの人が財産を大きく失いましたが、国債(個人向け国債はこの頃ありません)を、買った人はどうだったのてしょう?

 

シンプルに税金を含まずに考えますと

5年後の金利水準は3%。

5%も金利は下がっています。

普通預金の人の金利は当然3%程度

 

しかし、国債を買った人は、その後5年間8%の金利をもらい続け累積で40%。

さらに、ここで、この国債を売却したとすると、理論上

残り期間5年×金利低下分5%=25%

の売却益が上がります。

 

合わせて実に65%のプラス

 

株式で半値以下になった人が多かった状況で、同じ期間で1.6倍強。

 

不況期(になる課程)に強い。

これが債券の特徴です。

 

これも加えてみましょう。

 

長くなってきたので、次回に続きます。

 

 

アップル🍎を斬ってみる!

おりゃ~!

🍎🗡️(`皿´#)クラエ、ザンテツケン!

 

どうぞ召し上がれ!

(⌒‐⌒)ノΔ←林檎ですぞ

 

こんばんは、株侍(プロ)です。🙇

 

今朝は

ミニミニ「アップルショックΣ🍎」てしょうか?

じわ~っと地味~に相場に響いてましたね。

 

何でもアメリカのアナリストが

 

(# ゜Д゜)アイフォンの売れ行きが悪いわ!

回復のメドもまだ見えへんから、

今200ドルやけど、

150ドルがいいとこちゃうか?

 

と、言ったとか、言わなかったとか

(言ったらしいですが)

 

そうなると、

アイフォン組み立ててる台湾の鴻海の株価が下げる→少し遅れて、慌てたように日本の電子部品株も下がる。→電子部品株は値嵩株が多いので日経平均も下げる。→でも、今月FRBが利下げするかもしれないし、週末パウエルFRB議長の議会証言があるので戻す。

 

(* ̄∇ ̄)ノなんやねん、それ!

 

てな感じの相場展開でした。

 

でも、

 

やはり電子部品等ハード系は下振れしやすかったてしょ😁この前お話してますよね。

 

まあ、これで終わりでもないと思いますが。

 

そういえば

 

林檎🍎試食会でしたね。

Ψ( ̄∇ ̄)Ψ食うぞ~

 

私見参ります。

 

アイフォンの売れ行きが悪い?

 

そもそも、来年に5G控えているのに、

今年売れまくったら、おかしいでしょ!

 

買い控えですね。当初の想定通りなので

問題ないっす。(゚Д゚)ノ⌒・

 

ただ、だからと言って、今🍎買おうとも思いません。まだ5G機種発表すらしてないし。

 

本当に150ドルになったら、喜んで買うかもですが。

 

まあ今の所、ハード系は底値近辺てしか買う気になれないので、

 

やっぱシステム、ソフトウェア、サービス

では?

 

いずれも、貿易関税、あんま関係ないし

 

業績の裏付け(成長性含む)もあるので、安心感あるし、

 

もちろん、業績の裏付けのある銘柄限定てすよ。

 

て、🍎の話てしたね。

 

🍎が他の銘柄と違うのは、

元々、超巨大ハードウェア企業なんですよ。

もちろん、それを入口として、

物販、サービス、フィンテックと、サービス収入を増やすべく努力してますけどね。

 

ただ、いかんせん変化率が弱い。

各サービスが圧倒的な競争力を持つとは言い難い。M&Aもやってるけど、何をやろうとしているのか、今一つ見えてない。

 

なんか、今日の株侍!

 

メッタ斬りですね。⚔️⚔️⚔️⚔️⚔️

 

まあ、コアなユーザーも多数抱えてますし

将来性がない訳ではないんですけどね。

やっぱ、ジョブス氏が亡くなったのは痛いなあ~ と思ってしまいます。

 

( ̄人 ̄)ご冥福をお祈り致します。

 

基本的な流れとして

 

各社の研究開発

通信会社の設備投資

端末の発売

サービス、ソフトウェアの拡大

端末の飽和

サービス、ソフトウェアの飽和

各社食い合いで利益率低下

需要食い尽くす

おしまい

 

て流れなんですけどね。

 

ちなみに、客人方は「スマイルカーブ」ってご存知ですか?

 

これは経営用語なんですが

 

メーカーを思い浮かべて頂くとわかりやすいんですが

 

研究開発(利益率大)

製品製造(利益率中~小)

保守、サービス(利益率大)

 

これを横に並べて利益率を見ると「∨」

これが笑顔の口のように見えるので

スマイルカーブと言います。(⌒∨⌒)

 

てことて、「メーカー」って、難しい商売なんですよ。

 

なので、米国の企業には、この製造部門を持たないメーカーも多いのです。

これを「ファブレス企業」と言います。

日本では「キーエンス」が代表格ですね

 

🍎もファブレス化(製造を外注「アウトソーシング」)してますが、私は慎重に見てます。

 

じゃあ、むしろ逆をやってやろう!

 

頭のいい人はいるもので、逆に自社製品を持たず、他社の製造請け負いをしている会社の事を「EMS」と言います。

これが単なる下請けと違うのは、

複数の会社から仕事を受ける事で、常に工場の稼働率を100%近くに保つ事で、逆に目茶苦茶利益が出る構図になってます。

先に出てきた「鴻海」は典型的な「EMS」ですし、日本にも規模は小さいながら、目茶苦茶儲かってる企業もあったりします。

 

そういった会社を探すのも面白いかもしれません。

 

ちなみに、今日は「ウォール・ストリートジャーナル」に、ソフトバンクが買収した「ARM」の話が出てました。

 

なんでも、思ったように利益が上がってないとか?

 

「ARM」は携帯電話のCPU(メインの半導体ね)の設計をやっている「ファブレス」どころか、「設計しかやらない」企業です。

ただ、今のスマホは、ここのCPUがないと作れない、とまで言われており、先々では、来るべき「IOT(インターネットオブシングス)」において、なくてはならない企業になると言われています。

 

とはいえ、今はスマホ向け半導体設計の会社、ロイヤリティは製造個数によって払われるため、今は冴えないのが当たり前。

 

なぜかって?

 

冒頭の🍎のお話と一緒

 

(* ̄∇ ̄)ノ来年5Gの本格サービス開始なのに、今買わないでしょ。

 

あと

 

(* ̄∇ ̄)ノ5G始まってないのに、まともに「IOT」できないじゃん!

 

お分かり頂けましたか?

 

「待てば海路の日よりあり!」

 

と言うではありませんか?

 

今拾っていいものもありますが

拾うべき時が来るのを待つのも相場です。

 

投資家には「せっかちさん」が多いので、

待ちきれなくなって、投げた所、つまり安くなった所を拾いたいなあ~

と虎視眈々と狙っておりまする。

(☆☆)キラーン

 

かぶざむらい

 

やみよにまぎれて

 

きょうもまつ

 

o(__*)Zzz

 

見逃しにはくれぐれも注意を!

 

( ゚д゚)ハッ! シモタ!

 

以上、株侍でした🙇

「金」を斬る!

「金」それは永遠の輝き・・・

 

って、あのCMは「ダイヤモンド」でしたね

 

こりゃあ、うっかりだあ~

(*>∀<*)>

 

こんばんは、うっかり株侍です🙇

 

果たして我が斬鉄剣で「金」が斬れるのか?

 

やってみましょう。

 

今、資金の逃避先として言われているのが

「米国国債」「金」「仮想通貨」

なのですが

 

いずれも今投資するのは、タイミングではない、あるいは危険な対象かと思われます。

 

その中でも今回は「金」について取り上げます。

 

「金」の最大の特徴は「価値の貯蔵機能」です。

 

ちなみに、これが貨幣(通貨)だと

①価値の尺度機能(いくらの価値か?)

②交換機能(物やサービスと交換できる)

③価値の貯蔵機能(その価値を将来に保つ)

となります。

 

この③「価値の貯蔵機能」について、貨幣より優れているのが「金」の特徴です。

 

なら「金」を持っておけば安心!

 

だと思いがちですが、残念ながら違います。

 

「優れている」というのはあくまで、

「いかなる通貨よりも物やサービスに交換してもらえる可能性が高い」というだけで、

「損した」「得した」とは別の話です。

 

そもそもですが、

「金の値段が上がった(下がった)」とよく言われていますが、

 

金の価値が上がった(下がった)訳ではありません。

 

逆に

 

「お金の価値が下がった(上がった)」

と考えるべきです。

 

そして、金の主となる取引場は日本ではありません。シカゴのマーカンタイル商品取引所(CME)です。1トロイオンス◯◯ドル」

 

日本の取引価格は、これを為替レートで円に置き換え、単位もグラムに直したものを参考に取引されています。

 

ということで、「金」を考える時には、最大取引市場である、CMEの価格、通貨はドルで考えます。

 

今から8年前の2011年、たまたまかもしれませんが、拙者は金の高値と時期ををほぼほぼで言い当ててます。

別に自慢したい訳ではなく、考え方を知って頂けたら、というお話です。

 

通貨はドルですので、考えるべきはFRBによる資金供給量の変化です。

 

米国FRBは、2008年11月にQE(資金供給→量的金融緩和とも言う)を開始しました。

 

「市場の予見性」というのは凄いもので、金相場はおよそ1年前の2007年9月から動き始めます。

当時の金の価格は安いところで

1トロイオンス=644ドルでした。

 

このQE(量的金融緩和)は最終的に3段階で行われています。

QE1:2008年11月~2010年6月

QE2:2010年11月~2011年6月

QE3:2012年9月~2014年10月

 

私か「マズイかも」と思ったのは2011年の春です。

 

ポイントとしては4点

①金を買う事が一般人で人気化してきた。

②QE2の終了の可能性が出てきた

③QE1と2の結果、資金供給量的は、この時点で約3倍。その価格に向かって加速の兆しが見られた。

④「倍数の法則」的にも要注意水準が近づいている。

 

一つずつ説明すると

①私が相場か要注意状態と判断する時

     ・本屋さんでその投資対象のコーナーが

          作られていて、人が群がっており、

          かつ、「簡単に儲かる」的な本が

          置いてある

 

      ・テレビで、その投資対象で儲かった人が

     登場する

 

      ・さらに、全くの素人と思われる、

     若い方や主婦、サラリーマンが購入する

     ニュースがテレビに登場!

 

     ・そして、週刊誌に

   「まだ間に合う!◯◯投資!」

 

これって、仮想通貨とかもそうでしたね。

一般の方でも結構応用の効く見破り方です。 

 

②③通貨とは

「その国の経済価値を担保に発行される

国が価値を約束した紙切れ」  なんですが

 

「通貨の発行量を2倍にすれば

価値も2倍!\(^-^)/」

 

なんて、ことはなく

 

国の経済価値が変わらなければ、

1枚当たりの価値は理論上半分になります。

 

もちろん、リアルタイムで綺麗にその分だけ物価は上昇しません。

 

実際には

他国との為替レートの関係や市況の影響

経済成長率や金利

アンカー効果も働くのですが、

それを話し始めると、客人方の頭が混乱すると思うので、ここでは触れません。

 

しかし、金は「価値の貯蔵機能」が強く

その価値は

「増えもしないし、減りもしない」ので

割りとストレートに考えやすいです。

ただし、「先読みの習性」が強い点には要注意です。

それは、メインの取引が「先物」で、

プロの介在率が高いからだと私は考えています

 

話を元に戻しますと、QE2が終了時点で、「ドル」の資金供給量は3倍になっています。

 

となると、起点は

1トロイオンス=644ドル

でしたので

 

通貨の価値が1/3=金の価格は3倍

という図式が成り立ちます。

ということは、

644ドル×3倍=1930ドル

となります。

 

④「倍数の法則」と私が名付けた、

投資の法則なのですが、

チャート上での動きの起点から

1.5倍、2倍、3倍、5倍、10倍

ほ要注意ポイントで、

調整、もしくは高値になりやすい。

というのがあります。

特に大相場では、3倍と5倍は高値をつけやすい、最も注意すべきポイントと思っています。

 

実際にこれまでの大相場の指数や銘柄に当てはめてみると面白いですよ。

特に2008年に爆騰した上海市場は、

調整ポイント、最高値がほぼピッタリ

一致してます。

 

しかし

これがなぜそうなるのかは

私には今でもわかりません。

わかる方いたら教えて下さい😅

あくまで経験則上の法則なので。

 

つまり、ここでの3倍も同様の

644ドル×3倍=1930ドル

と弾けます

 

当時、金が人気化する過程

1300→1500ドルで、要警戒状態に入ったため、当時の顧客に

「金をお持ちなら売却の検討に入った方がいい。ただし、想い出の品ならそこは割り切りましょう」とお話してます。

 

そして、実際の高値ですが

ドル建て金価格の史上最高値は、2011年9月につけた1トロイオンス=1,923ドルです

 

「ほぼほぼ」でしょ😁

 

ただ、冒頭に「たまたまかもしれませんが」

と断ったのには理由があります。

 

それは、その後

「QE3:2012年9月~2014年10月」

が行われたからです。

 

これが相場に織り込まれていたら

資金供給量の増分5倍弱なので

 

644ドル×5倍=3220ドル

 

なので、3000ドルが実現していた可能性があります。

しかし、「金は先読みの性格が強い」

が効いたのか?

「これが最後」という触れ込みもあってか

実現する事はなく、むしろ

 

最後=今度は資金供給量が減り、

           これまでの動きが逆転する

 

と市場は判断したようで

金価格は下がり始めます。

 

そこに、2013年5月の

バーナンキショック(量的緩和終了宣言)

さらに同6月の量的緩和終了

 

これにより、金価格は1211ドルまで下落します。

 

高値からの下落率、実に-35%強

 

「金は実物資産」は間違ってないと思いますが、イコール「安心」ではない事はお分かり頂けましたか?

 

つまり、「金」は、

「景気悪化時~回復期」に

米国の資金供給によって、ドルの実質価値が下落する際に買うもの。

そして、その価値の低下の「兆し」が

見えた時点で警戒に入り、

巷で人気化したら売り向かうもの

という事になります。

 

今、一部で金を買う動きがありますが

 

米国は20年前同様

これから「一時的に利下げ」するだけで

それに伴い、「一時的に量的緩和」をするかもしれませんが

 

そこか、さほど遠くないうち(1~2年内)に

「再び段階的な利上げ」

→「最後は資金吸収(資金供給量の大幅減少)」

となる事が想定されるため、

上昇は一時的と想定しています。

 

現在、金価格は

1トロイオンス=1400ドル

1500に接近する事はあるかもしれませんが

半年内にはまた1200ドル台に戻ってしまうかもしれません。

 

また、この先の資金供給の流れはわかっても、「量」が読めないため、

その先の動きやいるべき位置は今は弾けませんし、しばらくは投資対象として考えていません。

 

その時がくれば、また「金」について

お話すると思います。

 

我が「斬鉄剣」なんとか「金」を斬れた!

しかし、「なんとか」では、

石川五右衛門大先生の足元にも及ばぬ!

精進せねば・・・

( ̄人 ̄)合掌

 

 

☆ご注意!

念のため、お伝えしておきますが

上記は、あくまで私の私見です。

参考にして頂いても、無視して頂いても、

客人方の自由です。

また、投資は「自己責任」です。

客人方が「儲かろうと」「損しようと」

当方は一切関知致しません。

トランプ大統領を斬る!

斬鉄剣」この世に斬れぬものはなし!

 

斬鉄剣」に一片の曇りなし!

 

トランプ覚悟!

  !Σ(×_×;)! ドン!🔪(`皿´#)←株侍

 

 

そんな物騒な事はしませんよ。

 

巷の噂では

 

「ペンは剣よりも強し!」

 

らしいので😁

 

どうも、日本人だけでなく、世界がトランプ大統領に振り回されているようなので、冷静な分析でも。

 

マスコミの一面的な報道が、日本人の目を曇らせているようなので

 

トランプ氏を捉える上で、日本的な観念は捨てて考えなければいけません。

 

日本人の間違った(理想主義的な)思い込みとして

 

①議員、首相、大統領になる人は、

「聖人君子」たらねばならない。

 

②争い事は「話し合い」で平和的に解決しなければならない

 

③自国だけでなく、他国にも配慮しなければならない。

 

④それでいて、内政(経済成長)、外交(自国を有利に導く)共に、成果を出す。

 

拙者も、そうできるならそうした方がいいとは思うのだが、

 

残念ながら

 

それって、単なる「理想主義者でお人好し」

なだけでは?

実際無理でしょ。経済ゼロサムだし。

甘やかせばつけあがる国多いし。

 

まあ、日本がそうである分には、仕方ないかもしれませんし、そういう役回りも必要なんでしょう。

ただ、そうであるがゆえに、後でその代償を払う事になるんですが、そこが残念!

 

でも、①~④って、日本人の価値観であって、米国には「米国の正義(大義)」がありますからねえ。優先順位もあるし、

 

実際、拙者はトランプ大統領の政治手腕は高く評価してますよ。

「敵ながらあっぱれ」なんですよ。これが。

まあ、人柄までそうか?と問われれば

「それはどうかな?」🤔

とは思いますけどね。

 

事実、今や超大国となってしまった中国を始め、ロシアや北朝鮮を抑えられるのは、

トランプ大統領じゃないと無理だと思います。

 

客人方は

「マッドマンセオリー」という言葉をご存知かな?

 

「マッドマン」とは、「狂った人」というそのままの意味ですが、

「狂った人」を演じる事によって、

相手に自分の要求を受け入れさせる。

むしろ

自分の要求を受け入れさざるを得ない状況にまで追い込む。

というやり方で、古くはニクソン大統領がとった方法と言われています。

 

いわゆる「交渉術」ですね。

 

実際にある「交渉テクニック」でも

ハイボール」という方法があって

①無理目な要求を行う

②それは無茶だ!と相手は引く

③それより低い要求をする

④それならと相手に受け入れさせる

⑤改めて考えると③ですら高い要求だが、

    ①と比較させる事で、お互いに譲歩した

    かのような形にしてしまう高等テクニック

 

まさにこれですね

 

あと、これもかな?

 

「怒り役となだめ役」

①最初に前に出る人が、相手に対し高圧的に接する(怒り役)

②「怒り役」が席を外した際に、なだめ役が登場。現実的な「落とし所」の話をする。

③相手が折れない場合、再び「怒り役」登場!

④再度、「なだめ役」が現実的な「落とし所」の話をする。この際「怒り役」が同席して、「なだめ役」が「仲裁役」を演じる場合もある

⑤一見1対1のように見えるし、立場が違って見えるが、実質2対1の相手の心理を揺さぶる高等テクニック。

 

この「怒り役」はトランプ大統領

「なだめ役」は、イバンカさんが代表格だけど、他にも数名はいるぽいですね。

あまり表には出てきません。

特に国だとプライドと利権のぶつかり合いになるため、交渉事は「水面下」がとても大事です。

 

さらにこれもですね

 

「選択肢から選ばせる (基本二択)」

①貿易要求を呑まなければ、②制裁を発動する。

 

これって、最初から、どっちに転んでも米国有利ですね。

しかも、相手がどちらを取ろうと、次への布石(要求拡大or制裁拡大)となっている点も抜け目ない。

 

トランプ大統領は「優秀なビジネスマン」である事に疑いの余地はないようです。

 

しかも、時間をかけながら、着実に成果を出しつつある。

 

拙者は日本侍なので、望んで味方になりたいとは思いませんが、敵にまわすには怖すぎる存在ですな。

こういう方には「立ち位置」がとても大事なので、安倍外交に期待したい所です。

 

そのトランプ大統領ですが、

内政でも仕掛けています。

FRBへの口撃がそうですが

これについては、拙者もトランプ氏に賛成です。

 

昨年から

「世界の株価が下落したのは、FRBのせいだ!」

トランプ大統領は言ってましたが

 

実は本当です

 

嘘だと思うなら、米国の昨年の資金供給量の変化を見てみるといいです。

 

昨年一年間で見ると、主要3中銀(FRB、ECB、日銀)の供給済資金量の総額は大きく減少しています。

 

「相場の仕組み」の終わりの部分でも書きましたが、

「資金供給量の増加」は「相場のエネルギー」そのものです。

これを昨年、FRBは増加どころか、大きく減少させました。

そうなると、市中に出回っているお金の量も減少圧力がかかります。当然、株式市場からもお金が間接的に抜けるわけで、年末の株価の大幅調整は当然と言えます。

 

ここでのトランプ大統領の真の狙いは

「株価の大幅上昇とバブルを引き起こす」

事だと思われます。

 

なぜなら

金利を下げろ、資金供給量を増やせ」

という要求は、現在の経済、相場状況だと

「株価の大幅上昇とバブルを引き起こす」

と同義語だからです。

 

そして、FRBは、トランプ大統領の波状攻撃に陥落寸前です。

拙者は、「株価と経済の急成長」→「バブル化」→「ドボン」はセットなので、

 

避けられないならば、むしろより大きく高く燃え上がる事で、投資家(顧客)により大きな利益をもたらせる。と考えています。

 

先々、日本がピンチを迎える前の、

最後の株価(経済)上昇と思われますので、

より多くの利益を確保する事が、

その後のピンチの際の保険になります。

 

本当に「ハイパーインフレ」が来たら、

日本在住の日本人で「円」を保有している以上、この大波から誰も逃げる事はできませんよ。

 

改めてですが

 

大局的に今の世界を見ると

「一帯一路」で勢力範囲を拡大し

「製造強国2025」で、ここから10年先まての、産業のイニシアチブを取ろうとしている中国

 

それをさせまい、と手段を選ばず、

中国の野望を封じ込めようと、

最低でも、覇権は握らせまいと動く米国

 

そして、その間で揺れ動く、我が日の本の国

 

日本人は人(他国)の心配している場合じゃないんだが。😅

 

まあ、今の安倍政権の

「バランス外交(かなりアメリカ寄り😁)」

も、次善の策としては、やむを得ないんでしょうね。

 

でも、それと同時に、かつ「したたかに」

次世代産業育成のための大胆な手を、

素早く、かつ大がかりに打たないと、

また日本の産業や企業が傷んでしまう。

 

そう思えてなりません。

 

野党の皆さん。

「なんでも反対」や「足の引っ張り」

「国民のご機嫌とり(とれてないけど)」

ばかりしている場合じゃないですよ。

本気で勉強してくれ!

自民を上回る本気の対策を考えてくれ!

頼むから。

じゃないとこの国が死ぬ・・・・

( TДT)🗡️( TДT)🗡️皆で切腹

 

トランプ大統領を斬るつもりが・・・

野党を斬ってしまった・・・


またつまらぬものを斬ってしまった・・・・

(‐人‐)合掌

IT相場再来なんだが.....

兄さん、姉さん!

「ハイテク」って奴が来るってよ!

やっぱ南蛮人ですかねえ~

どんな奴か知ってますかい?

 

こんにちは、株侍(プロ)です。(⌒‐⌒)

 

ハイテク相場と一口に言っても、ハイテクならなんでもよい。という訳ではありません。


また、いつ何時でも買ってよい。
という訳でもありません。


例えば、
米国のアマゾンドットコムと日本の楽天
どちらも「ネット上の商店街」の運営をしている点では一緒です。
どちらも市場では大きなシェアを持っています。


しかし、株価の推移はどうでしょう?


これには大きな差があります。
ここ5年間の株価推移を見比べて見ると、
アマゾン5.6倍
楽天        -8%
ネット社会全盛なのに、なんでこうなっちゃったんでしょう?


これにはいくつかの要因が考えられます。


一つは、マーケットの差
言うなれば「量(規模)」です。
世界で顧客数を伸ばし続けるvs日本国内で既に飽和し、さらにアマゾンの追撃を受け抜かれる。また、取り扱いの商店、サービスが拡大していくvsあまり変わらない


そして、
商売にはフロー型とストック型というものがあります。ネット商店街の場合、基本はフロー型、つまり、商店主の売上の一部を頂くことであり、収入はその時ポッキリなので、その収入は売上によって大きく変動します。


ストック型の代表は、アマゾンプライム会員です。買おうが買うまいが、毎年一定量の収入が入ります。
他にも広告料収入もここに入りますが、これも規模の差が大きくものを言います。


もう一つは「質」
アマゾンのもう一つの強力な武器はAWS(アマゾンウェーブサービス)です。
これは、元々アマゾンが持っていた自社の顧客管理のためのデータセンターが元になってます。。


この余った容量を企業に貸し出したのが発端とされてます。繋ぐのはネット回線。つまり、クラウドです。
アマゾンはこの分野でも、既に世界一の座を手にしています。ライバルはコンピューター界の巨人「マイクロソフト」です。この二社の戦いが今後も見ものです。


つまり、今の地位に甘んじる事なく、常に世界を舞台として、新しいビジネスモデルを追及していく、その力の差が、この結果を生んだと言えます。


このように、今や同じ業界でも、ビジネスモデルや経営の差で、天と地ほども違う結果が出てしまうのが、今の時代の凄い所です。


だからこそ、「勝ち馬につく」事が何より大事になりますし、それを見極める事ができれば、投資はそれほど難しくはありません。


ある経営者が言ってましたが
「今や大きく儲けられるのはトップ企業のみ、それなりの儲けを出せるのはせいぜい3位まで」
この事を忘れてはいけません。


しかも、今やネット回線を通じて、簡単に国境を越えてきます。


今まで四方を海で囲まれた、我が国日本はその独特の地理故に、「ガラパゴス」とも言われる独自の進化と、固い守りで、かつては「東洋の奇跡」とも言われる経済成長を遂げましたが、もはやその優位性はなきに等しい状態になってます。

 

未だそれが生きている分野もわずかにありますが、それですらも時間の問題かもしれません。


投資だけでなく、我々は社会や経済そのものに対して、もっと危機感を持たないと、取り返しのつかないことに、、、、
既になり始めてます。


話を本題に戻しましょう。

 

前回は、「経済サイクル面」言い換えると「金融・財政政策面」から相場を捉えましたが、今回は「需要面」としての「産業面」から相場を捉えます。


今回のハイテク(IT)相場は
「二段階スライド方式」を想定しています。


まず最初に来るのは、2020年問題。企業のシステム更新需要の拡大です。

 

この分野、実はこれまでの参入障壁が一部生きてます。
システム構築には、多くの時間と労力が必要です。しかも、基本的に顧客の企業に赴いて対面で進めて行きます。


使うクラウドがアマゾンであれ、マイクロソフトであれ、さすがに、毎回米国から行くわけにもいきませんし、日本の現地法人の人数は知れてます。顧客に「勝手にネットで構築してね」というのも無理があります。
となると、日本企業が活躍する余地があります。


日本はまた、「日本語」や「日本独特の商慣行、税制、法律」という参入障壁も持っています。そういう点でも、ソフトウェアの業界にも活躍する余地があるでしょう。
また、一部のネットサービスにも同様の事が言えるかもしれません。


これらの企業の株価には既に動きが出ているので、探しだすのはそれほど難しくありません。


その点、ハードウェアはちょっと難易度が上がります。
今でも高い競争力を持つ日本企業としては、電子部品、工作機械(製造用機械)があります。既に半導体と液晶は死滅寸前なので手を出してはいけません。


ただし、製造業にはサイクルがあるので、タイミングと水準が大事です。
ウインドウズ10では、ウィンドウズ7時代のPCでは動作に難がある。と言われています。


企業向けのPCやネットワーク機器に関連していて、競争力のある企業は例え株価が下落していても、いや、下落しているからこそ、丹念に拾いたい所です。


ただし、秋にかけてもう一段の調整はあり得ますので、あまり上値を追うことは得策とは思えません。


そもそも、決定的な要因として
ソフトウェアは貿易関税の影響は小さく、ハードウェアは大きい、という特徴があります。


今、ピン!と来た方。センスありますよ。😁


第一波はこの辺にしまして、


続きまして第二波は
5G関連という事になります。
これも秋から動くかもですが、来年に入ってからになるかもしれません。


既にアンリツやキーサイト等動いていますが、これは通信会社や通信機器会社の設備投資や機器開発の段階を捉えています。
次に来るのは、端末、機器製造に関わる企業。さらにその次はサービスを提供する企業になると考えています。


こうやって、体系的に、かつ段階的に考えていく事で先を予測し、布石を打って(投資資金投下)を行って行きます。
ポイントは、「動きは出ていても、多くの人が騒ぎ立てる前に先回りをすること」です。


ここに投資の一番の面白さがあります。