餅は餅屋 株は株屋?
「餅は餅屋」という言葉があります。
平たく言えば
(* ̄∇ ̄)ノ相談するならプロにしなさい
という事なのですが
(自称)プロなら誰でもよい
という訳ではありません。
一口にお金のプロと言っても、
我々「証券侍」の他「銀行侍」「保険侍」「専業FP」「税理士」等があります。
えっ?郵便局がないだろう?ですって?
郵便局がお金のプロじゃない事は、私が書かないまでも、今回の「簡保事件」で、バレちゃってますからねえ。😅これがプロに頼まなかった典型的な例ですね。
もちろん「郵便」のプロではあろうと思いますが。
一口にプロと言っても
どこに頼むか?
また、どこで使い分けるか?
このプロを選ぶ線引きが難しい。
例えば「保険商品」
一般的な保障等の掛け捨て保険なら、間違いなく保険会社かと思いますが、「運用」「外貨」の要素が入ってくると、保険会社はまるで素人。我々「証券侍」の出番になってきます。もちろん、勉強している「証券侍」ね。
同じように「外貨」
海外旅行や事業の支払いで使う外貨は銀行さんで調達するべきですが、「外貨の利回り商品」になってくると、我々「証券侍」の出番です。これも勉強している「証券侍」ね。
ただし、「FX」は多くの証券会社は扱ってません。これは「専門のFX業者」となってきます。
この辺りがわかってないとどうなるか?
先の外貨保険の例で行くと
たまたま円安で増えてくれればいいのですが、円高が進んだ場合、保険会社に相談した所で、相手は「素人に気がはえた程度」
「長い目で見ていきましょう」
と気休めを言われるか
せいぜい、新聞を読めば書いてある程度の事しか言えないかと。基本「現状維持」なんでしょうね。相場環境がどうであれ。
まあ、仕方ありません、日々金融情報端末でその動きを捉えながら、その要因を分析し、将来の動きを予測する事を繰り返す「証券侍」と、断片的な為替レートをニュースで見る程度の保険侍では、比べ物になりません。
市場では時に「起きるべくして起こる」出来事があります。優秀な証券侍はそれに早いうちから気づいていますが、保険侍が気づく事はおそらく不可能だと思います。
また、銀行侍については、「金融」として考えれば、証券侍より、よく勉強する優秀な種族と言えます。もちろん、融資、ミクロ的経営相談なら銀行侍にするべきです。
ただし、銀行侍の致命的弱点は「変化に弱い」ことと「現実より教科書的に考えること」だと思います。よって、運用については、保険侍よりは知識はあると思いますが、やはり不馴れで「変化」に対応するのは難しいと思います。
そして、商品的な差もあります。
「外貨運用」と言えば、「外貨預金」が代表的ですが、証券会社の「外貨建MMF」と比較すると
①金利(利回り)が低い
②為替調達コスト高い
③税制が違う(為替差益が外貨預金の場合は、雑所得で総合課税、外貨建MMFは20%の分離課税)
外貨を実際に使う予定があるか、総合課税(雑所得)が有利に働く人であれば、この限りではありませんが、拙者からすれば、なぜ「外貨預金を選ぶのか」自体が謎です。
こういった事からも、本来であれば
①FP的な相談ができる方に相談
あるいは、自分で調べて考える
②運用商品や運用部分は「証券侍」に
③保証的保険は「保険侍」に
④ローン等借り入れは「銀行侍に」
⑤不動産は「不動産侍」や「信託銀行侍」に
と「餅は餅屋戦略」が有効なのではないかと
問題は①
ここは本来「証券侍」か「独立系FP」の分野なんですが、かなりの知識量で、
かつ「変化の予測」も必要なのて、
業界というよりは担当者ベースて選ぶのがいいかもしれません。
また、それについては
担当者の「プロとしてのレベル」が何より大事なのですが、これがまた、レベルに「天と地ほどの差」がありますので、直接お話して、それを推し量るのがいいかと思われます。
以上、現場から「餅屋」がお送り致しました。🙇