株式相場雑感(9/6)
今週後半は不意をつかれましたね。
おそらく仕掛けたのはCTA(米国の投機筋)かと
せっかく貯まってきていた、空売り、先物売りを、ここで吐き出させるとは・・・
もったいない(+_+)
こういった動きの事を「踏み上げ相場」と言います。
具合的には、空売りや先物売りで下げに賭けている人達が、相当数増えていた訳で、この人達は相場が上昇すれば上昇しただけ損失が膨れ上がるので、慌てて買い戻さざるを得ません。
買い戻しの買いであろうと、新規の買いであろうと、市場への効果は変わりませんから
投機筋としては、先物で積極的に買いをしかければ、一時的であれば仕組み上、相場を大きく持ち上げる事は可能です。
もし、他の投資家達が「買い戻し」だけでなく、「新規の買い」まで入れてきてくれれば、投機筋にとっては「絶好の売り場(利益確定)」ですし、それが勢いで行き過ぎれば、改めての、「先物売り(仕込み)」となる可能性があります。
余談ですが、こういった動きに振り回されて、
慌てて買い戻して空売りで損失
→再度買いを入れたらそこが戻りの高値で含み損
これを業界的には「往復ビンタ!」
アウッ(゜o゜(☆○=(-_- )゙
(-_- )=○⭐️)゜o゜)グヘッ
と呼びます。
合掌( ̄人 ̄)オキノドクニ
くれぐれも、相場は感情的になって、雰囲気に呑まれてはいけませんよ
しかし、香港の法案撤回は、来週の「一帯一路サミット(香港開催)」を前にして、しかも、トランプ大統領の圧力からすれば、当然の帰結とも言えますが
その買いが一巡した頃を見計らったかのようなタイミングで、「米中貿易交渉再開」のニュースというのは・・・・・
なんか出来すぎで違和感を感じます。
今回仕掛けた投機筋の裏にいる人って、トランプ大統領と繋がってないですよね?
と思ってしまう位
まあ、それでも先日お話した「最終的なシナリオ」に変わりはないかと思いますが、そこに至る道筋は変化したような気がします。
今週末は
米国雇用統計
中国貿易統計
香港デモの有無、またその内容と当局の対応
これがどうか?そして、市場がどう解釈するか?で来週の動きが決まると
来週の動きは上下どちらの可能性もありますが、どちらかと言えば、再度上を試しに行く確率の方が高いかなあ~と。
その場合、日経平均で言えば21500円手前位はあり得ますが、現状ではそこまでかなあ~
と思っています。
日米共に、今年末には今よりいくぶん高い位置に行く事を想定してますが
本格上昇にはまだ間があるかと
特に日本株は再度下値を試しにいく余地が残っていると思います(米国株はあっても短期的な調整で終わりそう)
問題はいつ再度下値を試しに行くか?
そのキッカケとして、あり得る事象として
①香港デモ過激化→戒厳令
②雇用統計、貿易統計→不安再燃
③9/18FOMCで利下げ0.25%→失望
④ブレグジットの混乱
最も確率高いのは③かなあ?
さらに次のFOMCは10月末なのて、そこから年末まではアゲアゲになりそうです。(何でもかんでもではないと思いますが)
なので、ターゲットを選定しながら、その銘柄が買いのゾーンに入ってきたら、地道に拾い続ける。
しかも、そのゾーンは二段階~三段階で想定しておくのがいいかと
つまり、
①打診で買って
②直近底値に近づいたら、計算して効果が大きいと判断すればナンピン買い
③もし、日経平均が二万円を割れるようであれば、売りが一巡した所で、同様に効果があればさらに買い増し(単価下げ)
本格的に動きが出るまては地道な作業ですね
もちろん、本格上昇となれば、最も有望と思われるものを押さえに行きます。それが例え現値より株価が高くても。
まあ、絵画で言えば
「落ち穂拾い」みたいなもんですな😁
もちろん、この後、再びの「垂直落下」もあり得なくはないですが、おそらく多少の時間をかけて揉み合いながら、日経平均は降りてくると思われます。
そして、加速度がついて行き過ぎて、多少なり「悲鳴」や「恨み節」が聞こえてくれば、ようやく底打ちなのかもしれません。
まあ、待つのも相場ですが
バーゲンで10%オフより、20%オフの方を待ちたいのも人間の心理ですが、どちらかに賭けるのではなく、どちらにも半分ずつ賭ける
というのが、成功する事が多いです。
決して、「一発必中」「全線全勝」「上昇益の総取り」。狙わないように😁