株式相場雑感(9/4)
9月に入りました。
8月24日ののジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演が、追加利下げを示唆するものと受け止められた事で、未だ揉み合う「凪ぎ相場」の展開が続いています。
懸案材料としては
①世界的な景気悪化懸念
②米中貿易戦争の終結が見えない事
③逆イールドの継続
④ドイツのマイナス金利の副作用
⑤イギリスのブレグジット
⑥香港民主化デモの行方
といった所でしょう。
そして、今日⑥について、「法案の撤回」のニュースが出ています。
株式市場は好感しているようですが
ここで考える所として
①話の大元の撤回ではあるが、これでデモ側が矛を納めるかどうかが現時点では不明
②そもそも、不安材料の一つに過ぎない
③日経平均(先物)は依然直近高値を抜けておらず、移動平均線に対しても、上抜けしたと言えるかどうかは微妙。
という事から
月内に下に突っ込むリスクは依然ある状態。
ただし、個別株の場合は、ターゲット銘柄であれば、レンジ内の低い位地なら押し目買いで拾ってもいい状態かと思われます。
あと、思うのですが
①トランプ大統領が引き起こした「人為的な危機」が、さらなる世界的な金余りと、景気刺激策を誘発する事で、瞬間的にそれ(危機)を真に受けた売りが相場を押し下げるものの、
②世界的な、金余りと景気刺激策の効果、そして「需要の先送り効果」により、
③数ヵ月の時を経て、相場は反転し、上昇相場から、さらにその後バブル化へと向かう
というシナリオをお話してますが
どうも、この事に気づく人が増えてきている気がします。
そうなると、投資家は楽観的にタカをくくってしまうので、このままでは、上昇に弾みがつきません。
つまり、後の上昇に勢いをつけるためには、一瞬「危機が現実になるかも😱」と多くの投資家に錯覚してもらう必要があるのですが
チャートを見ると
「今週末に何かがあって、それで来週方向性が出る」事を示唆した動きになっています。
はて、なんだろう?
予定を見ると
①米国雇用統計、及び中国貿易統計
香港デモの武力鎮圧(これは今日で消えた?)
結構、キッカケになりうるネタはありますね
その後発生のパターンとしては
②FOMCの追加利下げ決定による材出尽くし
③月末~来月にかけてのブレグジットの行方
あたりかなあ?とも思ったりします。
何にしても、明日の動きは目先大事で、先物で20800円台に乗っければ、上値をトライする可能性が出てきますし、そうでなければ、
概ね20500円を中心とした、上下300円幅程度の「往来相場」の継続となりそうです。
いずれにしても、最終的な結果(株価上昇→一部バブル化)は変わらないかと。
問題は、それが始まるまての道のり
しかし、トランプ大統領の香港への口先介入・・・・たまには良いことするねえ😁
あれなければ、死人出てたかも。
まあ、まだ終わってないけど。
デモ隊も、そろそろ矛の納め時では?
「多すぎる欲は身を滅ぼす」と思うので😅
まあ、条例を潰したのは正解でしたけどね
あれ通ってたら、「不都合な人間逮捕→本土に移送→どこいったのか?生きてるのかさえわからない→怖すぎるので市民は逆らえない→事実上民主化終了」が見え見えでしたので😅
まあ、何にしても「相場の凪ぎは証券マン泣かせ」
「待つのも相場」なんですが、少々、待ちくたびれ気味です。😅
いい買場こないかなあ~?
( ´△`)ボーッ