株侍Proが相場と世の中を斬る!

現役プロ証券侍が行う世直し! 戦国の世を生き抜く!

他のプレイヤーを意識する重要性

     多く方が意識してないと思いますが

 

   「お金💰️」は世界中を飛び回っています。

 

   「マーケット」においても然りです。

 

   「  今どの市場からお金が出て、どこに向かっているのか?」

 

    「それは一時的なのか?それとも継続しそうなのか?」

 

    「それはどのプレイヤーのお金なのか?個人投資家なのか?機関投資家なのか?公募ファンドなのか?ヘッジファンドなのか?CTAなのか?年金なのか?」

 

これらを常にイメージしなければいけません。

 

簡単なイメージとしては

ハイブリッドカーについてる出力メーター

 

「今電気です(電池→モーター)」

 

「今減速で電池を回収してます(電池←モーター)」

 

あれの複数版と思って頂ければ😁

 

そして、その状態の認識を常にブラッシュアップさせていく事が大事です。

 

なぜなら

 

株価というのは、数字が独りでに上下動している訳ではありません。

 

あくまで需要と供給により上下動が決まります。

 

そして、それは時間と共に変化します。

 

であれば、

 

多くの人が買うより早く、それを持っておく必要があり、需要(買い)が最大限に供給(売り)を上回る地点より手前で、殺到した買いに治自分の売りをぶつけなければいけません。

 

これ、聞いてみれば「当たり前」なのですが、実際には多くの方ができません

 

これを拙者は「コロンブスの卵」理論と勝手に名付けています。

 

コロンブスの卵」は有名なお話なので、皆さんはご存知かと思いますが

 

株式市場にも「コロンブスの卵」はたくさん転がっています。

 

「後になれば当然」の事でも、「事前には(多くの人が)わからない」

 

これが、「相場のコロンブスの卵」です。

 

この「コロンブスの卵」的な要素や要因を人より早く、どれだけ見つけて、売買で利益に変えられるかが、「投資の本質」だと思います。

 

極論すれば

 

人よりわずか1日でも早く、確率の高い予測ができれば、それだけでも利益をあげる事が可能という事です。

 

また、これは拙者の「最大の武器」でもあります。

 

先週の今週でもありましたが(半導体への見方の事ですね)

 

事前にお客様に話していた事が、後になって、市場でもてはやされたり、大騒ぎになったり、新聞に載ってきたりするのは、この上なく快感です。

 

さらに、それで利益が上がる事が「至福の喜び」であり、「損失を抑える」事にホッとします。

 

これが本当の「投資」ではないでしょうか?

 

もちろん、世の中に「絶対」はありませんが、「確率の高い、低い」は存在します。

 

また、今起きている事は、必ずと言っていいほど、過去と因果関係があります。

 

それを解き明かす事で利益を得る。

 

いわば「最高の知的ゲーム」かと

 

ちなみに、日本人は「ゲーム=遊び」

 

と、捉えがちですが

 

本来の意味では「ゲーム=試合」です。

 

拙者はさらに「死合い(真剣勝負)」と捉えています。

 

真剣勝負であればこそ、やみくもに刀を振り回してはダメです。

 

相手の息遣い、殺気、焦り、僅かに現れる初動を捉えて、一撃!あるいは二の太刀!で、確実に倒すつもりで、かからなければいけません。

 

この「殺気、焦り、僅かに現れる初動」に相当するのが、冒頭に申し上げたプレイヤーの動きとお金の流れです。

 

今回は侍っぽく、お話させて頂きました。🙇

投資で一番難しい「売る」判断について(後編)

では、軽いウォーミングアップができた所で実践編です。

 

なんと!

 

前回のを読んで、むしろ肝を冷やしたと?😱

 

まあ、それならそれでいいですよ。😀

 

 

大切なのは

 

慎重かつ大胆な「行動」ですからね😀

 

これは徐々に身につけていくものなのですので、あせらずに、一歩ずつね🤗

 

さて、さりげなく「極意」について、ふれておきますと

 

(* ̄∇ ̄)ノ売りには4つのポイントがあります、順にお話しますと

 

①「割高」な時

②「短期急騰」した時

③「前提条件が崩れた」時

④「比較が成立する」時

 

これのいずれか、もしくはいずれも、が成立すれば「売り」の判断となります。

 

詳述すると

 

①明らかに「割高」な時

    例えば、ここ三年先まで見て、年平均利益成長率+10%位なのに、特別な要因もないのにPER100倍とか

    どう計算しても割高感がある。つまり、バブル化して現在価値+将来価値で説明がつかない状態。

     ここで欲張り過ぎると大きくやられます。

 

②「短期急騰」した時

     バブル化までは至ってないものの、短期的に急騰すれば、その後、ある程度、もしくは上昇分を打ち消すほどの下げが生じる場合があるので、一旦利益確定のタイミングとなります。

    どの程度上昇したら?かは投資家の「飛び付き具合」によります。

     これが勘違いや過大評価による上昇ならラッキーです。喜んで売り向かいましょう。

 

③「前提条件が崩れた」時

     本来、買う時には、何らかの割安、あるいは、成長する「要因」があるはずです。

    これがないなら単なる博打ですね😅

    もし、その「要因」が損なわれたならば、例え損失を出してでも、できるだけ早く手仕舞わなくてはいけません。

    なぜ、「早く」なのか?

    それは他の人が期待感を持っているうちに逃げるのが「鉄則」だからです。

 

④「比較」が成立する時

     投資をやっていると、どうしても直面するのが、

 

「これを買いたい、でも資金が足りない😱」

 

    もしくは

 

「これを買いたい、でもこれ以上資金を投下したくない😱」

 

あるいは、

 

「買ってみたものの、どうも今後の上昇に確信が持てない😱」

 

そして、

 

「銘柄はよくても、買う水準、タイミングを間違えた😱」

 

そんな時には銘柄の「入れ替え」を検討する事になります。

 

こんな時でも、気分でやってはダメです。

ヘタすると逆をやります。

 

あくまで、今保有している銘柄よりも

 

①より、大きな上昇幅が期待できる

 

②万一下落に転じても、より想定下振れ幅が小さい

 

③より上昇する確率が高い

 

④より下落する確率が低い

 

これを合理的根拠を元に、比較検討した上で、コストの「費用対効果」を踏まえて

成り立つようであれば、入れ替えすべきです。

 

そして、これらの要因に該当する項目が多ければ多いほど、より強い「売り」の判断となります。

 

以上の要素を踏まえた上で、それぞれの精度を少しずつでも高めていけば、一般の投資家の方でも、着実にプロに近づいていけると思います。

 

逆に、担当証券侍(マン)が、こういった合理的根拠を持たずに

 

「上がったから売りましょう!」

 

と訳のわからない事を言ってくるようなら、その程度の実力?なのかもしれませんね。

 

ということで、

 

今回は軽く「プロの手の内(判断根拠)」を公開させて頂きました。🙇

 

株式相場雑感(7/29)

本日の相場天気は曇り☁️

 

企業業績と世界経済にやや暗雲立ち込める

 

といった雰囲気

 

しかし、これは想定通りの展開。

 

と言っても

 

何それ?🤔

 

と思われる方もいると思うので、解説でも

 

まず企業業績ですが

 

前々回の相場雑感、つまり6日前ですかね?

 

お話した通り、

 

一部の半導体がよくなったからと言って

半導体や、電子部品、製造装置」が全面的に回復するだろう。という解釈は今の時点では行き過ぎ。😅

 

ということなんですが

 

本日のマーケットコメントを見てると

 

「一時的な回復を先取りした反動安」

 

とありました。

 

物事は「正確に捉える」事がとても大事なのですが、「一部」と「一時的」は似ていて、意味が全く違います。

 

ちなみに、国内パソコン販売台数を調べてみると、前年比で+40%台。

 

確かに売れてるんですよね。

 

言うまでもなく、2020年問題があるからなんですけど。

 

なので、微妙に解釈を間違えてるんですよね。未だに。😅

 

それ以外の、スマホ、車載向け、データセンター向け等は、あくまで来年の話

 

考えるのであれば、いつメーカーが生産(増産)体制に入って、もしくはいつ、需要側が発注を出すか?

 

そして、市場がそれを認知するのがいつ頃になりそうか?

 

そこなんですよね。

 

また、それまでに期間があるので、その間にどこで(いつ?水準)拾いにいくか?

 

そのためには、世の中の投資家が一時的な現象を、これからも継続すると勘違いして、弱気に傾いてくれるか?

 

ここを見ながらタイミングを図っていく必要があるかと思います。

 

あくまで、イメージ論ですが

株式投資は、武道に例えると、空手ではなく合気道のようなものです。

 

「自分がこう思う」という主観的なやり方では逆をやってしまいがちで、「相手(他の投資家)の動きを予測して、相手の動きに合わせて、自分の想定する方向に持っていく」

 

それが勝ち残るための唯一の方法かと思います。「勝つ」ではなく「勝ち残る」ですよ。

 

次に「世界経済」ですが、前回、IMFの世界経済見通しの下方修正をお話しましたが、それに加えて、週末の米国のGDP、これも市場予想を上回ったものの弱含み、といく事で、予定通りでもあり、期待通りです。

 

要は「予防的利下げ」の大義名分さえ、折れなければいいので。

 

さらに、日本人はあまり理解してませんが、日本の韓国に対する、輸出ホワイト国撤回もいい感じで効いてきそうですね。

 

これは、半導体や液晶原料等が、これまでほぼノー審査だったものを、審査が必要になったもので、最大90日程度の審査→承認期間を要する可能性があり、米国のハイテク系企業が非常に気にしています。

 

これも、ハイテク系企業、特にハード系の銘柄のいい買い場を演出する可能性があります。

 

いずれにしても、「世界経済の不安材料」が出れば出るほど、株価の下押し幅が大きくなりますし、その分、各国政府や中央銀行は、財政政策と金融政策をやらざるを得なくなるので、それは、目先の材料に惑わされた売りによる調整となれど、その後の大幅高につながります。

 

よく「株は上がるか下がるかだ」と

極めて単純に捉えられる方もいますが

完全に時間と変化と価値の概念が抜けてます

 

株はどうあがこうが蛇行するものなので

 

その変化を長期、中期、短期でそれぞれ、正確に捉えながら、総合的に判断して売買するものです

 

ちかみに、先週は「欧州の金融緩和」の話も出てましたが、市場はほぼ無視しましたね。

これも、実は好材料なんですよ。

効いてくるのはまだ先ですが。

 

先週~今週は、「半導体一喜一憂」が衆目を集めましたが、その一方で、やはりシステム、ソフトウェア関係は動きが強いですね。

 

今、株式投資で最も大事なのは「目利き」です。つまり、投資家であれ、証券侍(マン)であれ、「本当の実力」が問われています。

 

そういう点で、「目利き」と「予測」が試される決算発表。まだまだ続きます。

(⌒‐⌒)

投資で一番難しい「売る」判断について(前編)

投資家さんはよく言われます。

 

「買うのは簡単、売るのが難しい」

 

こんばんは、株侍Proでございます🙇

 

実際には「銘柄選別」という意味で、

「買うのも難しい」んてすけどね😅

その話はまた改めて

 

今回は、その「売り」についてお話します。

 

なぜ売るのが難しいと感じるのか?

 

①売却するのに明確な基準をもってないため

    自信を持って決断できない

 

②「なんとなく」やってみると、例え利益があがっても、うまくいった感じがしない。

 

③欲と恐怖感が判断を誤らせる

 

④「 売った後にもっと上がると悔しい」

    その経験が優柔不断にさせてしまう

 

⑤損すると思って損切りしたら、

    その後上がってしまった経験があり、

     ついつい損切りをためらってしまう。

 

他にもあるんでしょうけど、

そんな所ではないでしょうか?

 

では

 

ズバリ言うわよ!(^_-)

 

まず、売買そのものの考え方(前提条件)から

 

①投資の際、買う目的はただ一つ!

    それは売るためです!

 

      当たり前と思うでしょ😁

 

    ところが、意外にも多くの人が途中から

  「保有する事」に刷り変わってしまいます。

     例えば「配当」や「優待」目的ね。

 

     株価の実際の上下動は皆さんの想像以上

     です。いったん本格的な下落局面に

      入れば、これまての含み益も配当も優待も

     簡単に飛んでしまいます。

     

     なのて、

       最初から幅取りのために買うのです

     さらに言い換えると

     「幅が取れる見込みがあるものを買う」

       訳です。この見込みの根拠や精度が

        とても大事です。

       当然、どの程度見込めそうか?という

        目星もある程度つけておかないと

         いけません。

 

②そして、

    「頭と尻尾はくれてやれ!」の格言通り、

    ギリギリまで狙わないことです。

 

    例え話をしましょう。

     イメージを働かせて下さい

 

    あなたは山にいます。

    目の前に藪が広がっています

    その藪の中には綺麗な花が咲いています。

   しかも、街に持っていけば高く売れる

   花です。

   

   その花はさらに先の藪の中にも咲いて

   いるのが見えます。

   

    どうやら、奥に行くほど花は多く

    咲いているようです。

          

   ただし、あなたは知っています。

 

   その藪の先が崖になっている事を😱

 

     しかし、どれくらい先かはわかりません

 

    さて、あなたはどうしますか?

 

    

   どうでしょうか?

 

 

    実はこれには明確な答えはありません。

 

    ただ一つだけ、

     やってはいけない事があります。

 

     それは・・・・

 

     決して崖ギリギリまで行こうとしない

     事です。

 

     先が危ないかもしれない。

     と思えばそこまで

 

     常にギリギリを狙えば、

      たまたまうまくいけばいくほど

     リスクに関する感度が麻痺し、

     自己の判断能力を過信してしまいます。

 

     花集めに集中していたら、

      取ろうとしている花が咲いている場所

     そこは地面ではなく、崖そのものだった😱

    

      ということがないように😁

 

       また、崖まで多少間があると

        思っていたら・・・・

 

        足元の地面そのものが崩れて転落😱

 

       というパターンもあるのでご注意を!

 

     このイメージをくれぐれも忘れないように

     して下さい。

 

(後編へ)

      

インデックス運用とアクティブ運用

世の中インデックスファンドが人気のようですが・・・

 

果たして・・・

 

これから先、それはどうかな?🤔

 

インデックス派の意見は

①運用コストが安い

②指数連動なのでわかりやすい

インデックス運用がこれまで効を奏している

 

という事かと思われますが

 

「これまでの常識」が「これからの非常識」になるのが株式市場

 

具体的にメカニズムを申し上げると

 

相場は三段構成で来る事が多いです

株式運用を例にとります。

ファンド運用の方は、「運用」をそのまま「ファンド」と読み替えて下さい。

 

①「金融緩和」をきっかけにした「金融相場」

   つまり、「金余り状態」と「金利の低下」から、資金が株式市場に流れ込み、極端に言うと「何でも上がる」

    →言うなれば「割安感の解消」

    →インデックス運用が効果を発揮

 

②「金融相場」と「業績相場」の混在

    全体的な底上げは進むが、全ては上がらない。 高業績の銘柄が選好されると共に、徐々に将来性(成長性)の高い銘柄が選好される。業績の悪い銘柄は買われ過ぎた反動で売られる。

     →インデックス運用はまだ使える

     →しかし、アクティブ運用がそれを上回る

    →しかし、この後でアクティブ運用も

         調整時に大きく下がる。

     →一部のアクティブ運用はここで脱落

     →投資家はアクティブ運用はダメだと

          勘違いする

 

③「業績相場」から「成長一辺倒相場」へ

     この最終局面は特殊

     メインターゲット(成長性の高い銘柄)は

      ひたすら上昇し、それ以外はそれを買う

       ために売られる。多少業績はよくても、

      株価はそれを織り込んでいるために

      上がらず。インデックス投資で割高に

       なった銘柄は相場に反して売られる。

       →インデックス運用は冴えない

        →ターゲットを囲ったアクティブ運用が

            圧倒的なパフォーマンスで上回る  

 

④いくら成長性があっても、

     もはや説明がつかないほど上がった時

     下落が始まる。しかし、多くの投資家は

     それを「買いの好機」と勘違いする

     →インデックスだろうが、アクティブで

          あろうが、もはや無駄。

     →ただし、同じインデックス、アクティブ

         でも、高格付債券運用はここからが

         効果をフルに発揮!

 

んで、ここまでこの「武論具」を読んで頂いている方は、お分かりの通り、今は②と③の間の調整局面ね。

 

つまり、

①いつ、いかなる時も有効で手間いらずな運用手法など存在しません。

これは「国際分散投資」「インデックス運用」でもそうです。

資産が半分や2/3になっても、一時的(数年間)ならいいや!と思えるなら止めませんが😁

 

②運用対象や手法を決めるのは、あくまで相場(その時の経済、相場の流れと状況)であり、「好み」や「これまでうまく行ったから」というのも通用しません。

 

③「相場」を「自然」に置き換えるとわかり易いです。いくら人間の知性や技術が発達しようとも、「自然」を利用する事はできても、「自然」に逆らえばどうなるか?

言うまでもありませんね。

 

④「コストが安い!」は勝つための決め手にはなりません。「安物買いの銭失い」という言葉があるのをお忘れなく。

ただ、「コスト(金)をかければよい」というものでもありません。

全ては「費用対効果」です。

コストをケチって、「十分な利益を上げられない」「確率の低い博打を選択する」「相場反転時に逃げ遅れて致命傷を負う」

 

そんな方をこれまで数多く見てきてますよ😅

 

可能であれば、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の比較をグラフ化して見てみるといいです。

 

様々な局面で、どのような差異がつくかを

 

それがかなり勉強になりますので🤔

 

つまり、「道具は使いよう」

 

適切なタイミング、水準で「ターゲット」を囲い込む事ができれば、

ほとんどの局面で、アクティブがインデックス(「パッシブ」とも言います)に圧勝します。

 

ただし「アクティブ」は諸刃の剣!

 

相場末期で買えば「インデックス」以上にやられます。

また、「ターゲット」を外せば、「インデックス」と反対の動きをする時もあります。

 

ここに注意が必要です。😀

 

株式相場雑感(7/24)

今日のニュースで一番気になった点と言えば・・・・・・ 

 

💃IMFの世界経済見通し!下方修正!

 

😯あれ?皆さんは違った?

 

🙂だってさ

 

                     2019 (修正幅         2020(修正幅)

世界経済    3.2% (-0.1%)   3.5%(-0.1%)

米国            2.6% (+0.3%)   1.9%(0.0%)     

中国           6.2% (-0.1%)   6.0%(-0.1%)  

欧州            1.3% (0.1%)      1.6%(+0.1%)    

日本            0.9% (-0.1%)   0.4%(-0.1%)  

ブラジル    0.8% (-1.3%)   2.4%(-0.1%)  

ロシア         1.2% (-0.4%)   1.9%(+0.2%)  

世界貿易      2.5% (-0.9%)   3.7%(-0.2%)  

 

これ見ると

①そもそも、世界貿易、減速したけど、総量減ってねえじゃん。依然プラスじゃん。

皆、過大に捉えすぎじゃねえの?

それていいんだけど

 

アメリカはさすがの上方修正、でも来期って、下方向に細工入ってね?

 

③中国の減速はイメージよりかなり少ない

    多少の細工はあっても、

    経済対策+金融緩和でこんなもんかも。

 

④先進国+中国だと、一番酷いの日本じゃん

    絶対値もだけど、特に減少率でみると。

     理由は外需現象+消費増税の影響らしい

     早い話、世界経済次第ってことね。

 

⑤でも、今年はブラジルに勝った!

    って、喜べない😅

 

果たして、これでこのまま日経平均は上を目指せるかな?

 

ただし、あくまで「このまま」という話ね。

 

同時に

 

🤔これは米国利下げのいい支援材料になるかも。今期はよくても、来期ダウンだから、「予防的利下げ」のためのいいネタかな?

 

と思いました。

 

 

さて、目先の日経平均ですが、9月先物で見るとここからの鍵は

①7/2高値21780円

心理的節目22000円

③4/24高値22310円

の節目を越えられるかどうかでしょうね

 

ここでなぜ先物

 

🤔それは、相場が薄商いの中、先物主導で動いてるから

 

🤔なんか投機筋にいいように振り回されている感じがする

 

😯チャートを見てる方はお気づきかもしれませんが、現在大きな「三角持ち合い」中なんですよね。これが継続する(つまり①前で折り返しね)と、来月中半~後半辺りで大きな動きが起きそうな感じ。

 

😯先々考えると、FOMCまでに、できれば③まで行ってくれるといいんだけど、残念ながら確率的には、順番通りかもしれない。

 

😯まあ、売り物を落とすには、FOMC後に一度下に振った方が、売り物がよりハケるので、年末にかけて期待できそうな気もする。

 

😀まあ、ここからの決算発表は結構見ものなので、日米共にしっかり見極めたいですね。

 

以上、現場(酒場)より株侍Proがお送りしました。🙇多少の言葉の荒さはご容赦を

20年前のIT相場との類似性(4)

👽さてと

 

😀今度は早かったね

 

👽その後なんだが

 

👽ここ10年ほどでどんな危機や不安があったのか答えてごらん

 

😯え~と、離婚の危機と、育児の不安かなあ

 

👽お前の話じゃない。空気を読め!

 

🤔ちぇっ、え~と

 

😯欧州危機、中国の経済不安、米国の利上げ懸念、地政学リスク、難民問題、そして、今の貿易問題かなあ?

 

👽そうだね。

 

👽だいたい年に1~2回程度、それらを単体で、あるいは複合で、同じネタを繰り返して来ている事に気づいてる?

 

🤔確かに。欧州危機だけでも三回位騒がれたなあ。

 

👽その度に、毎回ではないが何が行われた?

 

🤔なんだろう?

 

👽資金供給(金融緩和)と経済対策(財政政策)さ。しかも、国を変えながら、時に同時に行われているねえ。

 

👽さらに、その裏で国を越えた支配が着々と行われているねえ。

 

🤔支配?どういう事?

 

👽インターネットを手段とする支配さ。

 

👽インターネットによるサービスには、国境もなければ、関税もない。簡単に国境を越えて外国にサービスを届けられる。

もちろん、モノの移動が伴えば、そこには関税がかかるけどね。

 

👽規模が大きくなれば、出城のように、その国に拠点を構えればいい。

 

👽なんとなくわかってきたかい?

 

🤔それってGAFAとかのこと?

 

👽そうだね。それだけじゃないけどね。

 

👽だから欧州は強硬に反発してるんでしょ

 

👽日本人はわかってないけど

 

👽これも、先々の大事なヒントだよ。

 

👽米国も中国もそれがわかってるので、つばぜり合いを演じて来たわけさ。今のところ米国優勢。米国は選ぶべくしてトランプを選んだね。現実的に見て「最強の大統領」だよ。

 

👽日本でそれがわかっていて、上手に戦っているのは孫正義さんくらいじゃないかな?

 

👽あの人がいなかったら、この先の日本は終わってたかもね

 

👽全てはいずれわかるよ

 

👽まあ、その前に、

 

👽今から、ほんの1.2年かもしれないけど、一時的にいい次期が来るから

 

👽「アリとキリギリス」よろしく、夏のうちに、しっかり対策しておくべきだろうね

 

🤔つまり、投資で稼いでおけ!ってこと?

 

👽あのさ~、夏の後には寒い冬が来るのに「金」だけあって、どうするの?

 

🤔全てを見直せ!ってこと?

 

👽そうそう。

 

👽もちろん、「金」も大事だけど。自分を含めた家族のライフスタイルとか、仕事とか、住む所とか、子供や孫の教育やスキルアップや就職。そして、老後のライフプランとか、よく調べて早めに考えて対策しておいた方がいいんじゃないの?

 

🤔なんか話が大きくなってきましたね

 

👽もういろんな所に綻びが出てきているからね。のんびり構えてると終わるよ。

 

👽まあ、今回はこの辺にしておくけど、

ここの「株侍Proさん」が、いろいろヒントをくれると思うから、その中から学びとった事を元に、自分でも調べて考える事だよ。

 

😀そか、「千里の道も一歩から」でいいんだよね。

 

👽そういうこと

 

👽最後に「本題の20年前との共通性」だけどね

 

①度々起こる「危機、不安」をキッカケとして、「資金供給による金余り」「経済対策による景気の押し上げ」を繰り返す事で、徐々に、そして最終局面(まだ来てない)に向かっては加速度的に、経済が加速し、最後はその成長速度と株価の上昇故に、自壊的に崩壊する。

 

②その一方で、「IT」を武器として、各国、企業による壮大な陣取り合戦が行われ、その結果がその国、企業の少なくとも10年先までの成長と得られる富を決めてしまう。

当然、「得られない」とは即ち「奪われる」という事を意味する。

 

③そもそも、度重なる危機は「偶然」にしてはおかしい。トランプ大統領の場合は見ていてわかり易いが、少なくとも半分は「人為的に作られた(あるいは仕組まれた)危機」だと「株侍Pro」は考えている。つまり、「始まった時点で、仕組んだ側には終わりも読まれている」という事ね。

 

④そして、それを知らずして増幅させる役割を担っているのが、各マスコミである

 

⑤そして、それに振り回されているのが多くの国の人達。特に日本人は振り回されている割りに「本質」に気づいてない。

 

⑤20年ぶりに社会が大きく変化しようとしている。その流れにうまく乗れる人は助かるし、そうでない人はのまれる。「自分にとってのノアの方舟」を各自が探し求めるべき。

20年前と違うのは、前回が単なる「洪水」だとすると、今回は聖書よろしく「世界的な大洪水レベル」だと思っておいたほうがよい。ただし、変化は徐々に、そしてある時点から急激に起きると思われる。

 

👽まあ、そんなとこかな?

 

👽これは相場にも言える事なんだけど、大事な事は

「自分の今の感情、イメージを盲信(思い込みみ)しない事」

「常に新しい情報、考え方を仕入れて、自分の認識(認知)をブラッシュアップさせる事」

 

👽なんじゃないかな?

 

👽そういう意味では「心理学」というのは、とても大事な学問でね

 

👽これについては、改めて株侍Proさんがお話してくれると思うよ。

 

🤔ふ~ん。なんだか壮大なお話でしたね。

 

👽その壮大な世界の中で

 

👽点のような存在が君だよ、蟻のようなものだね

 

🥶私って蟻なの?

 

👽ほら、「蟻の一穴」って言うじゃない?

 

👽その「蟻の一穴」がたくさんできたらどうなる?

 

😀巨大なダムを崩すほどのキッカケになるかとしれませんね

 

👽そうだね。資源のない日本は、これまで技術力で今の座を勝ち取って来たんだけどね。

 

👽それは「ハードの技術」、しかも、もう中国に背後にまで迫られてしまった。

 

👽これから生き残るには「ソフトの技術」を高めないと無理。それを「ハード」と絡める事で、日本の生き残る道が出てくるの。

 

👽そのためには、国民一人一人が賢くなんないとダメ。「年金2000万円問題」位で感情的になっているようじゃあ、まだまだだめだね。朝三暮四の猿と同じだよ。

 

 

😀なんとなくわかりますよ。なんとなくだけど

 

👽では、そろそろ行くね

 

🥶もう行くんですか?

 

👽地球はだいぶ暑くなってきたから、太陽系惑星「冥王星」にでも行って涼もうかと。

 

😀冥王星は惑星から外れましたよ。

 

👽ええっ!そうなの???いつの間に?

 

🤗最後にやり返せてよかったよ!

 

20年前のIT相場との類似性(3)

👽あ~旨かった♪

 

 

😀お帰り。遅かったねえ、

 

 

👽さすがに帰れま全(部)!やるとなかなか帰れないねえ~

 

 

🥶ガスト全メニュー制覇したのかよ!

 

 

👽地球に来るの「たまに」だからねえ。

     せっかくだし。

 

 

👽さて、前回は「初代IT相場」で、いくつかの伏線が絡み合って、1つの方向に行き着き

 

「米国」による「米国」のための「IT相場」

 

となった流れと、簡単な仕組みを説明したが

 

👽今回はどうかな?

 

 

👽今回の発端はリーマンショックにまで遡るんだけど。

 

 

👽リーマンショックに対する米国の反応はとても早かったわけ。

 

👽日本が1990年代に不良債権を放置し続ける事、ほぼ10年だったのに対し、米国は株価下落が始まってから、わずか1ヶ月。

 

👽もちろん予兆はあったわけで

 

👽2007年7月に、公には初めて「サブプライムローン」の危険性が囁かれ始めたわけ。

翌月から日本株は下落。しかし米国株は大きな調整に入る事なく、翌年10月に株価がようやく下げ始めたわけ。

 

👽そこで、すかさず翌11月に最初の資金供給「QE1」が行われたの。行動が恐ろしく早い。これが米国の凄い所だね。

 

👽残念な話だけど、日本人は決断と行動が遅すぎるのよ。そもそも客観的な分析もないしね。主観的過ぎるのよねえ~。

短い期間、狭い範囲。つまり、「自分の足元しか見てない」って事なんどけど。

 

👽だから事と被害を大きくしてしまい、チャンスを逃し、危険な状態をチャンスと履き違えて、また被害を被り、思考停止して、また被害を大きくして、チャンスを逃す。

この繰り返しだね。

 

👽でもね。悪いことばかりではないんだよ。

市場、そして資本主義の本質は「富の奪い合い」なので、「確率高く判断を誤って、自らの判断で負け組になる」人が多ければ、勝つのはそんなに難しくないわけ。

 

👽そのためには、客観的かつ俯瞰的に、そして、それぞれのプレイヤーの立場から物事を見て。「勝ち組」の考え方を理解する必要があるんだよね。あとは「流れと今の位置を理解する」ことかな?

 

👽麻雀に例えると、「負ける人」は下を向いて自分の手牌しか見てない。のに対し、「勝つ人」は場に出ている牌から、必要な牌が来る確率を推し測るだけでなく、他の三人のプレイヤーの様子や顔色を観察して、その人それぞれの性格を加味しながら、「どこで勝負して」「どこで降りる」かも残り牌の数も含めて考えながら、臨機応変に修正を加えながら回を重ねていく。

 

👽ポーカーとかもそうだけど、一見単なるゲームに見えるものでも、プロが圧倒的な強さを誇るのは、「小さな確率を引き上げる作業」を、たくさん、継続的に行うからなのさ。

 

👽あとは「自分の思い込み」に縛られる事なく、むしろ「常に自分の仮説を疑いながら」頭の中で検証を繰り返すことかな?

 

👽まあ、勝ち残る事を目的にするならば、そこまでいかなくても、それを目指す事で、徐々に勝率は上げられるはずだよ。

 

👽どうしたの?顔色悪いけど

 

🥶いいから、続けて下さい

 

👽了解。「QE1」の話までだったね。

 

👽その後、「リーマンブラザーズ」の破綻をキッカケとして、潰す金融機関と残す金融機関を線引きして、公的資金の注入を行ったんだけど、これも早かったね。

 

👽金融機関というのは、人間の身体に例えると血液(金)を身体(経済)に送り出すための心臓(金融機関)にあたるわけさ。

 

👽ちなみに、あなたが急に心筋梗塞になったらどうする?

 

🥶やな話ですね

 

🤔え~と

 

🤔まず「AED」を持ってきてもらって応急処置してもらって

 

🤔一刻も早く、救急車で病院に連れていってもらって、手術かなあ?確か、薬で血栓を溶かしたり、カテーテルで取り除いたり、最悪外科手術でバイパス手術というのも聞いた事があるぞ

 

👽そうだね。「一刻も早い応急処置」「病院での専門性の高い先生による治療」さらに「複数の治療の選択、もしくは同時処置」が必要だし、その後の、経過観察と体力を回復するための栄養補給、専門医の指導によるリハビリも必要だよね。

 

🤔ですねえ~

 

👽じゃあ、なんで日本人は30年前のバブル崩壊の時に9年も放置したの?

 

👽本人(銀行)が大丈夫!と言うのを盲信したようだし、国も「国民の血税を使う」のに躊躇したのが理由らしいけど。国民も当時反対してたよね。

 

👽一家の大黒柱のお父ちゃんが心筋梗塞で倒れた時に、「本人も大丈夫と言っているようだし、治療費がもったいないから、このまま様子を見よう」と判断するのと同じだよね。

死にそうになって、てか、一部が壊死(倒産)して初めて慌てて救急車呼んだんじゃなかったっけ?ほんと危なかったね。

 

🥶今さらそんな話をされても

 

👽今さらじゃないよ。また、違う形で起きようとしているから、言ってるんだよ。

 

👽心筋梗塞って、発作はある日突然起きるけど、原因はそうじゃないよね。

 

👽少しずつ、少しずつ、本人が気づかないうちに、血管が詰まっていくわけでしょ。

 

👽それと同じ事が今起き始めている事に気づいてないのかい?

 

🥶よくわかりません

 

👽いずれわかるよ。いやでも。

      5~10年ほど先かもしれないけど。

 

👽さて、話を戻そう。

 

🥶えっ?何が起きてるのか、教えてくれないの?

 

👽それは自分で考えなよ。

     自分で調べて考える事が何より大事。

 

👽また地球来た時に、気が向けば話すからさ。

 

👽長くなったのて、一旦小休止ね。

 

 

 

 

 

株式相場雑感!株侍Pro再登場!

こんばんは、株侍Proでごさいます🙇

 

 

忘れてませんか?

 

 

主役は👺👽ではなく

 

 

😀拙者ですぞ!

 

 

今日はゴールドマン・サックス(GS)による、半導体関連への投資評価引き上げや、ファーウェイへの制裁解除観測、日銀黒田総裁の緩和継続発言もあり、ハイテク中心に上げたのですが、なんとなく違和感を感じる1日でした。🤒

 

確かにいいんですよ。解釈として大枠は間違ってはいないのですが、半導体需要が底打ちした事が確認されるには、まだ3~4ヶ月程度は必要なんじゃないかなあ?

果たして、そこまでこの期待感は持つのだろうか?🤔

 

という疑問と

 

そもそも、半導体と一口に言っても、

その用途を考えると

①2020年問題を控えてのPC、サーバー需要

②2020年から本格化する5G端末需要

③大手クラウド会社のデータセンター向け需要

④車載向け需要

⑤家電向け需要(情報家電含む)

が主たる用途ですが

 

今回はあくまで①の話

つまり、システム更新需要で、マイクロソフトの思惑通り、PCが売れてるという訳で

インテルが増産に手をこまねいている間に高性能CPU(新商品)で刺したAMDと、メモリー御三家は(韓国サムスン、SK、米国micron)なのですが、韓国が日本とやりあって腰がひけてる間に、そのシェアを奪おうとしているmicron。ここが、メインであり、半導体全体が盛り上がる話ではないかと思うんですが。🤔

 

そして

②~⑤は来年の話かと思うんで、まだ早い気が😅

 

あと、もう1つ

 

今朝「モーニングサテライト」を見た方なら覚えているかもですが、

「過去5年間において、今のような閑散相場は2回(前回の消費税引上げ時と米国大統領選時)あり、どちらもその後1年間は株価が上昇している」

「ならば、と思いがちだが」

「今回は下げのリスクに警戒すべき」

「その根拠として、非鉄金属指数や企業の経常利益率」が上昇していない。

「よって、買いの好機はまだ先ではないか?」

 

というものでした。

 

この時私が思った事を述べておくと

①チャートをよく見ると、2回とも上昇前に短い調整(下振れレベル)を行い、その直後から上昇に転じている。

②同様の事は今回も起こりうる

③その調整が起こるのであれば、FRBの理事会(FOMC)の空白期間が生じる、8月~9月中旬の可能性が高い

④そこが買い場ではあるが、ターゲットを絞るべき。

⑤上記はあくまで日本株の場合である。

⑥米国株については、ターゲットでかつ、短期的に買われ過ぎてなければ、既に打診買いは始めておいた方がいいかも。

⑦ちなみに、指標や統計等で完全に底打ちを確認してからでは遅く、相場の動きはそれより早いと思われる。

 

全ては来週のFOMCが終わってから🤗

 

 

20年前のIT相場との類似性(2)

👽戻ったよ

 

🙃今回は早かったねえ

 

👽今回?

 

😯いや、なんでもないよ

 

👽日本で金融危機が起こったもう1つの理由はね

 

👽1980年代のバブル期の処理を先送りして、隠していたからなんだよ

 

👽いわゆる「不良債権問題」だね

  

👽貸し出し先は借金を絶対に返せない状況なのに、それを銀行は損失処理しないで先送りにして、さらに、その企業を潰さないために、さらにお金を貸してたわけよ

 

🥶天下の銀行がそんな事してたの?

 

👽うむ、そこをつかれた訳だね

 

🤔誰に?

 

👽いわゆる「何でもアリ系ヘッジファンド」になるのかな?

当時はジョージソロス率いる「クォンタムファンド」がまだ全盛を誇っていたからねえ

 

👽まあ、確たる証拠はないが、「アジア通貨危機」で、ジョージソロスはマハティール率いるマレーシア政府と戦ったのは有名な話だね。同じように、日本も仕掛けられたのだと私は見ているよ

 

🤔ふ~む、見えない所でいろんな動きがあったんだねえ

 

👽そう、その「目に見えない仕組み」「目に見えない動き」をどれだけ確率高く推し量れるかが、相場にとって最も大事な事であり、それができのが、本当の「証券のプロ」ってやつなんだろうね

 

😀ここの「株侍Pro」さんてどうなんだろうね?

 

👽こらこら、ヘタな事を言うもんじゃない!

 

😀なんで?

 

👽ここでヘタな事言って、この先出番がなくなったらどうするのだ?

 

👽まあ、そういうことで、1990年代後半には3つの「危機」が訪れたわけだよ

 

😯「危機」が来るのと、経済と相場が活況→バブル化するのに、何の関係があるの?

 

👽いい質問ですね~

 

👽・・・・・・

 

👽何か突っ込めよ

 

😐️池上彰も好きなんだ

 

👽そこに金融政策と財政政策が絡んでくるのだよ

 

👽3つの通貨危機が断続的に起きることで、世界の中央銀行は「資金供給」を行う必要が出てくるの。

 

🤔なぜ?

 

👽資金供給には、大きく4つの役割があって、

①世の中に資金を行き渡らせる事によって、(いわゆる金余り)経済を活性化させる

 

②それによって、金利に低下圧力もかかるので、より経済が活性化しやすくなる

 

③同じく「金余り」によって、人々の心理的ショックを和らげる効果がある

 

④一部の金は株式市場に流れ込む。これが更なる経済の好転に心理的に影響する

 

👽そして、この頃欧州通貨「ユーロ」が登場!資金供給に拍車をかける

 

👽時を同じくして「見るインターネット」から「使うインターネット」へと、ネットサービスが飛躍的に延び始める、

 

👽こうして、およそ10年がかりで、経済と株式市場は、調整を繰り返しながら、ロシアショックのあった98年を境に、三段目の上昇、いわゆる最終局面へと向かったのじゃ

 

👽そして、相場は急騰!

 

👽ただし、それまで、総花的に上昇してきた相場は一変、三段目で急騰したのは、ほぼIT関連の企業のみ。他は動かないか売られる

 

👽アメリカは上昇過程だったFFレート(短期金利)を一度三回に渡って下げるも、再び利上げに入る。しかし勢いづいた経済と相場はもう止まらない

 

👽そして、2000年問題(コンピューターチップが誤作動を起こすかもしれないという事態から、企業のシステム更新需要が爆発的に伸びた)の完了と共に、「資金吸収」が行われ、再び相場は一変。およそ3年に渡る下落相場に突入する。

 

👽ここで相場下落の要因を整理すると

 

①「2000年問題」により発生した大規模な「システム更新需要」が終わってしまった事による、「需要の大幅減」

 

②「インターネットブーム」による、パソコン、携帯電話を1999年の年末商戦までで、多くの人が買ってしまったので、「需要が頭打ち」になった

 

③株価が急上昇したことで、業績では説明がつかないほど割高になってしまい、「後に剥げ落ちる糊代」が大きくなってしまった。

つまり、「バブル」により「ドボン」の種が十分な形成されてしまった。

 

④相場の一番のエネルギー源である「お金(リスクマネー)」の市場への供給が限界に達した。そして、大元の「お金(資金供給量)」も減少した事による、いわゆる「ガス欠」

 

⑤この大規模な「資金吸収」が相場崩壊の引き金を引いた

 

ということなのさ

 

👽このIT相場の形成と崩壊の仕組みをよく覚えておいてね

 

👽じゃあ、ちょつと飯食いに行ってくるよ

 

 

🥶今度は火星あたりに?

 

 

👽いや、ガスト

 

 

👽期間限定「ガストバーガー」🍔食べてくる

 

 

👽「チーズインバーグ」入ってるんだぞ!

 

 

 

 

🥶通過ぎるやろ!

20年前のIT相場との類似性(1)

👽やあ

 

 

🥶あなたは誰ですか?

 

 

👽通りがかりの宇宙人だよ

 

 

😟今度は宇宙人かよ!

 

 

😟で、地球に何のようですか?

 

 

👽20年ぶりに寄ってみたんだけど、あれからいろいろあったようだね

 

👽たぶん地球人は20年前の事なんか忘れちゃってると思ってさ

 

👽我々文明人が教えてあげようも思って

 

 

😟我々も文明人なんてすが・・・・  

 

 

👽なら今と20年前の相場の類似性と相違点はわかってるんだね?

 

 

🥶そ、それは・・・・

 

 

👽ほら、君達地球人は意外と歴史に習わないからねえ

 

 

🥶なんか、言われたい放題だ

 

 

👽まあ、遠慮するなよ。乗り掛かった星だしさ、話を聞くだけでも役に立つかもよ

 

 

🤔う~ん。じゃあお願いしようかな?

 

 

👽そうこなくっちゃ

 

👽今から20年前に「IT相場」ってあってね。後に「ITバブル」って、君らは呼んだようだけど。

 

👽その過程をまず話すね

 

🤔ふむ

 

👽時は1980年代。日本はバブル期真っ盛り。米国経済を脅かすほどの規模になっていたわけ。対して米国は経済不調。

 

👽米国は日本が不公正貿易をしていると、言い始め、まずは自動車、次に半導体の取引条件(数値目標)を日本に要求。

 

👽特に半導体は電化製品だけでなく、軍事にも関わる事から、「国の安全保障上の問題」として、厳しく日本を追及したの。

 

🤔へえ~、なんか今の米国と中国の関係と似てるねえ

 

👽そうこうしているうちに、日本はバブルが崩壊。経済が落ち込んだ日本に対し、米国は容赦なく「半導体の取り決めを守っていない」とさらに厳しく追及。

 

👽同時に「情報スーパーハイウェイ構想」をぶちあげたわけ

 

😟それって?

 

👽米国は昔、全米に高速道路網を作って経済を活性化させた経験から、元は軍事技術として開発されたんだけど、全米に高速通信網を整備して、各拠点にあるサーバー、あるいはパソコンをつないで、データ通信を行うことで経済を活性化させようとしたわけさ。

 

😀それって、今で言う「インターネット」の事だね

 

👽その通り、ただし、政府主導では予算が足りない事がわかり、結局民間主導で行われる事になったの。

 

😀その民間って?企業かなあ?

 

👽その通り、その代表は半導体の「インテル」とソフトウェアの「マイクロソフト」、そして、通信会社の「AT&T」これらが中心となっり、マルチタスク機能を搭載した「ウインドウズ95」の発売と共に、インターネット環境が爆発的に普及していくわけ。

 

👽ここで何か気づかないかい?

 

🤔なんだろう?何かと似ているような。

 

🙂あっ

 

🥶だから日本の半導体企業を叩いたのか

 

🥶日本を弱らせて、中核になる所を自国企業に抑えさせる・・・

 

🥶それって、今回のファーウェイ事件と同じじゃん

 

👽そうだね。それがアメリカという国の凄さでもあり、怖さでもあるんだよ

 

👽幸い日本の場合は、政府が米国に従順なので、企業やオーナーが直接攻撃されずに済んだ所に違いはあるけどね

 

👽自分が抑えたい所に人がいたら、無理やりどかしてでも、そこを取る

 

👽まるで、ジャイアンだね

 

😟ドラえもんかよ

 

😟じゃあ、日本は?

 

👽スネ夫かなあ?

 

🥶聞くんじゃなかった

 

👽金持ってる、ジャイアンにすり寄る、あと・・・

 

🥶もう、いいから続けて

 

👽当時マイクロソフト(ウインドウズ)とインテルを合わせて「ウインテル連合」と呼んだんだけどね。

 

👽この「ウインテル連合」がウインドウズ95

で、ほぼ、その座を手にしたあと、1つの動きが起きるの

 

🤔動きって?

 

👽アジアがバブル化するのさ

 

👽ネタは97年7月の「香港の中国への返還」

 

👽香港は中国という後ろ楯を得る、中国は香港という先進国への玄関口を得る。そして、「WIN-WIN」の関係で益々発展する。

という触れ込みね。

 

👽これに向かって、香港はもちろんのこと、東南アジア諸国の株式市場が、急成長、バブル化したの

 

👽当然「バブル」と「ドボン」はセットなので、香港返還を境に相場は急落

 

👽そして、アジア経済は落ち込み「アジア通貨危機」が発生したのだよ。

 

🤔なんか年単位のダイナミックな動きだったんだねえ

 

👽そうだね。経済はいつもダイナミックさ

 

👽君達にはよく見えてないようだけどね

 

🥶なんか一言多いな、上から目線だし

 

👽だって宇宙人だもん、見るの上からじゃん

 

🥶・・・・・・

 

👽で、「アジア通貨危機」は、さらに「ロシアショック」を引き起こすの。ロシアが「借りた金返すの少し待って!😱」て、手を挙げちゃったわけね

 

🤔なんで?

 

👽ロシアという国の経済規模は、「エネルギー(石油、天然ガス)事業」が2/3を占めるのね

 

👽アジア経済が落ち込めば、石油の値段は当然下がる訳で、するとロシアは収入で国家運営を賄えなくなるわけさ

 

👽実際に、原油価格は半分以下にまで下落

これが世界経済のピンチだと大騒ぎになったわけ

 

🤔なるほど

 

👽さらに、時を同じくして、日本もアジア経済の低下の煽りを受けたわけ。

 

😟なんか金融機関や保険会社、建設会社とか潰れましたね

 

👽それそれ、でも実はそれだけではないんだよね

 

🤔というと?

 

👽ちょっとトイレ行ってきていい?

 

😟いいけど、トイレはそこね

 

👽いやちょっと月まで行ってくるよ

 

🥶なぜ?月?

 

👽だって重力地球の1/6だぜ

 

👽てことは、よく飛ぶよ、楽しいよ

 

 

😟意味がわかりません

 

 

👽まあ、それまで「いい子」にして待ってな、B.A.B.Y.!

 

😯は~い

 

正しい分配型投資信託(ファンド)の考え方(2)

👺戻って来たぞい



👺おお、まだおったのか?



🥶いや、あんたが戻ってくるって言うから

 

🥶しかし、長い厠だな

 


👺コンビニで立ち読みしてきたんじゃ

 


🤔どんな本を?

 

 

👺「投資信託の全て」

 

 

😟ネタの仕入れかい!

 

😟てか、そんな本コンビニに置いてないでしょ

 

😟でも、コンビニで立ち読みしている天狗👺

      っていうのもなかなかシュールだな

 

😟で、どうしたらいいんです?

 

👺分配型ファンドの話じゃったな

 

👺本来、分配型ファンドがどうあるべきか?

 

👺ここで仮に「実績分配」の原則をとるとどうなるか?

 

👺前回話したように、金利水準の変動、海外債券の場合は為替の変動によって、分配金が毎回変わってしまうし、出ない時も出てくる。

 

👺債券ファンドを選ぶ人は、「株式ファンドほどの変動はいらないから、できるだけ安定的に推移して欲しい」というのが一般的なので、使い方さえ誤らなければとても有効なツールなのに、これでは購入者は限られてしまう。しかも、毎月分配の意味がない。

 

👺そこでじゃが、現実的な道として「実績分配」の考え方からは外れてしまうかもしれんが、「インカムゲイン(金利、配当収入)」相当を計上するのが、最も妥当だと思われる。

 

🤔じゃあ、今のままでいいってこと?

 

👺いや、実はこれですらズレが生じているファンドが意外と多いのじゃ。

 

👺インカムゲインが生じるファンドには「平均最終利回り」もしくは「平均配当利回り」というのがあって、これは月次報告書に出ているのじゃ

 

👺本来はこれと分配型利回りがほぼ合致する事が望ましいし、設定当初はだいたい同じなんじゃが、これが様々な理由でずれてくるのじゃ

 

🤔様々な理由って?

 

👺例えば、為替や金利水準の関係でキャピタルゲインが上がってくると、ファンドマネージャーがそれを分配金にいれようとしたり、逆にキャピタルロスが出たり、ファンド内の利回りが低下しても、分配金利回りをそれに合わせて下げなかったり、という事が現実にあるのじゃ

 

🤔それはなんで?

 

👺それは投資家サイドの勘違いがそこにあるのじゃ、あるいは担当侍の説明不足かのう?

 

👺本来、売買は「投資対象そのものの価値が今後上がるか、下落するか」で判断するものじゃのう?

 

😟当たり前でしょ、そんなの

 

👺それは、インカムゲインキャピタルゲインの両方を合わせて判断するべきなんじゃが

 

👺多くの人が「分配金の多い、少ない」で売買を判断しているのを知っておるか?

 

😐️それはもらえるものが多い方がいいし、少なくなると不安になりますね

 

👺でも、それは間違いじゃ

 

🥶え~、なんで~?

 

👺例えば、格付けの高い、例えばアメリカの国債で運用するファンドがあったとしよう。

 

👺これを最も買うべき時は、景気がピークに達する時期じゃ

 

🥶景気がピークって、株の方がいいのでは?

 

👺馬鹿者!株を景気のピークで買ってどうする?株は不安があるうちに買って、不安が見当たらないほど、多くの人が強気になった時に高く売り渡すものじゃ!

 

👺そんな時とほぼ時期に、時に若干遅れて金利もピークをつけるのじゃ

 

🥶ピークだったら金利もダメじゃん

 

👺そうではない。金利がピークの時に債券や債券ファンド(ただし格付けの高いものに限る)を買う事で、当面の高い金利と景気悪化時の安全性と換金性が手に入るのじゃ

 

👺その後、景気が悪化したら金利は下がり、その前に買ってたものは、高いインカムゲインキャピタルゲインの両方が手に入るのじゃ。いわゆるダブルメリットじゃな。この前話したじゃろ。

 

🤔ほほう

 

👺さらに為替のタイミングと水準も合えば、為替のキャピタルゲインも入るので、いわゆるトリプルメリットなのじゃ

 

👺実際に20年前のIT相場のピークで日本株ファンドと米国債券ファンドを買った場合、2年後には、日本株ファンドは半分(-50%)。米国債券ファンドはトリプルメリットの効果が出てトータル+40%も出たのじゃ。

 

🥶え~、そんなに差がつくの?

 

👺もちろん、為替の状況にもよるので、この先で同じ事をしても、収益率は異なるし、為替が味方するかどうかは、その時がこないと何とも言えぬ。

 

👺だが、景気悪化時に買える投資対象はとても限定されるので、覚えておいて損はなかろう。

 

👺ただし、投資対象とそのタイミングも大事じやが、問題は使い方なのじゃ。

 

👺一般的な分配型ファンドに話を戻そう。

仮に投資対象も、水準もタイミングも間違ってないとしよう。

 

👺分配金には大きく2つの選択肢がある。

分配金を現金化するか、「再投資」といって

現金化せず、継続運用すらかじゃ。

 

👺ここは鉄則なんじゃが、当初は「再投資」にするべきだとワシは考えておる。

 

🥶え~なんて?現金でもらったほうがいいじゃん?

 

👺まだ儲かってないのに?

 

😐️どういうこと?

 

👺仮にまだファンドのトータルリターン(ファンドの評価額と分配金合計から投資額を引いたもの)がプラスになってない状況で分配金を現金化すると・・・・

 

😐️すると?

 

👺買い付け時の手数料を払って、かつ下がっていれば、その分もマイナスに加えて、分割で損失確定をしているのと同じじゃ。

 

👺これでは仮に買ってからしばらくマイナス状態が続いた場合、その間損失確定を膨らませて、しかも、その分ファンドの評価額も減ってしまうので、ヘタに分配金が多かったりすると、「最悪、物理的に挽回不可能」となってしまうのじゃ。

事実、ファンドの「分配金込みの基準価格」が元に戻ったのに、分配金を現金化したが故に大きくマイナスという事態もありうる。

 

🥶え~、じゃあどうすればいいの?

 

👺だからこそ、「評価益がある程度貯まるまでは再投資」なのじゃ。

 

👺そもそも、評価益も出てないのに分配金を現金化する行為自体が自殺行為じゃ。

 

👺(重要)ファンドの状況によっても異なるが、ファンドは評価額が変動する分、少なくとも分配金半年~1年分程度は賄える位の評価益が出てから「分配金を現金化する」に切り替えるようにしないといかん。

 

👺(重要)そうすれば「分割して利益確定の積み上げ」という事になり、ファンドが右肩上がりなら再投資の恩恵は受けないものの、途中でファンドの投資対象が下落に転じても、先の利益確定が評価損をある程度埋めてくれる効果をもつ。

 

👺(重要)そして、ファンドの買値相当額を割り込んだら、再び再投資にして、また評価額が上回れば、現金化に切り替えればよい。

 

👺(重要)こうすることで、例え最終的に「分配金込みの基準価格」が買値と同値であったとしても、「トータルリターン(実質収益)ではプラス」という事になるのじゃ。

 

 

👺ちなみに、分配金はもらっているけど、その分以上にファンドの評価額が減る、いわゆる「タコ足」を嘆く人がいるが

 

👺要は

①そもそも投資対象かその時期、水準を間違えてる

②「最初から、まだ儲かってもいないのに、分配金を現金化する」という、使い方を間違えてる

 

👺のどちらかか、どちらもじゃ!

 

🥶それって、どうやってわかるの?

 

👺だから、「相場(の流れ)を理解している証券侍」を見つけるか、育てる事が大事なのじゃ。あとは自分で勉強するかじゃな。

 

🤔なら、自分で勉強しながら、優秀な証券侍を探すのが一番ってこと?

 

👺そうじゃな。ただ、真に優秀な証券侍は決して多くはないぞ。

 

👺ちなみに、お主はどこにいるのじゃ?

 

😟どこって?天狗のおじさんの目の前にいるけど・・・・・天狗さんボケたの?

 

👺誰がボケじゃ!そうではない!

 

👺お主は「日本有数のプロ証券侍」の「武論具」に来ているのであろう?

 

😐️なんか、ここのブログの人そう言ってましたね。「日本有数」は今初めて聞きましたが・・・・・

 

👺なら、学ばないでどうする?

 

 

🥶そういうこと?

 

 

👺そういう事じゃ

 

 

🤔そうだな。賢くなるだけでも損はないか

 

 

😀わかりましたよ!天狗さん!さあ、次を!

 

 

🥶て、またどっか行っちゃったよ。

 

 

🙂まあ、またフラッと戻ってくるだろ。

それまで勉強。自分でも調べてみなくちゃね。見てろよ天狗!

 

(おちまい)

正しい分配型投資信託(ファンド)の考え方(1)

「分配型ファンド」

 

 

それはかつては魅惑の響き🤗

 

 

今や欠陥ファンドの代名詞🥶

 

 

ても、コアなファンも依然多い🥰

 

 

しかし、お上からは目の敵🤒

 

 

🤔う~む、いったいどういうことなんだ?

 

 

👺困っておるようじゃのう?

 

 

😀あ、あなたは?

 

 

🤔だれ???

 

 

👺株天狗じゃ!覚えておけ!

 

 

👺ワシが答えてやろう

 

 

😟呼んでないけど・・・・・👺ほっとけ

 

 

👺分配型ファンドを考えた奴は天才じゃな

     金融界に革命を起こしたと言ってもいい

     

👺ただ、残念なのは正しい使い方を伝えるなく、商品だけが独り歩きしてしまった点じゃ。

 

👺つまり、使い方が大事なのにほとんどの証券侍ですら、あまりよくわかっておらぬ。

 

👺ましてや、銀行侍や郵便局侍は全くわかってないじゃろう。扱っておるのにな。

 

👺嘘だと思うなら、今から話すから、それを元に侍に聞いてみるがよい。

 

👺では参るぞ

 

👺そこでそもそもの成り立ちから話してみると

 

👺ファンド(投資信託)には決算というものがあるのじゃ

 

👺企業の決算と同じようなものと思ってよい。「業績報告」「会計報告」みたいなものじゃ

 

👺本来決算は年に一回あって、決算時点でファンドの中に入っている金融商品や現金等を棚卸しして、何がどれ位あるかを記録するのじゃ。そして、前回の決算からどれだけ増加したかを弾き出し、ファンドが1年間でどれだけ稼いだか?を弾き出し、それを元に分配金(収益)を計算し記載する。

また、ファンドの基準価格の推移グラフ、当初の「ファンドの運用方針」に対してどのような運用結果になったのかを市場環境も踏まえて記載して報告書を作成。

決算時点で保有している投資家に交付するのじゃ。

 

👺これが株式ファンドだったりすると、保有全銘柄がわかったりするので、ちょっとした投資の参考になったりするぞい。

 

🤔それの何が問題なの?

 

👺いい質問じゃのう?

 

👺問題はこの「分配金」の部分じゃ。

本来はファンドが行う、単なる決算上の処理に過ぎなかったのじゃが、これに目をつけた人が証券会に現れた。

 

👺分配金の裏付けとして考えられるのは、

インカムゲイン→利金や配当金等比較的安定的に入る収益

キャピタルゲイン→値上がり益、当然、値下がり損もあり得る

 

👺昔はかなりアバウトな分配金の決め方を、していたのじゃ。あくまてファンドの決算であり、=お客様の利益ではないからのう。

 

👺例えば、

新しく設定された投信が、一年後の基準価格が12000円だったとしよう。

このうちほぼほぼキャピタルゲインが占めるわけじゃが、これは日々上下する訳で、1万円を割ると見映えが悪いので、分配金は1500円にしよう。

 

👺という感じじゃ。

 

👺しかし、実績分配(実際に出た利益をベースに分配金を決める)なので、実は問題ないのじゃ。

 

👺これは株式の配当金に近い考え方で、企業も上がった収益を全額配当金に回しては成長できないからのう。

 

🤔なるほど。

 

👺ところが、ある時・・・

 

👼(←天才)そうだ!債券ファンドなら、ポートフォリオを組んだ時点で利回りが弾けるから、それをもって、「予想分配金」というものを作って、決算を毎月にしてしまおう。

 

👼その「予想分配金」を実際の「分配金」として投資家に配分すれば、地味な債券ファンドでも人気が出るんじゃないだろうか?

 

👺誰かはわからぬが、この読みは大当たり!

「債券ファンド」や「リートファンド」を中心に、空前の大ヒット!となったのじゃ。

 

😀なるほど。でも、それ別に悪くないでしょ。

 

👺いやいや、この時点で既に「実績分配の原則」は崩れておるのじゃ。やはり原則は大事じゃ。

 

👺なぜなら、「上がるかどうかもわからない利益」を「分配金」として事前に確定しておるようなものじゃからのう。

 

🤔だって、債券て満期まで持ってたら発行企業さえ潰れなければ100%で帰ってくるものでしょう。

 

👺いや、ファンドは時価評価なので、そうはいかないのじゃ。例えば、残存期間5年の債券を持っていたとして、途中で金利水準1%上がれば、満期時は100%返しでも、評価上はその時点で-5%になってしまうのじゃ。

仮にファンドの平均利回りが3%あっても

 

インカムゲイン(金利収入)3%

キャピタルゲイン(値下がり)-5%

差し引き=約-2%(実際のファンド収支)

 

👺となるのじゃが

 

👺これで3%相当の分配金を出せば、これは本当に「実績分配」と呼べるかのう?

 

😟違いますね

 

👺そうじゃろう。既にこの時点で👼の思惑は狂っているのじゃよ。

 

👺なので、本来なら分配金を停止して調整を図るべきなんじゃろうが、それもできない

 

🤔なんで?

 

👺あまりにも人気化し過ぎたからじゃ

 

👺仮に「分配金」を取り止めたとしたら、どうなると思う?

 

🥶当てにしていたモノ(分配金)がはいらなくなったら解約しちゃうかも。

 

🥶他に分配金の出るいいのがあったら、それに換えちゃうかもしれない・・・・

 

👺そうじゃのう。そうなるとどうなるかな?

 

🥶わかりません

 

👺もしファンドに短期間で大量解約が出れば、あくまで評価上だった損失が確定してしまう。それに最悪の場合、ファンド自体が残高不足で運用が終了してしまうかもしれんのう。

 

🥶どうしよう?

 

👺まあ、慌てるでない。

 

👺だからこそ、正しい認識と使い方を学ぶ必要があるのじゃ

 

🥶教えて下さい、先生

 

👺先生ではない!天狗じゃ!

 

👺しかも知の天狗じゃぞ!

 

🥶ほんとに「天狗」になってるよ!この人!

 

 

👺その前に厠に行ってきてもいいかのう。

  

🥶人のは話聞いてないよ、この人!

 

🥶天狗さん、帰ってきて下さいよ

 

👺帰ってくるが、しばし待たれよ

     ついでにコンビニにでも寄ってくるでのう

 

🥶天狗、それまで私はどうすれば

 

👺考えるのじゃ、わからなければ調べよ

 

👺なんでも聞けばいいというものではないぞ

 

🥶本当に帰ってくるんでしょうね?

 

👺たぶんな

 

🥶あ~行っちゃったよ

 

 

(続く)

 

 

餅は餅屋 株は株屋?

「餅は餅屋」という言葉があります。

 

平たく言えば

(* ̄∇ ̄)ノ相談するならプロにしなさい

 

という事なのですが

 

(自称)プロなら誰でもよい

 

という訳ではありません。

 

一口にお金のプロと言っても、

我々「証券侍」の他「銀行侍」「保険侍」「専業FP」「税理士」等があります。

 

えっ?郵便局がないだろう?ですって?

 

郵便局がお金のプロじゃない事は、私が書かないまでも、今回の「簡保事件」で、バレちゃってますからねえ。😅これがプロに頼まなかった典型的な例ですね。

もちろん「郵便」のプロではあろうと思いますが。

 

一口にプロと言っても

どこに頼むか?

また、どこで使い分けるか?

このプロを選ぶ線引きが難しい。

 

例えば「保険商品」

一般的な保障等の掛け捨て保険なら、間違いなく保険会社かと思いますが、「運用」「外貨」の要素が入ってくると、保険会社はまるで素人。我々「証券侍」の出番になってきます。もちろん、勉強している「証券侍」ね。

 

同じように「外貨」

海外旅行や事業の支払いで使う外貨は銀行さんで調達するべきですが、「外貨の利回り商品」になってくると、我々「証券侍」の出番です。これも勉強している「証券侍」ね。

ただし、「FX」は多くの証券会社は扱ってません。これは「専門のFX業者」となってきます。

 

この辺りがわかってないとどうなるか?

 

先の外貨保険の例で行くと

たまたま円安で増えてくれればいいのですが、円高が進んだ場合、保険会社に相談した所で、相手は「素人に気がはえた程度」

「長い目で見ていきましょう」

と気休めを言われるか

せいぜい、新聞を読めば書いてある程度の事しか言えないかと。基本「現状維持」なんでしょうね。相場環境がどうであれ。

 

まあ、仕方ありません、日々金融情報端末でその動きを捉えながら、その要因を分析し、将来の動きを予測する事を繰り返す「証券侍」と、断片的な為替レートをニュースで見る程度の保険侍では、比べ物になりません。

 

市場では時に「起きるべくして起こる」出来事があります。優秀な証券侍はそれに早いうちから気づいていますが、保険侍が気づく事はおそらく不可能だと思います。

 

 

また、銀行侍については、「金融」として考えれば、証券侍より、よく勉強する優秀な種族と言えます。もちろん、融資、ミクロ的経営相談なら銀行侍にするべきです。

 

ただし、銀行侍の致命的弱点は「変化に弱い」ことと「現実より教科書的に考えること」だと思います。よって、運用については、保険侍よりは知識はあると思いますが、やはり不馴れで「変化」に対応するのは難しいと思います。

 

そして、商品的な差もあります。

「外貨運用」と言えば、「外貨預金」が代表的ですが、証券会社の「外貨建MMF」と比較すると

金利(利回り)が低い

②為替調達コスト高い

③税制が違う(為替差益が外貨預金の場合は、雑所得で総合課税、外貨建MMFは20%の分離課税)

外貨を実際に使う予定があるか、総合課税(雑所得)が有利に働く人であれば、この限りではありませんが、拙者からすれば、なぜ「外貨預金を選ぶのか」自体が謎です。

 

こういった事からも、本来であれば

①FP的な相談ができる方に相談

    あるいは、自分で調べて考える

②運用商品や運用部分は「証券侍」に

③保証的保険は「保険侍」に

④ローン等借り入れは「銀行侍に」

⑤不動産は「不動産侍」や「信託銀行侍」に

 

と「餅は餅屋戦略」が有効なのではないかと

 

問題は①

ここは本来「証券侍」か「独立系FP」の分野なんですが、かなりの知識量で、

かつ「変化の予測」も必要なのて、

業界というよりは担当者ベースて選ぶのがいいかもしれません。

 

また、それについては

担当者の「プロとしてのレベル」が何より大事なのですが、これがまた、レベルに「天と地ほどの差」がありますので、直接お話して、それを推し量るのがいいかと思われます。

 

以上、現場から「餅屋」がお送り致しました。🙇

株式と投資信託の使い方(2)

続きです。

 

前回は「投資家がやりがちな失敗例」をお話しましたが、ここでは「道具の考え方と使い方」をお話します。

 

金融商品」はあくまで「お金を増やすための道具」に過ぎません。

 

また、であるからこそ、その「特性」と「使い方」、「使い所」「使い分け」を知っておく必要性があります。

 

例えば

いくら名品の刺身包丁でも、木を切るのには適しません。

また、使い方を誤れば、「人を殺める道具」にもなり得ます。

 

逆に、木を簡単に斬り倒せる「チェーンソー」これで魚を捌くとどうなるのでしょうか?

 

なんか、壮絶なシーン😱が想像できます。

 

このように、適切な対象に、適切なタイミングで、適切な道具を選択し、適切な使い方をする事が大事です。

 

当たり前に聞こえるかもしれませんが、多くの方ができなてないのですから、やはり「わかってない」と判断せざるを得ません。

 

さて、本題です。

 

あなたは漁師です。

お魚をとって生計を立ててます。

どちらを選びますか?

 

①👲やっぱロマンのある「大間の黒マグロ漁師」

冬の津軽海峡はシケ(嵐)の危険も大きいし、漁に出るかどうかの判断も大事。

燃料代と時間をかけてもボウズ(何も釣れない事)かもしれない。

シーズンが終わって、水揚げがなければ

はハッキリ言って「大損」

それでも、「自分の腕と感覚」を磨き、一本釣り上げればウン百万!

「す○ざんまい」の社長が買ってくれたら、1億円も夢ではない!

 

②👨やっぱ、一家の大黒柱だし、危険はできるだけ避けたい。

「タダ働き」になるのも避けたいから、魚群探知機と網を使って確率高く魚を取りたい。

 

 

どちらか決まりましたか?

 

 

①が「個別株」を使う株式投資

 

②が「ファンド」を使った株式投資です。

 

つまり

①リスクは大きいし、経験を積む過程で失敗は避けられない。

    そして、何より「失敗」を「失敗」として認め、そこから学ぶ姿勢が大事。

     また、自分をコントロールする必要性もある。

      何より「独りよがりの思い込み投資」を避けるためには、「市場、経済研究」「銘柄研究」が大事、

     そうやっていく中で、時に大きな儲けもあり、株式投資のダイナミックさを実感できる。いずれは自分の趣味わ仕事を「投資家」と胸を張って言えるかもしれない。

 

②上記の要素が必要なのは同じだが、程度としては、そこまでやらなくてもよい。

 

「魚群探知機」として、ここから業績の上向く、あるいは注目度が上がるであろう「セクター(業種)」を探せばよく、「銘柄研究」までは必ずしも必要ない。

 

つまり、いくらファンドでも「魚のいない海域」「魚がいたけど今はいなくなりつつある海」に網を張っても仕方ないわけです。

 

そして、そこに適度に被せられる網を選ぶ必要があります。

 

例えば「株式ファンド」であれば何でもいい訳ではなく

 

イメージだけで決めず、投資対象の範囲は必ず確認しないといけません。

 

例えば「人工知能」に関わる企業がいいと思った場合、買ってみたら「日本の人工知能の会社」が運用範囲で、実は「人工知能」を利益に変えられる会社は「米国」に多く、結果として、

「ネタとして一時的に買われて上昇したが、業績がついてこず、その後下がってしまい、むしろ損失を抱えてしまった」

というような例です。

 

もちろん、これが個別株なら半値になってしまった所、分散効果が働いた結果、ダメージは1割程度のマイナスで済んだ。

 

という事もあります。

 

このように、「ファンド」の一番の特徴は「分散効果」です。

 

「ファンド」には通常50~200銘柄程度の銘柄が組み入れられており、流れさえ掴んでいれば、極端な話

そのうちの2~3銘柄が潰れても、他の銘柄が補ってくれたりします。

 

また、株式投資を行う上で、「見切り」はとても大事です。

 

期待して投資してみたが、

「会社が予定通りに収益化できなかった」

「まさかのアクシデントが起きてしまった」

そんな時に「見切り(損切りである事が多い)」で、損失を最小限に抑えなければいけません。

 

人間の心理として、「自分に都合よく考える」習性があります。

「待てば戻ってくるかも」

ついつい、考えがちです。

 

プロはその習性を利用して、早めの「見切り」をします。

つまり、「マズイと判断したら、多くの人が期待感をもっているうちに損切りしないと、余計にマズイ」と考える訳です。

 

しかし、多くの投資家はそれまで持っていた期待感への「アンカー効果」が働いて、その思いに呑まれて時期を逸してしまいます。

 

ファンドの場合は、その投資対象全体ではなく、一部の個別銘柄の場合には、運用担当者であるファンドマネージャーがその銘柄を売却、あるいは入れ換えてしまいます。

 

もちろん、投資対象全体の時には投資家自身、あるいは担当証券侍かその判断をしないのいけませんが、中身の個別銘柄までウォッチして精査する必要がないのは楽だと言えます。

 

個別株がいいからファンドがいいか?

このように、考えて選ぶべきなのです。

 

この他にも選択のポイントがありますが、またの機会にお話しようと思います、

 

もちろん、二つを組み合わせるという方法もあります。

 

そして、私の場合は

基本パターンはこの組み合わせを、お客様との相談により、その配分をカスタマイズする方法を取っています。

 

つまり、

ターゲット(投資セクター)を選定した上で

確率高く捉えるファンドをベースとして、

個別株を加える事でパフォーマンスアップを図る

という分散効果を生かしたやり方です。

 

最も大事な事は

 

「最大限に勝つこと」

 

ではなく

 

「トータルで負けない事」

 

と考えてますので。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。🙇