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投資で一番難しい「売る」判断について(後編)

では、軽いウォーミングアップができた所で実践編です。

 

なんと!

 

前回のを読んで、むしろ肝を冷やしたと?😱

 

まあ、それならそれでいいですよ。😀

 

 

大切なのは

 

慎重かつ大胆な「行動」ですからね😀

 

これは徐々に身につけていくものなのですので、あせらずに、一歩ずつね🤗

 

さて、さりげなく「極意」について、ふれておきますと

 

(* ̄∇ ̄)ノ売りには4つのポイントがあります、順にお話しますと

 

①「割高」な時

②「短期急騰」した時

③「前提条件が崩れた」時

④「比較が成立する」時

 

これのいずれか、もしくはいずれも、が成立すれば「売り」の判断となります。

 

詳述すると

 

①明らかに「割高」な時

    例えば、ここ三年先まで見て、年平均利益成長率+10%位なのに、特別な要因もないのにPER100倍とか

    どう計算しても割高感がある。つまり、バブル化して現在価値+将来価値で説明がつかない状態。

     ここで欲張り過ぎると大きくやられます。

 

②「短期急騰」した時

     バブル化までは至ってないものの、短期的に急騰すれば、その後、ある程度、もしくは上昇分を打ち消すほどの下げが生じる場合があるので、一旦利益確定のタイミングとなります。

    どの程度上昇したら?かは投資家の「飛び付き具合」によります。

     これが勘違いや過大評価による上昇ならラッキーです。喜んで売り向かいましょう。

 

③「前提条件が崩れた」時

     本来、買う時には、何らかの割安、あるいは、成長する「要因」があるはずです。

    これがないなら単なる博打ですね😅

    もし、その「要因」が損なわれたならば、例え損失を出してでも、できるだけ早く手仕舞わなくてはいけません。

    なぜ、「早く」なのか?

    それは他の人が期待感を持っているうちに逃げるのが「鉄則」だからです。

 

④「比較」が成立する時

     投資をやっていると、どうしても直面するのが、

 

「これを買いたい、でも資金が足りない😱」

 

    もしくは

 

「これを買いたい、でもこれ以上資金を投下したくない😱」

 

あるいは、

 

「買ってみたものの、どうも今後の上昇に確信が持てない😱」

 

そして、

 

「銘柄はよくても、買う水準、タイミングを間違えた😱」

 

そんな時には銘柄の「入れ替え」を検討する事になります。

 

こんな時でも、気分でやってはダメです。

ヘタすると逆をやります。

 

あくまで、今保有している銘柄よりも

 

①より、大きな上昇幅が期待できる

 

②万一下落に転じても、より想定下振れ幅が小さい

 

③より上昇する確率が高い

 

④より下落する確率が低い

 

これを合理的根拠を元に、比較検討した上で、コストの「費用対効果」を踏まえて

成り立つようであれば、入れ替えすべきです。

 

そして、これらの要因に該当する項目が多ければ多いほど、より強い「売り」の判断となります。

 

以上の要素を踏まえた上で、それぞれの精度を少しずつでも高めていけば、一般の投資家の方でも、着実にプロに近づいていけると思います。

 

逆に、担当証券侍(マン)が、こういった合理的根拠を持たずに

 

「上がったから売りましょう!」

 

と訳のわからない事を言ってくるようなら、その程度の実力?なのかもしれませんね。

 

ということで、

 

今回は軽く「プロの手の内(判断根拠)」を公開させて頂きました。🙇