株式相場雑感(7/29)
本日の相場天気は曇り☁️
企業業績と世界経済にやや暗雲立ち込める
といった雰囲気
しかし、これは想定通りの展開。
と言っても
何それ?🤔
と思われる方もいると思うので、解説でも
まず企業業績ですが
前々回の相場雑感、つまり6日前ですかね?
お話した通り、
一部の半導体がよくなったからと言って
「半導体や、電子部品、製造装置」が全面的に回復するだろう。という解釈は今の時点では行き過ぎ。😅
ということなんですが
本日のマーケットコメントを見てると
「一時的な回復を先取りした反動安」
とありました。
物事は「正確に捉える」事がとても大事なのですが、「一部」と「一時的」は似ていて、意味が全く違います。
ちなみに、国内パソコン販売台数を調べてみると、前年比で+40%台。
確かに売れてるんですよね。
言うまでもなく、2020年問題があるからなんですけど。
なので、微妙に解釈を間違えてるんですよね。未だに。😅
それ以外の、スマホ、車載向け、データセンター向け等は、あくまで来年の話
考えるのであれば、いつメーカーが生産(増産)体制に入って、もしくはいつ、需要側が発注を出すか?
そして、市場がそれを認知するのがいつ頃になりそうか?
そこなんですよね。
また、それまでに期間があるので、その間にどこで(いつ?水準)拾いにいくか?
そのためには、世の中の投資家が一時的な現象を、これからも継続すると勘違いして、弱気に傾いてくれるか?
ここを見ながらタイミングを図っていく必要があるかと思います。
あくまで、イメージ論ですが
株式投資は、武道に例えると、空手ではなく合気道のようなものです。
「自分がこう思う」という主観的なやり方では逆をやってしまいがちで、「相手(他の投資家)の動きを予測して、相手の動きに合わせて、自分の想定する方向に持っていく」
それが勝ち残るための唯一の方法かと思います。「勝つ」ではなく「勝ち残る」ですよ。
次に「世界経済」ですが、前回、IMFの世界経済見通しの下方修正をお話しましたが、それに加えて、週末の米国のGDP、これも市場予想を上回ったものの弱含み、といく事で、予定通りでもあり、期待通りです。
要は「予防的利下げ」の大義名分さえ、折れなければいいので。
さらに、日本人はあまり理解してませんが、日本の韓国に対する、輸出ホワイト国撤回もいい感じで効いてきそうですね。
これは、半導体や液晶原料等が、これまでほぼノー審査だったものを、審査が必要になったもので、最大90日程度の審査→承認期間を要する可能性があり、米国のハイテク系企業が非常に気にしています。
これも、ハイテク系企業、特にハード系の銘柄のいい買い場を演出する可能性があります。
いずれにしても、「世界経済の不安材料」が出れば出るほど、株価の下押し幅が大きくなりますし、その分、各国政府や中央銀行は、財政政策と金融政策をやらざるを得なくなるので、それは、目先の材料に惑わされた売りによる調整となれど、その後の大幅高につながります。
よく「株は上がるか下がるかだ」と
極めて単純に捉えられる方もいますが
完全に時間と変化と価値の概念が抜けてます
株はどうあがこうが蛇行するものなので
その変化を長期、中期、短期でそれぞれ、正確に捉えながら、総合的に判断して売買するものです
ちかみに、先週は「欧州の金融緩和」の話も出てましたが、市場はほぼ無視しましたね。
これも、実は好材料なんですよ。
効いてくるのはまだ先ですが。
先週~今週は、「半導体一喜一憂」が衆目を集めましたが、その一方で、やはりシステム、ソフトウェア関係は動きが強いですね。
今、株式投資で最も大事なのは「目利き」です。つまり、投資家であれ、証券侍(マン)であれ、「本当の実力」が問われています。
そういう点で、「目利き」と「予測」が試される決算発表。まだまだ続きます。
(⌒‐⌒)