株侍Proが相場と世の中を斬る!

現役プロ証券侍が行う世直し! 戦国の世を生き抜く!

(株式)投資とは?

ようこそ、よくぞ参られた客人🙇

 

ここては、刀(知識)を手にいれ、それを己の分身となるまで磨いて頂きまする。

 

「知識」はそれだけだけでは、さほど役には立たぬが、磨くことで「知恵」となり輝きを放ちまする。

 

多少、難解であったり、既に知っている事、あるいは、しっくりこなかったりする事もあるやもしれぬ。

しかし、客人が合戦(投資、人生)で生き抜くためには必要なものと心得て下され。

 

まず、

「全ての基本は株式と心得よ」

 

運用は必ず株を買うべし!

 

という意味ではないですぞ!

 

「株式」には相場を読み解く、ほぼ全ての要素が入っている。「為替」「債券」「投信」等はこの要素の応用に過ぎませぬ。

 

例えば、

世界のお金の量の変化と流れの影響と予測

国が行う政策による経済効果

世界、日本経済の見方と予測

産業の仕組みと流れ

勝ち抜く企業(セクター)の見極め

テールリスクの発生予測

 

詳細はおいおいお話しますが

何も難しく捉える必要はありませぬ

 

最初はなんとなくで捉えつつ、様々な事を知る内に、徐々にぼんやりとしたものが、鮮明に見えていく

そんな感覚で臨んで頂ければよろしいかと

 

世の中、いろんな「投資の情報」が溢れているとは思いますが

「小手先のワザ」では応用は効かないのではないかと

 

「本質」を理解する事のみが、何よりも大事で、この先何度でも、使える心強い武器となる事を心得て下され。

 

それでは参りますぞ

 

そもそも、「投資」とは何か?

 

ここから間違えている人が多いかと思います。

 

「投資」とは「価格」が「本来の価値」より安い時に買い、「価格」が「本来の価値」を上回った地点、で売却する事です。

つまり「割安」で買い、「割高」で売るということです。

 

「そんなの当たり前」と思いがちですが、実際できてない方が圧倒的に多いのも事実。

 

例えば、

「いい会社に投資さえすれば、いずれ株価はあがるはず」

 

そう思い込んでませんか?

 

残念な事に

 

これにはなんの根拠もない事がわかりますか?

 

例えば、日本最大かつ、誰もが認める優良企業「トヨタ自動車

株価の推移をここ30~40年ほど見て頂くとわかりますが、株価は2~3倍になる事もある反面、2~3分1になってしまう事もある事がわかります。

たまたま高い(割高な)所で買ってしまうと、お金は、1/3になったり、ようやく戻ってきたと思ったら、再び大きく減ったり。

しかも1サイクルが平気で10年くらいかかったりします。

何も考えずにイメージだけで買ったり、高値から1割下がったからと買ったら、1/3に向かうまだ入り口だった😱

これって投資と言えますか?

 

このような事態、身に覚えがあったりしませんか?

 

厳密には

「記憶している断片的な株価」と

「その企業に抱くイメージ」

だけで売買する行為は、実は「投資」ではありません。

また、「投機」てすらありません。

「投機」は「投資」がベースとなっており、これはこれでやり方、考え方があります。

 

となると、

 

本人がいくら「投資」と思っていても、

現実には「博打」もしくは「運だめし」

になっているんだと思います。

 

さらに申し上げますと、

(本物の)プロの証券侍は、銘柄を選別するのに、最低でも10-20のポイントをチェックして、その価値を推し測ります。

これが米国のプロのファンドマネージャーに聞いてみると、およそ60-70の項目を、コンピューター解析(スクリーニング)にかけて、銘柄の選別や状態管理を行います。

 

「そんなの個人投資家には無理じゃん!」

 

そうですね。そこまてやるならね。

 

ただ、そこまでやらずとも、

ある程度の考え方ややり方を身につけるだけても、勝率を上げていく事は可能です。

そして、「投資」とは勝率を上げていく作業です。

 

また、米国の巨額の資金を動かす「プロのヘッジファンド」や「年金基金」に対し、

多くの人は「勝てる訳がない」

と誤解しています。

 

ところが彼らには致命的な弱点があります。

 

それは、「図体がでかすぎて、短期間で売買を完結させる事がてきない」という事です。

 

理論上、とても大きなお金で特定の株に一気に買いを入れた場合、株価はそれに見合うだけの売り注文が集まるまで買い気配となり上昇を続け、かなり高くなった時点かつ価格で買う事になります。

そのまま、今度は売りを出した場合、株価は売り気配のまま下がり続け、かなり下がった地点で商いは成立します。

つまり

大損してしまいます。

 

お金がたくさんあれば儲けるのは容易いと思うのは実は誤解で、実際は逆です。

 

この自分の売買が価格に与える影響を

「マーケットインパクト」と呼びます。

 

この「マーケットインパクト」の影響を抑えるためには、売るにも買うにも、日数をかけなければいけません。

 

大きな投資家(主体)は長いときは、1つの銘柄を必要な量を買うのに1~2年位かけながら、少しずつ買い集めたりしています。

 

つまり、彼らは動きが大型動物やタンカー並みに鈍いので、彼らと同じか近い考え方を持つだけで、その動きを利用したり、時に先回りすることすら可能です。

 

そのためには、必要な「知識」を仕入

「その意味」あるいは「メカニズム」を理解

する事が大事です。

 

そういった「知識」「意味」「メカニズム」について、これからお話していきます。