株式相場の見方と心構え
世の中の仕組みと流れを理解し、
変化を予測する事ができれば、
自ずと未来が見えてくる。
( ̄人 ̄)合掌
拙者の最大の武器は「先読み」でござる。
もちろん、世の中に「絶対」などありませぬ。
ただ、確率というものはありまする。
それをどれだけ推し測れるかが、証券侍としての腕の見せ所ではないだろうか。
そして、そこには根拠がなくてはならぬ。
根拠なき推論はただの「当てずっぽう」に過ぎぬ。
物事は
「大きいものから小さいものへ」
また、
「長い期間から短い期間へ」
そして、
「時間とともにどのような変化をするか」
と見て(考えて)いく事が鉄則だが
多くの人が間違うのは
自分が目をつけた銘柄を(最小単位)
目先(短い期間)で
上がるか下がるかだけ(時間と変化の概念がない)を考える
結果、予測するどころか、変化する株価に翻弄され、一喜一憂を繰り返した挙げ句
自分の判断に後悔する。
ここに嵌まってないだろうか?
一般の投資家や証券侍もどき、とプロの証券侍とでは、見ている世界の幅と深さが違いまする。
相場も経済もそうであるが、
規模で言えば
まずは「世界経済」を大局的に見て、主要国や産業の流れをつかむ。
そして、日本経済や個別の業界(セクター)の流れをつかむ。
そこから初めて、個別の企業を見ていく。
そして、海外も含めて比較した上で、ベストな投資先を決定する
期間も、
最初は
10~30年の長期スパンで考え
次に
3年程度の中期スパンで考え
そこから
数ヶ月~1年程度の短期スパンで流れと位置を把握し
実際の売買に至る手前で
数ヶ月~数日の動きで
水準とタイミングを決定する。
さらに、深さとしても
資金供給量の変化と金融政策、財政政策との状態と方向性を把握し
株式市場だけでなく、債券市場、不動産市場、商品市場等の動きと、方向性を把握し
その関連した動きから、どこからどこへ資金が動くかを予測する
その上で、最も大事でありながら
多くの人が無視している
「市場参加者の心理」を把握した上で、その変化を予測し応用する
これらの一連した考え方
言い換えれば
調べ方
→分析の仕方
→対処法の選定
→タイミングと水準の選定
→投資行動(売買)
これは、当初難しく思えるかもしれないが、あくまで精度の問題であり、一般の投資家でも十分可能だ。
その精度を高めながら、
勝率を上げていき、
途中、シナリオと現実に狂いがないかをチェックしつつ、ズレが出てくれば、必要に応じて行動を修正していく
そして、
「テールリスク※」を食らわないようにしていく
(※発生確率は低く思えても、発生すれば甚大な被害をもたらすリスク)
これが
本当の投資行動であり、
サッカーに例えるなら
①組織に属しているプロ
欧米の組織的サッカー
全体の動きを理解しながらも、自分の担当の市場において、その役割を果たす
②ヘッジファンド、CTA
南米スタイルの個人技サッカー
市場も自由、市場に歪み(利益の源泉)さえあれば何でもあり
③多くの投資家
小学生のお団子サッカー
みんなで一つのボールを追っかけ回す。100%出たとこ勝負
④セミプロ個人投資家
プロ並みの把握力、技能はないが
自身で確立したやり方で勝負
⑤プロがサポートしている投資家
プロから教えを受けた投資家
プロ並みとはいかないまでも、重要な事は知っているため、①や、時に②と同じような行動を取る
このうち、①②⑤の方は、仕組みも状況も理解しており、勝率が高いのが特徴です。
あなたはどれですか?
そして、どれになりたいですか?
具体的な話はこれから順次していくので、そこから少しずつ学び取る事で、⑤を目指していくのが王道だと、拙者は思うのである。
そして
結論はもちろん大事ではあるが
それに至る過程と根拠にこそ、奥義が隠れておる。
「楽して儲けたい(欲)」
「怖いのはいやだ(恐怖感)」
という人がいるからこそ、
そのような人達の動きを利用して
その人が投じたお金を拾える。
これが一つの奥義じゃ。
夢夢、忘れるでないぞ!