サラリーマン社長を斬る!
社長!覚悟!
ギャ~!Σ(×_×;)!🗡️(`皿´#)
って、やりませんよ!
謀反起こす理由ないですし😅
ちと業界的には大変な時期ですけど😁
こんばんは、株侍Proです🙇
長くこの仕事やってると、マクロ的には上場企業、ミクロ的にはお客様の会社をよく見てる訳ですよ。🤔
また、海外企業との比較も日頃からしてる訳ですし、実際、海外の会社も訪問させてもらってる訳です。
最近よく日本企業と海外企業の比較の話になるのですが、やはり差が大きい!
何が?
やはり社長の質の差でしょうね。
ひいては組織の差
具体的に申し上げると
シャープという日本が世界に誇る会社がかつてあった訳ですが
今もあるって?
🤔ああ、あれはかつてのシャープではありませんよ
そのかつてのシャープを瀕死の重症にまて追い込んだ方々ですが
町田勝彦(第4代社長)営業畑出身、社長の後相談役、京大農学部卒
片山幹雄(第5代社長)液晶技術者出身、社長の後会長、東大工学部卒
奥田司(第6代社長)海外事業部出身、経営悪化してからの社長就任、名古屋工業大学大学院工学研究科修了
この人達って、経営のプロなの?
経済学や経営学を学んでいる人はどこ?
作れば売れる時代は終わってるのにこの布陣。
経済への造詣と時代の先読みが何より大事なハイテク業界で、しかも、よりその能力か問われるハードウェアを商品とする会社において大丈夫?
と当時思っていたら。案の定やらかしました、
それは2007年の堺工場の建設決定です。しかも、決定は7月。
当時、経済は絶好調でしたが、既に米国のサブプライムローンの話は出ており、証券侍的には、どこで引くかを考える危険な状態
なので、企業経営では、なおさら危険な状態
株式投資はいいんですよ。
もともと、「美味しい所」だけを、幅取りで頂ければいいので。いつ買っても、いつ売っても自由!
でも、企業経営はそうはいかない
例えば、工場建設を決定したとしても、実際に稼働するには2年前後のタイムラグが生じます。
つまり、今がよくても、工場稼働する時に景気が悪化してたらアウト!
工場の投資資金の回収はおろか、作れば作るほど赤字を垂れ流し
仮に建屋を居抜きしたとしても、工場のラインを揃えるのにタイムラグは半年~1年はかかります。
てことは、最低でも3年から5年先を予測できる事が、社長の必須条件です。
簡単に言えば「素人経営」が招いた失敗
具体的には、経営を専門としない事業部長レベルどまりの人が経営したらこうなった。という典型的な例です。
さらに、わかり易く言えば大型船で「機関士」に船長やらせたら、海図や海流を読めずに座礁事故を起こした。
と言えばわかり易いですかね?
さらに別の見方をすると、「能力ないのに要職につけると勘違いから傲慢になって、とんでもない判断をしやすい」という例でもあります。
もちろん、単なる課長クラスなら「器が人を育てる」というのもありますが、社長でそれをやったらダメでしょ。(><)
そう思いませんか?
では、海外の例を見てみると
私は韓国という国をあまり好意的に捉えてませんが、サムスン電子のイゴンヒ会長は投資の天才だと思っています。
それは、リーマンショック真っ盛りの2009年初頭、誰もが世界経済はさらなる暗闇に突き進むと思われていた矢先に、2兆円もの巨額の設備を決めたからです。
その記事を見た瞬間に、「この人は経済やマーケットを熟知している」と直感的に悟りました。
なぜなら当時、拙者自身がリーマンショックによる「下げ過ぎた分の反動高」を狙って動いていたからです。
余談ですが、当時「紙くず同然」と思われていた、サブプライムローン資産を、ヘッジファンドが3割ほどの価格で買い漁っていた。頃でもあります。ヘッジファンドはその後、7割ほどの価格、つまり、買値の2倍以上の利益を上げたと後で聞きました。
とても、美味しい時期だったのを今でも覚えています、
それだけに、シャープのやらかしと、その後の破滅、及びライバルサムスンの躍進が、それぞれの設備投資のタイミングで読めた訳です。
経営者の才覚が、同じ液晶を武器とする二つの会社の運命を真っ二つに分けたわけです。
また、これだけではなく、経営悪化前後のシャープ(社長)の対応も最悪でした。
経営悪化前、亀山モデルで絶好調だったシャープ。液晶部品はどの電気メーカーも欲しがっていたのですが、特に当時経営が難航していたソニーの供給要請に対し、シャープがそれを断った事がありました。
日本には古来より「敵に塩を送る」という言葉があります。もし、その時、ソニーに恩を売っておけば、助けてくれたのは鴻海ではなく、ソニーだったかもしれません。
また、経営悪化後に鴻海の郭会長が手を差しのべようとした時も、それを払いのけようとしたり、郭会長自ら関空に来たときも誰も出迎えすらよこさず、挙げ句の果てにシャープそのものを救おうとして時も、負債を偽っていたり、経営者以前に、人として問題がある。と言わざるを得ない。社員が苦しんでいるのに、どこまで傲慢なんだろう?
そう思いました。
そんな会社に安心して投資できますか?
事実、シャープの株価はかつての1/10ほど。液晶一本足打法は変わらず、鴻海が入ったとはいえ成長の道筋は相変わらず見えません。
なので、拙者のお客様はシャープ株による被害はゼロでしたが、実はシャープにお勤めのお客様はいて、その方のために頑張ってそれなりの利益は提供できましたが、老後安泰というレベルには及ばず、今でも「もっとどうにかならなかったのだろうか?」と自問自答しています。( TДT)
なので、拙者の当時のシャープ経営者への怒りは今でも覚めません。
拙者の話はそこまでにして
全てとは言いませんが、投資する上ではよく会社や経営者を見ないといけませんし、よく見れば数年先を予測する事もできます。
経営者とて人間、間違う時もあります。
先のイゴンヒさんも、経営者としては超一流でしたが、人としてよくない話もあったりします。
企業経営するにおいて、聖人君子は必須ではありません。
しかし、少なくとも多くの社員や株主の人生を背負っている覚悟で望むべきですし、その社長始め役員クラスはサラリーマン的な決め方ではなく、あくまで「適材適所」で決めるべきです。
経営者で一番と言えるのは、「創業経営者」です。有力な会社を一代で築いたオーナー社長には優秀な方が多いです。
実は日本の中小、中堅企業にも、多くの優秀な経営者の方がいます。同じ畑であれば、彼らに大企業の舵取りを託す。もしくは、役員入りさせる。というのも、意外と有効な手かもしれません。
いずれにしても、「適材適所」で人材を活用するというシステムは、残念な事に海外企業の方が優れていると思わざるを得ないのてす。
特に顕著なのが米国企業です。
米国にはプロの経営者がいます。
近年、日本でも若干登場してきましたが
いくつかの企業を渡り歩きながら、プロの経営者として、ステップアップしていく専門の方です。
①自身の夢の実現のために、寝食を忘れる位働くベンチャー企業の経営者。それがいつしか巨大企業に。
②専門性の高い社員と経営者を高給で雇って、「適材適所」で配置し、株主のために企業価値を高めていく企業。
こういった企業が、次々と生まれ、数多く存在しながら激しい競争を行っているのが、米国の圧倒的な強みだと言えます。
そして、マスコミの弊害として
「問題が起きたら辞任すべき」という考えはかなり問題があります。
仮に問題か起きたとしても、
「それが本当に経営者の責任」と言えるのか?
「そこから建て直す目利きと能力とビジョンが、現経営者にあるのか?」
「経営者が変わる事で前途が拓ける見込みがかるのか?」
が問題であり、時に「大の大人」に対して「業務外」や「監督範囲外」の監督責任を問うのは、正直意味がわかりません。これは議員に対しても言えますけど。
また、「適材適所」で考えれば、「優秀な人材」を、本人自身の責任外で損なうのは大きな損失です。それは必ず株主や従業員に返ってきます。
なので
「本人に資質が認められないから辞めさせる」
ならわかりますが
何でもかんでも
「事が起きたら責任をとってやめる」
という論調は、企業の成長力や国力を損ない、間接的かつ、将来的に自分達に返ってくるのです。
なのて、今の日本を俯瞰的に見ると
残念な事に、大企業のトップには、経営者としての才覚に疑わしい人も少なからず(結構多いかもてすが😅)おり、
その人達やその部下である要職につく者が、能力なき故に自己保身のために、社内、社外を問わず、有望な人材や企業としてのチャンスを潰しており
それがさらに
お互いの足を引っ張りあう風潮を強め、狭い日本の国内て潰し合いに興じている
なんか、幕末の日本(バラバラでまとまりのない藩の集合体)vsペリー率いるアメリカ
みたいな構図ですね。
🤔いっその事、開国したらどうかしら?
🤔早い段階で厳しい競争にさらされた方が、後々の事を考えるといいのかも?
と思ってしまいます。
それはさておき、
お忘れになられてる方も多いと思いますが、
孫正義さんが、「自分の後継者」と一時名指ししながら袂を分かったアローラさん。
今は米国のパロアルとネットワークスという会社の社長をやってます。業績は好調て、株価は多少波はあれど右肩上がり。
やはり米国は懐が深い。そして、優秀な人をほっておかない。むしろ奪い合う。
競争の厳しい社会だからこそ、強い競争力を維持できるのかと。
別の例
今から20年前に米国財務長官をやっていた
ロバート ルービンさん。
彼は元々、世界最強と言われる金融機関「ゴールドマン・サックス」の天才債券トレーダー。また、大学時代に法律と経済学を専攻。
つまり「金融のプロ中のプロ」、その後
、ゴールドマン・サックスの会長にまで登り詰め政界入り
大統領補佐官から財務長官にまて登り詰め、前回のIT相場、そして、アメリカをIT大国にした裏の立役者。
退任後はフォード役員を経てシティーグループの会長まで到達。
米国の凄い所は「優秀な人間」を政界、財界、官僚、大学の中で「適材適所に」とことん使い回す所
日本ては「優秀な人間」は妬まれ足を引っ張られ易く、なかなか有効に機能しない。
また、それ故に目立つ事がリスクでもあり、能力があっても、うまく力を発揮できず、「適材適所」も機能せず、政界、財界、官僚、大学の全てにおいて、今や大変まずい状態。
なのて、今や大企業ですら次々合併に向かい企業数は減少。ベンチャー企業も頑張っているけど、今の日本の仕組みでは成長しずらく、よって日本発世界企業は数えるほどしか現れず。中小企業は後継者難で減少の一途。
かなりまずい。本当にまずい。
人手不足も、実は好景気の証ではなく、既に綻びが出始めている
そんな中ではあるものの、限られた投資対象を探し出せば、それはなくはない。
残念ながら多くはないが・・・・・
それが今の日本の現状です。
逆に言えば、先々ではそこに資金が集中するはず。
これ、大きなヒントです。
いずれわかります。🤗