迫り来る危機と投資の必要性(2)
さて、前回は拙者が、
地獄👿の話をしておいて言うのもなんだが
最初に来るのは天国👼だ。
今の客人方の回りの話、マスコミの報道からすれば、今はまだ信じられないかもしれないが
20年ぶりのバブルが到来間近だ
その助走はおそらく今年の後半から始まり、
来年いっぱい、長ければ再来年末まで
ターゲットと水準さえ間違えなければ、
富をもたらせる数少ないチャンスだ。
もちろん、世の中に絶対はない!
しかし、仕組みと流れ、確率論の世界はある
これについては、改めてその話をしようぞ。
問題はその後
「終わりの始まり」がやってくる
拙者も長いこと証券侍をやっておるが
何もない所から、相場がいきなり大幅に垂直落下した所を一度も見た事がない。
相場の大幅下落が起きるのはなぜか?
それは
その前に大幅急上昇しているから
( ≧∀≦)ノ
つまり
「バブルなくして、崩壊なし😁」
である
例えば、
今から7年前の2012年に「欧州危機」というものがあった。
実は、国の財政状況をごまかしてEUに加盟し、その後も、財政状況を偽り続けていた、
という事が発覚!
それにより、株価は暴落(高値から1/11)し、経済がとてつもないダメージを受けた。
さらに、それが周辺諸国へも影響を与えた。
というものであった。
当時、世界中のマスコミが
国会議事堂前で、警官隊な向かってデモ隊が火炎瓶を投げていた映像を覚えている客人もいるのではないだろうか?
当時、世界中の株価への影響が露骨に出た事で注目を浴びたが、日本の報道ではここまで。これでは他国に学びようがない。
「外国は大変だ。日本はどうなんだ?
大丈夫そうだ。あ~よかった」
でおしまい。
そもそも、放漫財政がばれたのはキッカケにすぎず。ギリシャショックの本当の理由は、その前にあった「不動産バブル」の反動である。
つまり、「良くなりすぎた」から
その反動で「悪くなった」わけ。
当初からEUに加盟していたギリシャは、
リーマンショック後の低金利と、加盟国ドイツの信用度の高さを利用して、資金を借りて不動産を購入する、いわゆる不動産バブルが起きていた。株価も上昇率は3倍に達し、株で儲けて不動産を購入するのが流行った。
そう、今から30年前の日本のように。
しかし、当時の日本と違うのは
産業を活性化し、経済成長率を高める事なくして、資産価格が上昇していた事だった。
つまり、それ自体に無理があった。
例えるなら
ヨーロッパのEU家において
ドラ息子「ギリシャ君」が、
優秀な兄貴「ドイツ君」の信用を利用して、
金を低い金利でどんどん借りながら
ギャンブルに興じていたようなものである。
そして、ギリシャで政権が変わったのをキッカケに新政権が放漫財政と放漫経済を暴露し、その歪みをヘッジファンドにつかれ、急速な経済悪化となってしまった。
(※歪み=本来価値と時価(評価)とのギャップが大きい事)
しかし、幸いにもギリシャはEU加盟国として、通貨はユーロを使っていたため、ドイツをはじめとした他国に、そのツケを払わせる事で、ハイパーインフレを食らう事なく、今日まで、なんとか生き延びている。
市民も、心は荒んでおり、仕事も激減しているものの、決して貧しくはない。
アテネ市民は平均で一家に一軒は別荘を保有しており、手厚い福祉のおかげで食いっぱぐれる事もない。行政サービスは滞っているため、街に落書きが散見され、ゴミの回収も滞り気味だ。
しかし、決定的なのは、街中にはオレンジの木があり、実がなっているが、誰もそれを取って食べようとはしない。
つまり、食うのには困っていないのだ。
お金も、ギリシャ市内にある、外国の銀行か、陸続きで国境を越え、となりの国の銀行に預ければ、政府はそのお金に手出しはできない。
この事実を、マスコミがなぜ伝えなかったのかは謎だ。
おそらく、「火炎瓶を投げるデモ隊に、警察が催涙ガス弾を発射する」センセーショナルな映像を使って視聴率さえ稼げればよい。
程度にしか考えていなかったんだろう。
そんなギリシャですが、
財政状態(公的債務 対GDP比率)は、実は日本の方がひどいって知ってますか?
あれ、日本人あんまり笑えないんですよね
人間関係もそうですが、信用を積み上げるのには時間がかかるのに、
失うのはあっという間😱
通貨とは、
国の経済価値を担保に発行される
物やサービスと交換できる事を約束された
「紙切れ」
なんだけど
平たく言うと「交換券」みたいなものです。
余談ですが
「仮想通貨」はこの2つの条件を満たしていないので「通貨」ではありません。
また、ちゃんと中央銀行が発行した
「通貨」でさえも絶対的なものではなく
福沢諭吉先生の一万円札も
実際の製造原価は20円くらいなので
製造価値20円を除くと、
9980円分は、実際には一万円分全てが
「国がその価値を保証してくれるはず」
という、「思い込み」で成立しています。
この「思い込み」が揺らいだ時
通貨の暴落リスクが顕在化します
日本は単一通貨「円」です。
その価値が毀損あるいは消滅しても、
どこの国からも守ってはもらえません。
また、隣国の銀行に貯金しようにも、周りは「海」に囲まれて簡単に隣国へはいけません。
大金を持ち出そうとしても、「税関」に阻まれます。
ギリシャと同じようにはいきませんよ。
実際に想定される所として、
今から株価(一部のセクター)の
「ジエットコースター」は上がっていき、
その上昇ゆえに、2~3年後には、
下りに入っていると思われます。
リーマンショックに匹敵するかどうかは、この先の各主体の債務の膨らみ方によるんですが、
この下落により、経済的なダメージが発生します。消費が急速に縮小するため、スパイラル的に、その影響は広がっていきます。
通常、「大きな危機」の収束には2-3年程度かかり、後半になると、必ずと言っていいほど犠牲者が出ます。
それは「企業」「個人」時に「国」です。
共通しているのは、「財政状態が悪い」こと
それに「タカをくくってきた事」です。
「財政状態が悪い」とは、
「借金が多い事」だけではなく
「十分な現預金を保有していない事」
も含まれます。
てことは、日本は既に「売り」ターゲットになるための条件を兼ねそろえている事になります。
問題は、「それがどの程度か?」
という事になりますが。
仮に、その際のシナリオを提示しておくと
最初は「金利が上昇する」所から始まりまかす。
金利が上昇する場合は
①経済成長に伴う「いいインフレ」による
②一時的だが、景気の上振れによる
③「コストプッシュインフレ」による
インフレ率を担保するため
④危険性があるため、貸し手から見た
「危険負担料」が含まれている場合
残念ながら、その時の日本は③④かと
よく金融機関の方が
「日本国債は日本国内でほとんど保有されているから大丈夫です」
と言っているかと思いますが
あれ!ウソです。😱無知なのかもですが
現在、保有してないものを売りから入る手段は三つ
①保有している所から借りてきて売る
いわゆる「カラ売り」
②債券先物市場なら売りから入れます
③先ほどの「危険負担料」のことを、
と言います。
これを大量に買い付けて荒稼ぎしました。
(※①②は売りから入り、下がった所で買い戻す事で、その差が利益になります。③は効果は似たようなものですが、形は買いから入ります)
つまり、その時がくれば、いつ何時でも、「売り仕掛け」(この場合は、国債の売却による金利上昇)は可能。という事です。
ただし、売る側も、自分の売りだけでは、下がっても買い戻しに失敗するため儲かりません。
「仕掛けの売り」につられて売らざらるを得なくなる人、そういった環境要因が造成されないと、仕掛けてはきません。
なので、今すぐてはないです。
おそらく、この答えを正確に答えられるのは、一部の証券マンだけではないかと。
お知り合いの金融、保険マン、証券マン、郵貯の方に、お試しあれ。
「以前、将来日本の国債が売られて、金利が急上昇するリスクがある。と聞いたが、本それはあり得るのか?」
「仮にそれが行われるとすると、どんな方法があるのか?」
と聞いてみると、その人のレベルがわかります。
まあ、「個人向け国債」は特殊で買い取り価格が固定なので、ヤバくなってから売っても早いうちなら大丈夫だと思いますが。
余談はここまでとしまして
「日本国債が売られ、金利が上昇する事になる」というお話でしたね。
「この金利上昇」というやつが、
今の日本にとってはかなりやっかいで、
ペースと程度にもよりますが
最初、預金者の立場から好意的に受け止められる可能性があります。
しかし、
借り入れをお持ちの方
特に「変動金利」で借りている方は、
徐々に顔が青ざめてきます。
なにせ、毎月の支払い額がリアルに上昇していきますから。
ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!
人にもよりますが、
程度まで上昇したとしたら、
マイホームローンの月々の返済額が、数万円~10万円程度跳ね上がる人も出るでしょう。
企業も、業績悪化と金利上昇のダブルパンチで傾く所も出るでしょう。
これによる「倒産」「ローン破産」が起きてくると、第二段階に入ります。
当初、「金利上昇」から一時的に買われていた「円」が、反転して、「円安ドル高」へと向かい始めます。
最初は徐々に、そして加速しながら。
そして、
大幅な「ドル高」は、「輸入物価の上昇」
をもたらします。
例えば、今まで1万ドル=110万円て仕入れていたものが、1ドル=160円になると160万円必用となり、およそ1.5倍に値段が上がってしまいます。
こうなると、「収入が増えないのに物価が上がる」という構図となります。
いわゆる「悪いインフレ(コストプッシュインフレ/スタグフレーション(景気悪化期の物価上昇)」ですね。
特に困るのは輸入に頼っている食品や外食。
パン(パン屋)の値段なんて、一昔前だったら、
100-150円だったのに
今や
150-250円
その頃には、一個500円ぐらいになってるかもしれませんね。パンが贅沢になるやも。
その前にパン屋が潰れそうで恐いが😱
個人的には「牛丼家」さんを心配してます。
結構好きなので😅
もちろん、「終わり」にも「終わり」があります。これが「景気循環」なのですが、
問題はそこまでに「決定的なダメージを受けているかどうか?」じゃないでしょうか?
考えるべき事は「投資」に限りません。
ローンを借りている人は「固定金利」への変更を検討するべきですし、
今から家を購入する人は、そもそも買うべきかとうか、資金繰りをどうするかはとても大事な事です。
今から15年ほど前から、私がお客様に警告してきた、「相続税対策や資産運用のために、安易に借り入れを起こすのはやめるべき」
という事も、様々な問題が露呈してくるにてれ、徐々にその意味をわかる方が増えてきているような気がします。
これは
不動産運用自体を否定する訳てはありませんが、
①その価値を推し測る事もてきず
②将来に渡る価値の変化を推し測る事もできず
③発生しうるリスクを想定し、
その対策を予め用意しておく事もできず
④一番危険な「金利上昇リスク」や
「入居者が確保できないリスク」すら、
理解、想定できないようでは
単なる「崖の上の綱渡り」にしか見えない。
他にも、不動産に限らず、想定リスクはたくさんあるのてすが
日本人のよくない所として
「リスク」と聞くと、
途端に腰が引けて、何もできなくなる。
というのがあります。
次回の危機の最終的な被害者は、
そういった方です。
そもそも、
「現金自体も、その価値が変動し、リスクのあるものである。」
という事をご存知ないようなので。
世の中の全てのものには、
「本来価値」=「現在価値」+「将来価値」
があり、それは、ほとんどの場合
「時価(取引価格)」とは異なる
また、見えてないだけで、
必ず「リスク要因」が存在する
という事は、覚えておくべきだと思います。
また、そう遠くない時期に到来するであろう
「危機」に対して、対応する力をつけるためにも、また、その時に必用な資金を確保するためにも「運用」は万人が行うべきだと思います。
別に、金額的に「全力投球」しろと言っている訳ではありません。
特に初期の頃は少額で「お試し」から始め、徐々に増やしていく方がいいと思います。
ただ、その一方で
「それなりの金額」て行わない限り、本気で勉強しようとも思わないでしょう。
という事もあります。
この辺は、各人の「自己責任」に基づいて、決定するのがいいかと。
最後に
「運用」
(ただ売買するだけの運用もどきではない)
をする「儲ける」以外のメリットについて
①経済活動に関わる事で、
自身の仕事も含め、自分の位置付け
や役割が明確になり、
「親和欲求」が満たされる、
②人生におけるリスクを予測し対策が打てる
③他人やマスコミに惑わされない、
「真実を見抜く目」や「 判断力」がつく
④最終的にやる事は
「何を」「どれだけ」 「買う(売る)」
の指示(入力)のため、物事の決断力もつく
⑤「知識欲求」「承認欲求」が満たされる
⑥人より早く「先に起こりうる事」に気づく
⑦人生、進路相談等で人の役にたてる
子供、孫の就職のアドバイスとかね
⑧自分の人生選択も間違えにくい
※これらは、「運用」すれば即身に付く訳ではなく。こういった事を意識して、学びながら実践する事で、その力が徐々についてくる。とお考え下さい。